日野土地家屋調査士・行政書士事務所のブログです。最近は更新滞りがちだけど、もう1年半以上も続いてます!これで良いのだ♪

宮城県石巻市で土地家屋調査士・行政書士事務所を開業してる好事家オヤジです。ただコメント不可に設定してますので悪しからず…

男はつらいよ(寅さん)

2011年11月06日 | 特撮・アニメ・TV・映画
ある高名な方の講演で聞いた事がある。ドラマや映画でカメラアングルやシーンが次々変わったりする俳優は台詞を覚えられない俳優さんなのだと。ひと言しゃべってはカット!の連続なのだそうである。それをつなげて映像を作ってるもんだから、自分でもどんな流れのシーンなのか、それじゃ分らないよね。
2年ほど前から家族で寅さんにはまってしまって、毎月1個のDVDを買っては、今ではコレクションも20話を超えてる。寅さんの感心するところはアドリブも含めてだろうけど、長い台詞を一つのカットで延々と撮られているから、映像を見ていても自然な流れの感じがして疲れないのである。それは他のベテラン共演者の方々についても同様のことが言える。

おいちゃんが3人代わってるけど、初代の森川信さん(第1作~8作)、二代目の松村達雄さん(第9作~13作)、三代目の下條正巳さん(第14作~48作)、それぞれアジがあって良いですね~。本当はずっと森川さんで行く予定だったのだろうけど、60歳そこそこでお亡くなりになったのが残念。この森川さん、寅さんのおいちゃん役でも有名だけど、我々の世代だと「奥様は18才」での校長先生役の印象も強かったなぁ。高木先生と生徒である新妻のアスカを「君たちのことがバレたら、私も学校を辞めなくちゃならない。いいですか~?いいですね!気をつけて下さいよ」といつもワンパターンで諭してるシーンが印象に残ってる。
それと感心するのはさくらと博の夫婦。こんな兄弟想いの出来た夫婦っていないね~見習わなきゃって感じ。
できた妹とダメ兄貴って対比させたあんな人物設定なのだろうけど。


さて寅さん映画の男はつらいよ、特に好きなのが
◎第1話(光本幸子):さくらが可憐すぎて可愛くて…こんな妹を持って寅さんは幸せです
◎第6話の純情編(若尾文子):ラストの駅でのさくらとの別れのシーンの台詞、永遠に謎…
◎第10作の寅次郎夢枕(八千草薫):八千草さん、お美しいです。米倉斉加年さんが面白い
◎第13作の寅次郎恋やつれ(吉永小百合):吉永さん可愛い…あとお父さん役の宮内精二さんが良い!
◎第17作の寅次郎夕焼け小焼け(太地喜和子):名作!太地喜和子さんのあの開けっ広げの明るさが良い
◎第18作の寅次郎純情詩集(京マチ子):最後は悲しいけど…
◎第22作の噂の寅次郎(大原麗子):志村喬さんと寅さんの旅先での再会が印象的
◎第25話の寅次郎ハイビスカスの花(浅丘ルリ子):ラストの再会の至福のシーンが最高
◎第27作の浪速の恋の寅次郎(松坂慶子):関西芸人総出演って感じで面白い!
◎第29作の寅次郎あじさいの花(いしだあゆみ):寅さん、チャンスを棒に振って惜しい!
◎第32話の口笛を吹く寅次郎(竹下景子):寅さん自ら身を引いて…コレも惜しい恋
◎第36話の柴又より愛をこめて(栗原小巻):タコ社長の娘のあけみ(美保純さん)とのやりとりが面白い



晩年の渥美さんは加齢に加えて病身をおしての演技が痛々しく、私は渥美清さんが60歳を過ぎたあたりからの「男はつらいよ」は見ないことにしている。寅さんファンとしては見るのはつらいよ…。


寅さんはまだ日本中を、延々とアテのない旅を続けているんだろうなぁ…
なお画像は今までネットから拾った私のコレクション画像から使わせていただきました。