☆農園ビギン☆~笑う門にはイモ来たる~

新潟小千谷市で野菜の直売とサツマイモお菓子を作る農園ビギンのつぶやきブログ☆

笑いの活力

2011年03月17日 | つぶやき・・・聞いてくれたら嬉しい☆
11日の地震の後からずっと
すべての放送が地震についてやっていたはずなのに

いつの間にか
バラエティもやってる・・・

先日の夕方のバラエティを見た時
ものすごい違和感を感じました。

そう感じるのは私だけかもしれない・・・

待ってました、と喜んでいる方も多いかもしれない・・・

これはあくまで私の個人的な感情。
まだ日本中で避難生活をし、安否のわからない大切な人を思い、不安な夜を過ごしている人たちがたくさんいるのに、なぜこんな時に?不謹慎じゃないの?
まだまだまだ
私たちはもっと「知る」べきじゃないの?
目を背けてはいけないんじゃないの?


でもね
いろんな人と話しました。
いろんな感情を知りました。

同じように被災した家族にも聞き、「笑いの活力」について考えるようになりました。

義母は必死でボランティアの炊き出しでおにぎりを握っている時、他県から来た消防隊員の方の地震とは関係ない笑い話に救われた、と言っていました。

避難所では集まれば、地震の時の悲惨さ、毎日の不安、悩み、苦痛・・・
そんな話ばかりで楽しい話なんて、もちろん出ない。

みんなが下を向いて、暗い顔をしていたけど、その方の明るさに救われ、みんながその人のそばに行って話をしたがった、と言っていました。

みんなね
心も疲れているの。

そして
わかっているの。


泣いてなんかいられない

「笑い」が欲しい。
心は笑いが欲しいんだって。
人は苦しみだけでは生きていけない、笑いがないと生きていけないんだって。


私はまだ

苦しくて苦しくて、毎日ラジオを、テレビを、、ネットを見るたび
一緒になって泣いてしまう

悲しいニュースを見ると、自分が被災した時を思い出し、感情移入してしまう。

でも、
被災していない私達が、心まで被災してはいけないんだ。

そうだ!
慰問しに来ていた人はみんな笑っていてくれた

その笑顔に救われた。

社長にも言われた
「あんたの特技は笑うことだろ?」
これからはみんなが復旧、復興を考えていかなければならない。






日本全国の人が「今、自分にできること」を考えてると思います。

何かしたいけど何もできない事にもどかしさを感じてると思います。

最近感じるだれにでもできることの一つはこの日本の歴史に残る大震災をしっかりと記憶に残すこと。
この災害を明日は我が身と心にとめて、そして後世に語り残すこと。

「無関心」がいちばん酷い事だと思うんです。
同じ日本人として自分が被災していないから、関係ない、なんて言ってはいけない

連日の災害の報道に気分がめいってしまう気持ちも分かります。

日を追うごとに報道も少なくなり、いつのまにか現場の状況を知る機会がなくなります。
テレビも今後、バラエティーとか通常放送になって、関係ない芸能人が結婚した、離婚したって話も出てくるのでしょう。

でも
今しか知れない見れない大災害の全貌を私達だけじゃなく未来の子供達を守るためにも、関心をもって、しっかり記憶に焼きつけていかなければならないと思うんです。

中越大震災の後、初めて実家に帰った時
新潟で地震があったことが、もうすっかり過去のこととして、誰もがあまり関心を持っていないことに驚きました。

それもそのはず
テレビでは当たり前のようにバラエティ

現地の様子を映している番組はありません。
懸命に避難生活、仮設住宅での暮らしをしている様子は分りかねるのです。

「知ること」
「関心を持つこと」
「記憶に残すこと」
「それをしっかり伝えること」

風化させてはいけない

これから戻りつつある日常の中で、この気持ちは持ち続けたいと思います。



「・・・らしくない。笑え、笑おう、笑いたい」




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