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同じ立場になった時に初めて気持ちがわかるんでしょうね・・・

2016-12-02 | 梅肉エキス
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先日、知人に電話した時・・・

電話に出た彼の声が風邪をひいた時のようにしわがれ声だったので、

「どないしたん?風邪ひいたん?」と聞いたら・・・「今病院やねん、明日話すは・・・」と


翌日、来訪してくれた彼は・・・

「実は、7~8年前の胃がんが肺に転移して内視鏡で手術したんやけど、声帯がやられてるんや」

元の声に戻るまで8か月くらいかかる・・・戻らない時は、声帯の手術をするんだとか・・・


心配した私は「仕事しても大丈夫なんか?無理したらアカンやろ」・・・すると

「仕事せなアカンやん」・・・の一言・・・二回もがんの手術をした彼の心の中は・・・

やはり、仕事に打ち込む方が楽なのかも知れません・・・私の姉もそうだと思います。


お陰様で、現在健康でいられる私には、その心理状態は理解が出来ていないと思います・・・

ただ、彼も・・・姉も・・・脳腫瘍の友人も・・・負けるな!!


今朝は、医師が患者になって気付いた気持ちに関する記事を転載してみようと思います。

~以下、12月2日読売新聞朝刊より抜粋~

 医療ルネサンス
医者が患者になって 


がん患者の孤独に気付く

 「これ、がんやん」
 肺のレントゲン写真を見た同僚の何気ない一言が、グサリと胸に突き刺さった。深い意味はなかっただろうが、レントゲン写真は自分の肺だったので、ショックを受けた。

 川崎幸病院(川崎市)の放射線治療医、加藤大基さん(45)は、東京大学病院に勤務していた34歳の時、検診で左肺の下葉に怪しい影が見つかった。自分の専門分野だけに、くっきりとした輪郭にドキッとした。
現在はすっかり回復した加藤さん


 同僚に相談しようと、自分の画像を携帯カメラで撮ってメールすると、帰ってきた1通が「がんやん」だった。追加でCT(コンピュータ断層撮影法)画像を取り、別の同僚から「しばらく様子を見ても大丈夫じゃないか」と意見をもらい、ほっとした。

 早期のがんは、一つの診断画像で白黒の判断がつかない、と医者としては分かっていたが、同僚の救いの言葉を求め、その一言に心が揺れる患者の自分がいた。「今思うと滑稽だが、それだけ医療従事者の言葉は患者にとって重いと痛感した」と振り返る。

 腫瘍マーカーやCTなど複数の検査で肺がんの可能性が高まり、結局検査も兼ねて手術し、病期1Aの初期の肺がんと分かった。

 当時、肺がん病期1Aの5年生存率は約80%で「20%は5年以内に死ぬ」ということばかりが気になり、落ち着かない日々を過ごした。術後2年半が過ぎた頃、ようやく気持ちの整理ができ、「考えても仕方のないことは考えない」と思えるようになった。

 再発するかどうかは名医でも分からない。答えの出ない問題にいつまでも向き合っていても、心身を消耗するだけだ。他に考えるべきこと、やるべきことはいっぱいあるはずだ。

 入院生活の中で気付かされたこともある、がん患者は、孤独で寂しい、ということ。「ベッドに人が訪ねてくれることで解消できる。世の中とつながっている感覚が大切」と指摘する。

 友人の来訪も嬉しいが、医者は代え難い存在で、回診で、お医者さんの顔を見るだけで安心した。自分が医師として回診している時はそんな事は思いもしなかったが、医者と患者の感覚は違った。

 手術後、がん患者の死生観の研究にも取り組んだ。がん患者の特徴として、長期的展望が持てない中、日々を懸命に生きているという姿が浮かび上がった。

 加藤さんは、家族との時間の確保を、生活の中で最優先するようになった。人生の時間が限られているのは誰でも同じだが、がん患者は特に切実に感じているのだ。
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