平泉 奥州藤原氏のミイラ

これ、歴史のカテゴリーに入れます。
2～30年前には確か無料で奥州藤原氏のミイラ学術調査の記録映画が見れたように記憶している。それとも百円程度取られたっけ？忘れた！私も見たが白黒の解像度の良くない画像で、綿か布みたいな中にご遺体が確認できるって印象だった。

人類学に興味を一時示した事もあり、骨格研究で有名な鈴木尚先生の著書も２冊ほど買って読んだこともあったけど、その中にも秀衡と泰衡の首級のミイラの写真があった。泰衡の首級のミイラは（五寸釘によって）眉間に穴が開き、鼻は削がれて耳の辺りから深く切られた痕が分り、かなり痛々しいです。
藤原氏のミイラについては人工ミイラ説と自然ミイラ説があるみたいですが、そのご遺体の方が義経を庇護した歴史上の有名な秀衡公であることは事実。ただこれも中尊寺に伝わる記録とは違って、秀衡公・基衡公のご遺体は実は逆なのではないか？との説もあって、どうもそれが有力みたいですが、ややこしくなるから省略します。しかし双方とも当時としては大柄で太鼓腹の似通った堂々たる体躯です。調査員の一人であった作家の大佛次郎が秀衡の堂々たる体型のご遺体を見て「北方の王者だなぁ」と口にしたのは有名な話。

平泉方面はよく通るけど最近、寄っていない。特に４号線の新しいパイパスが出来て以来全く。
近々また再訪してみたくなったなぁ。と思う反面、どこ行っても参拝料やら駐車料金が発生して参ってしまう。個人で行った人たち、家族で全部見て回るとなるとわずか２～３時間で大金が飛んでいく！それを思うと…あの料金設定、何とかならないものかねぇ。料金見てためらう人も、けっこうな人数になると思うな。すみません、貧乏ったれで（＾＾；
だから次にこの方面を訪問したときは平泉には寄らず、隣接する有料化されていない衣川地区の名所や遺跡に目が行き、金をほとんどかけずにそちらを楽しんできました。観光客もいなくて何にも無い殺風景なところばかりだったけど、いろいろ歴史的なシーンを想いめぐらしながらの散策は楽しかったです。