EVERBLUE,EVERGREEN~YU-KIのブログ~

僕の日々の出来事や飼い猫の近況、お気に入りの作品など…徒然なるままに綴るページです。ただ、思いの丈を他が為に伝えます。

広島の旅~後編

2011-04-29 22:30:00 | Weblog

                     


~旅2日目~
4月23日(土) 曇り時々晴れ

・7時 起床。雨は上がっていた。

・8時 館内レストランにて朝食。大学図書館のようなブックカフェにてまったりする。

        
             体に優しい朝食 五穀米がうれしい         ブックカフェ こういう落ち着いた空間って好きだなあ

・10時過ぎ チェックアウト。しばし散策。

・10:50 フェリーに乗って宮島口へ。車での旅再開。

・11時半 広島市街地。駐車料金を浮かすために、そごうで2000円以上の買い物をしようと躍起になる。書店で時間を食う。

・12時半 平和記念公園散策。
 原爆ドームにただただ圧倒される。そこに当時の姿のままで建ち続けることで、戦争・原爆の悲惨さを、世界の恒久平和を訴えている。

・13時~14時半 広島平和記念資料館見学。(¥50)
 原爆投下の時刻をさしたまま止まってしまった腕時計、黒焦げになってしまったお弁当、ビリビリに裂けてしまった衣類…被爆者一人一人の遺品を目の当たりにし、胸が痛くなる。
 後世にまで影響を与え続ける放射能は本当に恐ろしいと思った。
 社会科のテストで何度も出てきた非核三原則の提唱の重みを今更ながらに理解する。
 
 そういえば中学3年に行った長崎の修学旅行で、被爆体験者の生の話を聞いた時のショックは相当大きかった。日々の忙しさですぐにこういう感覚って薄れてしまうものだから、このような場所へ定期的に来ないといけないような気がする。
 出口付近に置いてある雑記帳には、東日本大震災で被災された人たちへのエールがたくさん綴られていた。

       
       これほど痛ましい建物、今までに見たことない気がする      被爆前は広島県産業奨励館だった原爆ドーム

      
   鳩の安住と平和の時計塔             鳴らす勇気はなかった 平和の鐘       外国の方もたくさん訪れていた平和記念資料館

・15時 ガイドブックに載っていた八丁堀にある「肉のますゐ」にて昼食。(特上トンカツランチ¥780)洋風なメニューをお座敷でいただく。
 近くの商店街の人通りの多さは難波~心斎橋みたいだった。市街地まで来ると普段見る光景と何ら変わりない。
 車で再出発。

・18時 尾道。千光寺公園を足早に散策。
 展望台より夕映えの尾道の町と瀬戸内の大パノラマがお目見え。夢でもこれと似たような光景を見た気がする。予知夢?デジャブ?旅に出かけると度々そういうことに遭遇する。
 ホテルの夕食時間に間に合わすためにしまなみ海道をスピードを上げて駆け抜ける。自転車で渡るとどれくらいかかるのだろう…っていうくらい長い。

・20時 愛媛県松山市にある「ホテル奥道後」チェックイン。
 先が見えないくらい廊下が長く部屋数の多さがうかがえる。
 すぐに夕食。バイキング。好きなだけ好きなものを食べて…自分にはこの食事形態が一番性に合うみたいだ。

・23時すぎ 温泉へ。健康ランドみたいにいろんな風呂があったが、閉まる間際だったので打たせ湯しか入れず。しかも、滝のように落ちてくる湯は熱すぎて、結局打たれもしなかった。

・深夜1時 就寝。

               
        創業50年以上の精肉店直営の食事処 「肉のますゐ」         安くて美味しかった 特上トンカツランチ

   
   向こうに見えるのは新尾道大橋かな            あれは瀬戸内の港湾地帯かな            桜が満開の頃にまた来てみたいな

    
      遅咲きの桜?それとも名残桜?           夕食① 欲張りなのでたくさん取ります          夕食② デザートも忘れません


~旅3日目~
4月24日(日) 曇り時々晴れ

・7時 起床。窓から見える鮮やかな新緑の群れにさわやかな気持ちになる。

・8時 朝食もバイキング。普段の朝では考えられないくらい満腹になるまで食べる。
 土産物屋をのぞくも買いたいものは特にない。食欲はあっても物欲は年々減っていってるような気がする。

