昨日の夜は前々回の記事でも書いた“Live & Healthy Bar Guimar(ギマーラ)”さんに行きました。
上の画像は、Guimarさんの上の階でギター教室を開かれている松下先生の愛用のギターです。45年ほど前にスペインで手に入れられた手工ギターとのことで、何度か修理や調整を経ているそうですが、風格を感じさせてくれます。大きなホールで演奏するときも、マイク無しで聴いてもらえるくらい<鳴る>ギターだそうです。Guimerさんはライブハウスでもありますから大きなホールとは違い、ギターの音も小音量で充分ですが、小音量なりに綺麗な音を聴かせてもらいました。
先生がギターを買うにあたって、スペインのギター職人の人たちの工房をご覧になり、その丁寧な仕事ぶりに感心されたそうです。例えば、ボディでもネックでも、扱う木材を音を立てないくらい丁寧に置いたり、持ったりしたり、来客があって様々な音が発生する場合は、その日の作業をその時点で終わらせたりしたそうです。当然、楽器の完成までにかかる時間も長くなり、完成まで半年くらいかかるそうです。
そんなギターを手に持たせていただきました。スチール弦のエレキ・ギターやアコースティック・ギターしか弾いたことがない私ですが、恐る恐る抱えてみると、とてもバランス良く抱えられ、ナイロン弦を押さえる左手も持ちやすく感じられました。
でも弾いて出てくる音は先生が弾くものとは雲泥の差です。私にはピッキングやフィンガリングだけで小さな音から大きな音まで自在に操ることなどまだまだできません。いつか弾けるようになりたいものです。
もう一つ、Guimerさんで珍しいものがありました。ギターの手前に置かれた半円状の木工品ですが、これはギターを演奏する際に左足を載せる足台です。松下先生が考案されたもので、通常は固定される床面を円形にすることにより、より演奏しやすい足の位置を保てるそうです。
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Guimerさんには当日の昼間に伺うことをお知らせしたのですが、夜には誕生日用にケーキ(ティラミス)をご用意していただいていました。お店でこれはサプライズです。お店のマスターMinolさんに感謝です。ありがとう。