『かもめ食堂』や『めがね』など、荻上直子さんの映画が好きで、日頃から何度も観ては心の栄養をもらっています。
先日、「トップランナー」にて出演された荻上さんのインタビューの中で、数々の興味深いお話をされていました。
中でも映画監督として花開く前の決意に心を鷲づかみにされてしまいました。
「自主映画を作り終え、たくさんの人に観てもらうことができたことで、ふっきれた。
このまま、もし商業監督になれなくても自主映画でも一生ずっと作っていこうと決めたら、もういいやって思えた。
誰かと比べたり、お金がなかったり、仕事がないってことに焦ったりは、もうやめようと思った。
もう最後まで親の脛をかじろうと決めた。」
自分もこの先のことを考えると不安ばかりなので、とても勇気付けられました。
また、謙虚でおっとりした印象の方なのに、発言の随所に芯の強さや独特な熱いところが見えて、たとえば
「親の脛をかじり尽くした。」
「癒し系と呼ばれることに戸惑いがある。癒してなんかやるものか。」
「中学2年生まで一人で人形遊びをしていた。やめてしまったのが惜しいな。」
「将来はいかしたババアになりたい。」
と、いった言葉に思わず吹いてしまいました。
ステキですね。
荻上さんが今後どのような映画を作っていくのか、ますます楽しみになりました。
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