・10時 チェックアウト。ホテル特製のクリアファイルをもらう。こういう実用的な物って、ちょっと嬉しい。

・13時 香川県高松市街地。片原町を散策。その間、弟はバッティングセンターで遊んでいる。
 三越に入る。見たこともない商品ばかりが並んでいる食品売り場で見たことのあるジュースを買う。

・14:45 高松市牟礼町にある「うどん本陣山田家」にて昼食。(ざるぶかっけ定食¥1100)
 さすが讃岐うどんの本場・香川県、麺のコシが強くて食べた~って感じがする。 天ぷらの衣もサクッと揚がっていて美味しい。
 弟の食べてた肉うどんも美味しそうだった。

・17時半 淡路島SAにて休憩。
 家族連れやカップルでごった返している。相変わらず人ごみの中に居るだけでしんどい気分になる。
 ここでも何も買わず、景色だけこの目とカメラに収める。

 ・18時半 三宮にて解散。


後記:気疲れってどこに行っても付きものだから仕方ない。
    それより美味しいものを食べたり、美しいものや考えさせられるものを見たりできる今の自分にもっと幸せを感じられたらいいなあと、思う。

       
 二日目のお宿「ホテル奥道後」山深いところにありました     今度は一面に広がる緑の景色         まるでモネの庭のような世界

     
       いつもこれくらいの品数食べたいな              商店街を横切る琴電                 ちょっと気になったパン屋さん

                
      のどかな所にあるうどんの老舗 「うどん本陣 山田家」             行列ができるのも納得の美味しさ  ぶっかけ定食

               
         花時計の向こうに見えているのは明石海峡大橋                         淡路島SAには観覧車も  

                         
                                       車窓から 瀬戸内海の夕景

 

 


広島の旅~前編

2011-04-28 20:58:00 | Weblog

                              

 

気が付けば桜も散り新緑の季節。
気兼ねなく楽しいと思えることをするには、まだ早い時期なのかもしれませんが、
予てより計画を立てていた旅行に弟とともに出かけました。

今回の行き先は、広島・宮島方面です。


4月22日(金) 曇り一時雨

・深夜2時 車で神戸を出発。(終始、弟が運転している)

・5時 福山SAにて朝食。(尾道ラーメン¥580)
 天かすのような豚の背脂が美味しい。適温のスープだったので猫舌の自分でも珍しくするする食べられた。
 ついでに蒜山ジャージー牛乳で作ったというメロンパンラスクを購入。(¥400)

・7時 宮島口。宮島松大汽船に乗って宮島へ。(往復券¥340)10分もかからず宮島到着。
 そこら中にたむろしている鹿に興味津々にカメラを向けていると、通勤通学中の住民の人たちが涼しい顔して通り過ぎていく。

     
       見た目よりあっさりな尾道ラーメン          1時間に4本も出てる宮島松大汽船      ここの鹿はみんな飢えている感じ

・8時 厳島神社参拝。(¥300)
 続々と修学旅行生やツアーの団体がやってきて、急かされるように進んでいく。
 夢にまで見た宮島の大鳥居は、意外にもそれほど大きくないな…と、思った。
 神社を出た所のベンチでまったりしていたら、幼い男の子が「待て~」と、おもちゃの剣を振り回して鹿を追い掛け回していて、なんだかほのぼのした気  分になる。鹿は可哀想だけど…。

       
                 鳥居と大鳥居               いい感じに常駐してる鹿            いい感じに剪定してある松

   
      この直線と曲線が美しいなと思って                 奉納その1                      奉納その2

            
                 お堂を守る避雷針?          カニの穴がいっぱい            海藻がいっぱい

・9時 紅葉谷公園より弥山山頂に向けて登山開始。
 ひたすら続く登り道に汗だく、息も絶え絶え、足取り重く何度も挫けそうになる。水分補給は欠かせない。
 弟は異様に歩くペースが速い。
 道中、人の横を当たり前のように行き交う鹿たちに違和感。人慣れしてしまえばもう野生とは言えない気がする。

・10時半 弥山本堂を参拝。
 しばし掛けてある絵馬を閲覧。人の願い事って興味深い。

・11時 弥山山頂。(標高535m)
 眼下に広がる瀬戸内の大パノラマ。曇天のため、海と空と島の色が一体化していて天空にいるような心地になる。

・11時半 獅子岩駅にて、しばしまったり。
 メロンパンラスクをほおばる。クッキー生地の食感に病みつきになる。

・12時 ロープウェー(¥1000)でかや谷駅を経由して紅葉谷駅へ。所要時間15分。
 鬱蒼とした樹林帯を見下ろし、こんな長く険しい道のりを歩いてきたのか~と、惚れ惚れする。
 しかし、リフトと同様に高所における揺れの大きな乗り物にはどうも慣れないものだ…。

   
      くぐり岩をくぐっていくと…                 頂上や~                    あっ ポルテみたいな島、発見!

