羽村の堰

2014-06-12 | 多摩の風景



 前回に続いて自転車で走った記録です。
 今月5日に東京地方が梅雨入りして以降、連日のように雨の日ばかりですが、今日は午後から雨が止み、晴れ間も見えました。梅雨の時期は走る機会も少なくなるので、午後3時からでしたが多摩川沿いを立川から上流に向かって走ってみました。
 上の画像は、出発時の立川市内から奥多摩方面を望んだ様子です。晴れ間といってもやや暗い感じです。

 今回は、前回よりも少し上流の<羽村の堰>を目的地にしてみました。 地図で表すと下の中央部分です。

 連日の雨で、多摩川の水量も増えていました。上の画像は羽村堰の様子です。普段なら画像中央辺りはコンクリートの川床 が見えると思います。

 中州にアオサギが居ました。流れが速くても捕食するのか?と思って見ていましたが、5分間くらい待っても同じ位置から動きませんでした。

 右岸から玉川上水の取水口を見たのは初めてです。
 画像の右・手前側は固定の堰になっていますが、奥に見える堰は、<投渡堰> という可動堰方式で、堰の支柱に丸太や砂利などを柵状に組み上げ、多摩川が増水して玉川上水の取水堰が破壊される恐れがあるときには、丸太や砂利を多摩川に流して取水口を守る構造になっているそうです。
 玉川上水が造られた江戸時代には、堰はこんな大がかりな構造にはなっていなかったのですが、この形になったのは明治33年ということですから、これも近代遺産だと思います。 

 ↑右岸側の固定堰構造の部分です。増水してとても勢いのある水流ですが、しっかり機能していて流れが溢れ出ないようになっていました。

 河川敷に木製の構造物が幾つか並んでいました。これは<牛枠>というものだそうです。これも川の流れを緩やかにするためのものですが、いつから羽村に置かれたかは分かりません。古いものでは奈良時代からあった所もあるそうです。

 ↑牛枠の解説碑が川岸の遊歩道に置かれていました。砂利を支えにしたり重しにしたりと、工夫が重ねられています。 

 ↑今回の行程です。今回は行きは多摩川沿いのサイクリング・ロードを、帰りは所々で市街地の一般道路を走ってみました。


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