ELLの足跡

人は最後は一人だという・・・でも、・・・今は妻が傍にいてくれる・・・

患者は医師の言葉や治療法を信頼しきっています・・・

2015-11-01 | 梅肉エキス
血液をサラサラにすることにより<br>
          身体の中から活力がわきます<br>
            飲み続けることで<br>
                インフルエンザの予防も・・・





不治の病を患ってると知った時、精神的に耐えられるでしょうか・・・

私は精神力が弱い人間ですから・・・多分、耐えられないと思います・・・が、

耐えられなければ如何するんだろう・・・それすら解りません・・・


且つて、このブログで書いたことのある女性・・・

最後の砦として、信頼し頼り切っていた世界的な脳外科のゴッドハンドともいわれる名医

その医師にも、見放された時には呆然とし歩き続け・・・

我が家に電話を入れてきて「今から寄せてもうてもいい?」と

掛ける言葉すら見つからないまま世間話をしていたのを覚えてます・・・


それから何年も経ちます・・・それからも何回も手術をし、

生きることへの執念を絶やすことなく頑張っている彼女を見ていると

私達夫婦の方が生きる元気をもらっています。


患者は医師の一つ一つの言葉に敏感やと思います・・・

薬にしても、医師が出す薬は、すがる思いで信頼して飲むわけですよね

そんな薬も副作用は付きまとうわけです・・・

根拠のない甘い言葉や薬の副作用などには一段の慎重さを持っていただきたいと思います


今朝は、新薬の副作用に関する経験談を転載してみようと思います。

~以下、10月30日読売新聞朝刊より抜粋~

 医療ルネサンス
薬害の背景    


新薬の副作用対策 厳重に
次女三津子さんの思い出を語る近沢昭雄さん
次女の三津子さん(手前写真)との思い出
を語る近沢昭雄さん。三津子さんは「ぬ
いぐるみが好きで、甘えん坊だった」と
いう(さいたま市の自宅で)
 さいたま市の近沢昭雄さん(71)は17日、次女三津子さんの墓前で手を合わせた。「ミーコ、守ってやれずにごめんね」。31歳で命を落としてから13回目の命日。昭雄さんの罪悪感は今も消えない。

 三津子さんは2001年、肺がんと診断された。抗がん剤の効果は上がらず、他の治療法を探していた昭雄さんは02年春、発売予定の肺がん治療薬「イレッサ」の記事を目にした。

 がんを狙い撃ちする新しいタイプの薬だった。「夢の新薬」との前評判。世界に先駆けて日本で最初に承認されたことも画期的だった。昭雄さんは医師に相談、「自宅で服用でき、副作用は無い」と言われた。発売直後の8月から三津子さんは新薬を使い始めた。

 1か月後、がんは小さくなった。宝石デザイナーを目指し、働いていた宝石店を休職中だった三津子さん。「仕事に戻れるかな」と久々に笑顔を見せた。

 だが10月3日、定期検査で肺に異常が見つかり緊急入院。症状は急激に悪化、呼吸が荒くなった。「もっと酸素を」。息も絶え絶えに酸素マスクにつながる壁の通気口をにらみつける。昭雄さんは必至で医師にすがったが、なすすべはなかった。横になれず上半身を起こした姿勢のまま、三津子さんは息を引き取った。

 肺に炎症が起きる「間質性肺炎」という副作用だった。昭雄さんは「安らかに眠りにつかせたかった」と悔やむ。発売開始から半年弱の12月時点で副作用死は100人を上回り、厚生労働省は投与開始から4週間、入院して専門医が厳重に副作用をチェックするなどの通知を出した。

 イレッサは今も肺がんの治療薬として医療現場で使われている。対策が取られたことで、05年以降の副作用による死亡者は年80人以下となっている。

 今、政府は成長産業の育成のため、医薬品の開発支援に力を入れる。新薬の安全性、有効性の審査の迅速化も進む、画期的な薬の登場が期待されるが、医薬品医療機器レギュラトリーサイエンス財団理事長の土井脩さんは「新しいタイプの薬こそ予期せぬ副作用が起きる可能性が高い。市販直後は、使用を治療経験が豊富な病院に絞る、全使用患者の状態を把握するなどを徹底するべきだ」と話す。

 昭雄さんは各地で医学生らに講義している。「患者は新薬を待ち望んでいる、副作用にしっかり備えたうえで扱ってほしい」。医療にかかわる一人ひとりの安全への意識を育てることが薬害防止への第一歩と信じている。

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