EVERBLUE,EVERGREEN~YU-KIのブログ~

僕の日々の出来事や飼い猫の近況、お気に入りの作品など…徒然なるままに綴るページです。ただ、思いの丈を他が為に伝えます。

介護実習を終えました!

2010-08-15 02:37:46 | Weblog

              

皆さま、お盆休みをいかがお過ごしですか?
 
僕は、ようやく10日間の介護実習(8月2日~13日)が終わり、ほっと一段落ついてます。
とにかく毎日の実習日誌の記録は、一日の疲れにさらなる追い討ちをかける重労働で、6年前の過酷な教育実習を思い出させました。
 
実習先は、近所の(自宅から徒歩5分のところにある)介護老人保健施設でした。
 

終身利用が前提となる特別養護老人ホームに対し、介護老人保健施設とは、自宅復帰を前提とする利用者さんが入所する療養施設となっていて、看護、介護、機能訓練、その他医療ケアを行うとともに、食事、入浴、レクリエーション等のサービスを提供しています。
また、通所の利用者さんへのリハビリやショートステイ、デイケアも行っている施設でした。
 

少しでも多くのことを学ぶため、各部署を順繰りに実習させていただきました。
 
療養棟は、まるで病院のような雰囲気で、各部屋やトイレからひっきりなしにナースコールが響き渡る現場でした。
そのたびに、職員は、利用者さんのトイレ誘導・排泄・移動・口腔ケアなどの介助に追われます。
フロアのテーブル席に座っている人たちも「トイレ行かせて」「部屋に連れてって」「お茶ちょうだい」と、近くを通る度に要求を言われるので、それらに順番に応えていきます。
中でもほぼ寝たきり状態でトイレに行けない利用者さんを対象とするオムツ交換の介助には、視覚や嗅覚への半端ない刺激に面食らってしまいました。
 

一転してデイケアは、まるでお年寄りの学校といった雰囲気でした。
毎朝、利用者さんの自宅まで車でお迎えに行き、施設に到着後、朝の会、作業、リハビリ、体操、入浴、昼食、レクリエーション、終わりの会をして、再び利用者さんの自宅まで送りに行きます。
比較的自立された方が多く、会話を楽しむこともできましたが、曜日によって来る利用者さんが異なるので、雰囲気もその日によってだいぶ違っていました。
 
当たり前のことだけど、頑固な人もいれば温和な人もいて、お年寄りの方も一人ひとり性格が全然違うんだな~と、気づきました。
それで、性格のま~るい人って素敵やな~と、改めて思いました。
緊張感を解してくれるような笑顔、まるで幸せまでおすそ分けしてもらった感覚になりました。
 
そして、この実習で、一番の衝撃といえば入浴介助の場面でした。
全利用者の入浴を済ませるには、ほぼ一日がかりで対応しなければなりません。
僕は、午前中のみ、全部で4回その現場に入らせてもらいましたが、サウナ状態の環境の中で、次から次へと利用者さんの衣類着脱、立位動作や移動、洗浄の介助をこなしていくのです。
裸のおじいさん、おばあさんを綺麗にしていく流れ作業です。
 
汗だくになりながらもその作業を終えると、何だか自分まで心が洗われたような心地になりました。
達成感というやつでしょうか…。
 

実習最終日には、「寂しくなるね。よく頑張ってくれたのに。」と、目に涙をためてお別れを惜しんでくださる利用者さんがいて、僕にしては珍しく涙腺が緩みそうになりました。
かと思えば「これでやれやれやね~」と、開放される僕の気持ちをよく分かっていらっしゃる利用者さんもいて、笑わせてもらいました。
 

まだまだ、書ききれないことは山ほどありますが、今回経験したことをまた何かの形で表現していけたらいいな~と、思っています。
 

ちなみにこの実習で、介護福祉士・看護師・社会福祉士・介護支援専門員、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・臨床心理士の業務内容を知ることができ、とても勉強になりました。
それに意外に多くの若い人たちが介護の現場で働いているのを目の当たりにし、これまで自分が抱いていた介護職のイメージが変わりました。
また少し、視野が広がったな…と、実感しています。
 
お世話になった皆さま、ありがとうございました。
 

☆写真は、リトグラフのプレス機の上でリラックスタイムのミーナちゃんです。
 この暑さの中、台の上がひんやりして心地よいみたいです。
 
 
        「ふぁ~」                  「ふぁあ~」
 
     「ふぁあ~あ」          ごろん。