
昨夜は7時から汐留の浜離宮朝日ホール、
「泉原(いずはら)隆志 ヴァイオリン・リサイタル」に
行ってまいりました。

泉原さんは30代半ば、
歌の先輩のお知り合いのご子息いう、
ほとんど他人の関係ですが、
6年前、ハンブルグ留学直前のコンサートにも
お招きいただき、その少年のようなたたずまいに
心酔してしまったのでした。
「ゲゲゲの女房」の向井理さんに似ていらっしやいませんか?

現在は京都市交響楽団のコンサートマスターとして活躍なさっていて、
すっかり逞しく成長され、さらに
磨き上げられた演奏を聴くことができました。
音楽にはうといノイバラですが、
すみずみまで神経の行き届いた
素晴らしい演奏だったと思います。
私はオーケストラよりも単独の楽器演奏が好きなので、
静かに、豊かに、また強く奏でられる金色の音色に
集中することができました。
ピアノ伴奏は鈴木慎崇(よしたか)さん。
***プログラム***
・オペラ「金鶏」による演奏会用幻想曲
(リムスキー・コルサコフ作曲、E.ジンバリスト編曲)
・ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ニ短調 作品108
(ブラームス)
・詩曲 作品25 (ショーソン)
・ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 作品18
(R・シュトラウス)
アンコール曲は2曲。
・チャルダッシュ(モンティ)、
・アヴェ・マリア(グノ―)
******
朝日ホールは朝日新聞社のビルの中にあります。
ホールは音響がとてもよいように思いました。
汐留駅から浜離宮方面に少し歩きます。
*****
さて、欲張りノイバラがコンサートだけで
終わるはずがありません。
早めに家を出て、周辺をお散歩することにしました。
楽しみにしていたハンス・コパーの展覧会は
前日で終わってしまい、残念な思いをしましたが、
汐留といえば、日本テレビではありませんか!
ゆりかもめに乗ろうか、浜離宮散策にしようかも迷いましたが、
ゆりかもめは以前乗ったし、浜離宮は歩くには暑い・・(・ω・;A
汐留駅できょろきょろしたところ、ビルの足元に
不思議なモノを発見したので、
そちらへ行ってみることにしました。

宮崎駿デザインの仕掛け時計です。

3時間に1度動くらしいのですが、
残念なことにタイミングを逃し、
動くところは見られませんでした。






この奥に見えるのが日本テレビのグッズを販売している「日テレ屋」。

購入の「魔女の宅急便」黒猫ジジの
タオルハンカチとストラップ。

新橋の停車場跡。テレビでは見たことがありますが・・。
早めの晩御飯。
汐留シティセンター「PRONTO IL BAR」 で

夏野菜のスパゲティ \700
タコ、オクラ、大根おろし入りポン酢味の冷製パスタ。
なかなかはっきりした味でおいしいのです。
向かいのリブロで塩野七生『絵で見る十字軍物語』購入。
そうこうするうちに、さきほどのPRONTOが夜の部に変身、

アルコールOKになったので、 ビールとおつまみセット \630
『絵で見る十字軍物語』は
十字軍遠征の場面を描いたギュスターブ・ドレの絵、
小口木版画で刷られたものに塩野七生が解説を加えています。
地図つきなのでわかりやすい。
楽しい本を読みながらビールを飲むという至福の時間です・・。
15世紀大航海時代が始まるまでの
11世紀からのキリスト教vsイスラム教の戦いです。
オンラインゲームで大航海時代の地中海をうろちよろしながら
交易したり冒険したり、美術品の収集をしたり、
甲冑兜で武装して戦ったりしているのです。
武器は長剣と爆薬など、戦う女、ノイバラです(笑)
地中海沿岸の地図は、おおっ、わが庭というくらい親しいのです。
さんざんカイロ付近で海賊に略奪されているので、
本の詳細な地図を見ながら、
「うーん、このデルタ地帯はヨーロッパの人にはきついよなー」
「そうかー、このあとオスマン・トルコの勢力が強くなったのかー」
などとひとりごちたのでした。

外に出ると、風が強い。
潮の香りがしました。
盛況でびっくり、息遣いが聞こえる熱演でさらにびっくり、なかなか良い演奏会でしたね
ちなみに 同僚は向井クンとは 似ても似つかぬフツウの人です 残念
会場ですれちがっていたかねしれませんね。
よいひとときをご一緒できて幸せです。
演奏会後、歌のお友達は残られて、
でてこられた泉原さんとお話なさったそうです。
私は遠いので早めに失礼したのですが、
残念・・(*^_^*)