ELLの足跡

人は最後は一人だという・・・でも、・・・今は妻が傍にいてくれる・・・

万里の長城のレンガを盗み出し、家を建てたり・・・販売したり・・・

2015-07-04 | 雑記
中国の万里の長城・・・

以前から、消失しつつあるとのニュースは聞いていましたが、

1962㌔がすでに消失しているとのことに驚きを隠せません。

全長が20000㌔という広大な範囲に存在する遺跡なので、

ある程度の自然浸食は仕方がないことなのでしょうが・・・

情けないことに、周辺の住民がレンガを観光用に売ったり・・・

自分の家の建築に盗用したりしているといいます・・・


この発想は、われわれ日本人には、到底理解しがたいことで、

余りにも、道徳心も遺跡に関する敬意も感じられない行為です。

己さえ得すればいい・・・と云う身勝手さがひいては国民性なんだと誤解される心配さえあります。

今一度、世界文化遺産という先人達の偉大な創造物を残していく努力をお願いしたいものですね。


今朝は、このニュースを取り上げてみようと思います。

~以下、7月4日読売新聞朝刊より抜粋~

損壊や消失が見られる「万里の長城」
損壊や消失が見られる「万里の長城」(2日、北京郊外で)=田村充撮影

レンガ盗難 消えゆく長城

 【北京=竹内誠一郎】中国の世界文化遺産「万里の長城」の一部が、周辺住民がレンガを次々と持ち出すなどしたために消失していることが地元メディアの報道で明らかになった。中国国内では、歴史的遺産の保護を求める声が高まっている。
 万里の長城は全長約2万1000㌔。国家文物局は現地調査の結果、明朝時代に建設された約6260㌔の約3割にあたる1962㌔がすでに消失したことを確認した。風雨による浸食に加え、レンガの盗難が相次いでいることが原因。周辺住民がレンガを盗み出し、観光グッズとして1個30元(約600円)で販売したり、自宅を建てるための建材に利用したりしていたという。

 ネット上ではこうした風潮を嘆く声が広がっている。共産党機関紙・人民日報は3日、「政府と民衆は長城に対する認識と保護意識が不足していた」と指摘。行き過ぎた観光開発などが、長城の損傷を招いたとの見方もあるという。

周辺住民が販売 明朝時代の3割失う

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