EVERBLUE,EVERGREEN~YU-KIのブログ~

僕の日々の出来事や飼い猫の近況、お気に入りの作品など…徒然なるままに綴るページです。ただ、思いの丈を他が為に伝えます。

純情きらり

2011-10-31 23:30:58 | Weblog

           


ずっと気になっていた作品、それは連続テレビ小説『純情きらり』です。
DVD-boxを思いっ切って購入し、この1か月間かけてようやく全話観終えました。


もともと小説や映画などに感情移入しやすい人間なので、案の定、感傷的な気分になりました。
それも、あまりにも意外な悲しい幕切れだったので、より一層深い余韻を与えられた気がします。
涙する場面も何度あったことか・・・タオルが手放せない状態でした。


宮崎あおいさんって、本当に上手な演者やなあと改めて思いました。
初めのうちは朝ドラの主人公にありがちなステレオタイプの元気娘なのかと思いきや、
回を追うごとにこの桜子という人物は、落ち込んだり苛立ったりしている人たちの心にそっと寄り添い、背中を後押ししたり落ち着かせたりすることのできる思慮深い女性なんだということが分かりました。

真っ直ぐなのに繊細で、華奢に見えて説得力があり…
この稀有な存在感は宮崎あおいさんだからこそ表現できたものなのかもしれません。
彼女の他の作品もいろいろと観たくなりました。


あと、忘れてならないのはこの物語の軸となっている「芸術の大切さ」。
音楽奏者や絵描きがそれぞれに夢を抱いて懸命にその道に励もうとする姿に胸が熱くなりました。
戦争という過酷な時代背景が尚更、好きなことを強く思い実践し続けることの困難さと崇高さを浮き彫りにしていました。


夢中になって好きなものを好きなだけ描いていたあの頃の自分はどこに逝ってしまったんだろう…と、ふと思いました。
今は考え過ぎたりこだわり過ぎたりして…それに嫌気がさして遠ざかっているところが多分にあります。
それでも、せっかく「できること」の選択肢がこんなにも広がっている時代なんだから、消費者として甘んじて生きていくだけではもったいない…
これからの自分に何ができるかなんて全然分からないけれど、時間が許す限り「ものづくり」をして生きていきたいなあと思いました。


秋の篠山

2011-10-26 09:22:33 | Weblog

               


先日、先輩・友人の結婚披露パーティーで篠山へ行ってきました。
久々に大勢の集まりに参加したので少々面食らいながらも、懐かしい人たちに会えて楽しい時間を過ごすことができました。


先輩・友人のご両親は、農業をされたりご自身でかまどや薪なんかもこさえたりして、自然をこよなく愛される方々のようでした。
お話を伺うと家の中の造りにも一つひとつこだわりがあるようで、こういう誰にでもできるわけではない生活を築いていけるのって素敵やなあと思いました。


すぐ近くに育てている枝豆畑があるということで、収穫のお手伝いをさせていただきました。
早速、採ったばかりの枝豆をさっと塩で揉んで茹でて召し上がりました。
実がぷっくり太ってほくほく香ばしくて、さすが「丹波・篠山の黒豆」というだけあるなあ~
「旨い、旨い」と、各々顔をほころばせながら、一向に手を止める気配を見せません。
次々に空のビール瓶も増えていきます。


よ~く煮込んだ熱々のおでんも美味しくて、もっと欲を出して食べればよかったなあと後々思いました。
とは言え、他にもみんなでついた餅(餡・よもぎ入り)や立派なケーキ、晩御飯、さらには一泊して朝御飯までご馳走になり、
まるで自分が祝福されたような気分になりました。
本当にお世話になり、ありがとうございました。


さて、朝一番、庭になっているたくさんの柿を高枝切りバサミを携え慣れない手つきで採っていきました。
旬のものは甘くて瑞々しいです。
ただ、まだその時期に満たないと勝手が違います。
そう、人生初めて渋柿なるものを口にしました。
こんなに口の中がカラカラになるものなんですね…思わず顔をしかめてしまいました。


収穫は青果だけではありませんでした。
先輩方より探検部のお話がたくさん聞けて、自分たちの時代との違いを思い知ったり、いい漫画の取材にもなりました。


あと、たくさんの子どもたちも遊びに来ていて、ふれあえたのが楽しかったです。
やんちゃくれな男の子に「肩車して~」って何度もせがまれ大変でしたが、「ちょっと好かれてるんかな??」なんていい気分になったりして…
やっぱり子どもってかわいいですよね。
また教職に専念しようかなあ…と思う、秋の篠山の一日でした。