☆農園ビギン☆~笑う門にはイモ来たる~

新潟小千谷市で野菜の直売とサツマイモお菓子を作る農園ビギンのつぶやきブログ☆

魔法のけむり

2011年09月27日 | miyaくんのつぶやき・・・
むかしむかし
あるところに
さつまいもが大好きな村人イモ子がいました。

秋が訪れるとさつまいもの収穫を心待ちにして、いつもそわそわしていました。

そんなある日

「けいとら」という車から

「えーーーーん、僕たち車から降りられなくなっちゃったよーーーー」

子供達が泣いている声が聞こえました。


イモ子さんが
「どれどれ、私の肩につかまりなさい」

肩を差し出し

無事に車から降りることができました。

「ありがとう。助けてくれたお礼にボクのお気に入りのはたけに連れていってあげるよ」
小さい方が言いました。

助けた子どもに連れられて行ってみると、そこは大きくて広いネギ畑でした。


「ほらね!こ~~~んなにたくさんのネギがあるんだよ!」

「好きなだけ食べていいからね」


今までさつまいも畑しか見たことがなかったイモ子さんは踊るような気持ちでネギを収穫していました。

「まるで夢の世界だわ」

ふと周りを見渡すと、これから収穫が始まるカリフラワーもたくさん植えてありました。

「おーーーーーーーーい、こっちにもおいでよーーーーーー」

助けた子供の大きい方が呼んでいます。


これが

どんどん大きくなっておいしいカリフラワーになるのね・・・

そう思うと
イモ子さんは夢の畑にどっぷりハマってしまいました。


さつまいも大好きなイモ子さんでしたが、野菜も大好きなため、さつまいものことを忘れてしまうほど
カリフラワーやネギ達が魅力的でした。


「ずっとこの畑にいてよーーーーーー」
大きい方が言いました。


「ネギがあればおいしいおそばやラーメンがさらにおいしくなるんだよ」
小さい方が言いました。


その畑の世界はイモ子さんにとって夢の世界でした。



「やっぱり私はさつまいも畑に帰らなければなりません」
引き留める二人の申し出を断り、愛するさつまいも畑に変えることを決めました。

すると


「じゃあ 最後にぼくの仕事を手伝ってくれませんか?ニコ☆」
さわやかな笑顔の青年ミヤが声をかけました。


「これからここに「まほうのくすり」を撒くんです」

虫がつきやすいカリフラワーに「まほうのくすり」をかけて「ぼうじょ」するらしい。

「ほら、こんな風に!」

青年ミヤは

まるで魔法をかける方に

「まほうのくすり」をあっという間に撒いていました。

「ハイ!私もがんばります!!!」

そう言ってイモ子さんが近くに寄った



瞬間














「イモ子さんの場合
この薬がかかっちゃうと年取っちゃいますけどね、ニコ☆」


し、しーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん









んなわけあるかーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ずるいよ、ずるいよ。
20代の自分は薬がかかっても、年なんて取らないって言うくせにーーーーーーーーーーー

「防除」の薬くらいで年取ってたまるかーーーーーーーーーーーーー





いうわけで
ネギの草取りとカリフラワーの防除をしました。

ネギはただ今最盛期☆

おぢやの老舗おそば屋「わたや」さんでも農園ビギンのネギを使用が始まりました☆

カリフラワーは10月下旬くらいの収穫になりますよーーーーーー

葉物野菜に防除は大切な仕事!!!!
農園ビギンの野菜は「無」農薬ではありません。
「低」農薬栽培です。

消費者の方には「無」が絶対良いって思っている方もいらっしゃると思いますが
必要最低限の「防除」がなければ、おいしい野菜にならないものもあるんですよーーーーーーーー

人間だって病気になったら薬を飲むでしょう?

病気になる前に予防注射を打つでしょう?

ただ「筋肉増強剤」や「悪い薬」や「薬の乱用」はしちゃだめってこと

野菜に対しても同じ考え☆

そんな気持ちで防除してますよーーーーーー










優しいイモ子さんに暴言を吐いたミヤ青年

畑を移動しようとして「けいとら」を動かすと

ぬかるんだ畑にハマってしまいました。

「た・たすけてくれーーーーー」
ミヤ青年が助けを求めると

「私が助けてあげましょう」

シャチョ村長が「魔法のきかい」をもってきてくれました。



「ミヤくん
イモ子さんの言うことを聞いて、さつまいもにすべてを捧げるんだぞ」

「はい。誠心誠意をもってさつまいもに人生を捧げます!!!」

そういうと

無事に「とらくたあ」によって「けいとら」が救出され

その後イモ子さんのためさつまいも掘りを毎日毎日頑張りましたとさ。

おわり

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