         
      これと似たようなもの富士山でも見たな   石を積み上げたらいいことあるのかな      ちょっと意味深なフレーズ

    
          サルも出没するそうです                 お堂巡りができる弥山です         紅葉谷線は1分おきに運行

 ・12時半 小雨がぱらつく中、五重塔、表参道商店街を散策。
 デジカメの電池が切れたので替えようとしたら袋の音で鹿が急接近してくる。何かエサをくれると思ったらしい。怖いほど貪欲だ。
 土産物屋をひやかしていたら店員がすぐに声をかけてくるのが面倒臭い。客に干渉しない店こそ、いい店だと思うのにな…。

・14時 「くらわんか」にて昼食。(チーズお好み焼き¥830)おなかが膨れると急に眠くなる。徹夜で来たもんだから無理もないが、早く横になりたくなる。
 旅館のチェックイン時間まで海辺でまったり時間をつぶす。海の満ち引きが手に取るように分かる。

          
         紅葉谷公園付近に咲いていたアセビ   ソテツとの補色の対比が美しい五重塔       彼らに取り囲まれ冷や汗…
  
   
     いつまでも見ていたいもみじ饅頭の製造光景         レトロなポスト                   大きなしゃもじ
   
      
      ここではもみじ被ってます     もやしの歯触りが印象的な広島風お好み焼き       松の木の下で雨宿り      

・15時 宮島内にある旅館「錦水館」チェックイン。
 海が見える広いお部屋、マッサージ機や空気清浄器まで置いてあって感動する。
 1時間ほどソファで仮眠をとって頭がすっきりする。そのあと温泉へ、汗を流して身体もすっきり。

・19時 館内レストランにて夕食。店員との会話は煩わしくもあったが、お料理はどれも手が込んでいて美味しくいただいた。
 中でも牡蠣のグラタンは小粋だなと思った。外国人受けしそうな感じ。釜飯のおこげも絶妙で何杯でもおかわりしたくなった。

・20時半 傘をさしてライトアップされた大鳥居を見に行く。干潮だったので鳥居の下を歩けばよかったな…と、少し後悔する。
 部屋に戻ってきてマッサージ機に身を預けるも、やりすぎて揉み返しの痛みに泣かされてしまう。
 
・23時 就寝。外では、雨が降り続いている。
      
         一日目の「錦水館」 ちょっと贅沢しました         期待を誘うネーミング          一面に広がる海の景色を堪能 
                                                                                                                                                     
   夕食① 小柱と分葱の鉄砲和(奥)        夕食② 赤鶏のコルドンブルー           夕食③ 小茶碗仕立
           菜花と海老の白和(左)
          筍と烏賊の木の芽和(右)
      
     夕食④ 本日の鮮魚盛合せ        夕食⑤ 宮島牡蠣の西京グラタン(左)         夕食⑥ 大野浅蜊の味噌汁      
                                        かぐやうどん 山掛け(右)
                                     白焼穴子と胡瓜の重ね盛り(奥)
                                              
                     
                       夕食⑦ 名残り牡蠣の釜飯               夕食⑧ 本日のデザート
 

                            
                                      夜に浮かび上がる大鳥居

つづく…

                                


魔法のことば

2011-04-07 22:12:20 | Weblog

「ぽぽぽぽーん」の合言葉でおなじみのAC のCM。
すっかりはまってしまいました。

軽快な歌に合わせて続々と登場するユニークなゆるキャラたち。
挨拶の大切さを楽しく伝えてくれています。

イラストはドローイングペン、水彩色鉛筆を使って描きました。

 


ひとつの実が結びました

2011-04-05 20:05:15 | Weblog

私事ながら嬉しいご報告を。
第23回介護福祉士国家試験に合格しました!


