地元の写真を使って

2015-01-10 | 多摩の風景



 今朝の東京多摩地区はかなり冷え込みました。
 2月の方が実際の最低気温が低いと思うのですが、 1年前まで特別養護老人ホームで夜勤をやっていた感覚では、1月10日前後が一年で最も寒く感じる時期だったと思います。
 寒かったのですが、朝7時前に昭島市内と立川市内で何枚かの写真を撮ってみました。上の画像は夜明け直後の多摩川河川敷から見た富士山の方向です。

 ↑ズームアップしてみました。
 立川や昭島辺りからも富士山は良く見えますが、住宅街の中では建物や電柱・電線などが一緒に写ってしまうので、多摩川河川敷辺りの方がスッキリ撮れると思います。

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 富士山の写真を撮りに行ったのは、職場の機能訓練型デイサービスのご利用者様の間で話題になったことからです。

 『今朝の富士山はとても綺麗だったわ。冬はクッキリ見えるわね』

 と、一人のご利用者様から話題が出て、しばらく富士山の話題でお話しが盛り上がりましたが、その中で、

 『私の家は囲まれているから見えないわ...』

 と、残念そうにおっしゃる方がいらっしゃいました。
 家から富士山が見えるのは、とても恵まれていると思います。この地域のあちこちのお宅や身近な場所から見ることができるのですが、そのようなお宅ばかりではありません。

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 先月から週に一枚のペースで、地元で撮った風景写真を葉書サイズでプリント、ファイリングしたものを、ご利用者様が手に取りやすい場所に置いています。

 『これは何処なの?』

 『ここは〇〇公園でしょ?』

 などと、話題にしていただけています。
 今の仕事に就いて、ご利用者様の暮らしぶりを伺うと、想像していた以上に行動範囲が狭いと感じています。
 「去年までは近くのお寺に初詣に行ったけど、今年は行けない」というような方がとても多く、中には外出するのは通所のときくらい、という方もいらっしゃいます。体力的なことと、気持ちが向かないことからだと思います。
 せっかく機能訓練型デイサービスに通所していただいて、歩くことができ(るようにな)るのですから、その力を活かせるようになってほしい、身近な場所に興味を持ち、行ってみたくなるような気持ちが生まれ、少しでも外に出るきっかけになることを願ってます。
 今朝の富士山の写真は来週用の一枚です。

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 写真もストックしておかないと間に合わないことがあるので、<郷地(ごうち)稲荷神社>というところでも写真を撮ってみました。

 この辺りが<郷地村>だった頃から地元の氏神様です。
 ここには樹齢約400年と言われている大きなケヤキがあります。何度もの台風で枝が折れてしまいましたが、それでも支えられながら健在です。

 その大ケヤキは神殿の裏手にあります。このケヤキの向こう側は崖になっており、その際からも富士山は望めます。

 説明書きに依ると、神社の創建はケヤキより100年以上古そうです。昭島市内でもかなり昔から人が住んでいた地域だったことが伺えます。


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