思えば2009年1月から2年間、通信教育で福祉の専門学校における数々のレポート課題やスクーリング、介護実習に取り組んでまいりました。
そして今年1月に筆記試験、3月に実技試験を受験。
本番にはめっぽう弱いので、案の定緊張しすぎて100パーセントの実力が発揮できたとは言い難いですが、何とか結果を出すことができました。
大学を卒業してからというもの、ぼんやりと「自分はこのまま何もできずに終わってしまうのではないか…」などと、疑心暗鬼になっていたので、こうしてこれまでの頑張りが実を結ぶことができ、大きな自信になりました。


何を始めるのにも遅すぎるということはないですよね…
そう、これからがスタートだと思っています。
取得できた資格を生かせるよう、知識・技術をさらに磨いていかないといけないなあ…と、思っています。


 それに「自分の本を出版する」という夢もまだ叶っていません。
執筆は現在進行中ですが、遅筆のためいつ完成するのか自分でも想像がつきません。
ただ、「諦めない限り実現できる可能性はある」ということを信じて、描き続けようと思います。


どの思い出を選ぶだろう…

2011-04-03 19:43:05 | Weblog

映画『ワンダフルライフ』

 

天国の入り口で死者たちに投げかけられる質問。
「あなたの人生の中から大切な思い出をひとつだけ選ぶとしたら、いつですか?」
しかし、選んだ思い出だけしかあの世には持っていけないという…


「自分だったらいつの思い出を選ぶんだろう…」と考えて、ふと切なくなりました。


夢中になって、思い出話を語る人たちが印象的。
思い出を選べない、選ばない人が登場するのにも考えさせられます。
そして、一人一人の思い出を再現した映画を作るために奔走する職員たちの直向きな姿に心を打たれます。
死ぬことは悲しいけれど、すべてが消えてしまう前に、もしこんな世界が待っていたとしたなら、ちょっと慰められるかもしれません。


たとえ、この世に生きた証を形として残せなかったとしても、自分の中に生きてきたんだと実感できるような思い出が残せていたなら、もしくは自分が誰かの思い出の中に残っていたとしたなら…それはそれで幸せなのかもしれないな…と、思いました。


何年経っても、きっと心の片隅にぼんやりと残っている…自分にとってそんな作品です。


家族って、いいな。

2011-04-02 23:21:23 | Weblog

『家日和』奥田英朗

 

いくつかの家庭の夫婦の何気ない日常をリアルかつユーモアに描いている短編集です。

ここのところミステリーやホラーものばかり読んでいたせいか、
心が妙にささくれ立っていたのですが、この本のおかげで温かい気持ちになれました。

全編を通して著者の人間に対する優しい眼差しが感じられます。
人はささやかな幸せを求めて、自身を戒めながらも許容して、日々を紡いでいることを実感します。

読後には、ちょっと家族っていいな~と思える明るい余韻が待っています。


読書がもたらすもの

2011-04-01 20:50:06 | Weblog

映画『いつか読書する日』

 

女優・田中裕子さんの哀愁漂う佇まいに引き込まれてしまいました。
どこか儚げでありながらも芯が強く凛としているところがあって素敵です。
それは内に秘める思いの強さからくるものなのでしょうか。

学生時代に事故で親を亡くしたのを境に、恋人とも疎遠となりながらもその人を思い続け、毎朝牛乳配達を、日中はスーパーのレジ打ちという仕事をする日々を繰り返す50歳独身の女性の物語です。


まるで傍から見たら自身に足枷でもしているかのような人生。
淡々と仕事している日々の中で、周囲から「一人で寂しいと思わなの?」などと散々お節介な台詞を浴びせられても、「全然。一度も寂しいなんて思ったことないし」とか「寂しいと思うなら、くたくたになるまで働けばいいだけのことよ」って、あっけらかんと返している件が悟りの境地というか格好いいです。
ちょっと、今の自分には励みになるような生き方です。

幸福の基準って、人それぞれなんだなって、改めて考えさせられました。

結末はあまりにも悲しく、人生の無常を唱えているような感じもありますが、
田中さん演じる主人公のこれまで読み上げてきたであろう本の数々が、所狭しと部屋の書棚に行儀よく並んでいる光景を見て、妙に穏やかな心地になりました。
読書とは、彼女の生活の一部であり、生きてきた証なんだな…と、思いました。
読書が人にもたらすものって、きっと想像以上に大きくて深いものなのかもしれません。


僕も読書が好きで本に囲まれた生活に幸せを感じたりしていますが、いよいよ書棚を置くスペースがなくなり整理する時期に差し掛かっています…。