日暮らし通信


その日暮らしの生活でも、感謝しています

日頃、見た事・聞いた事・感じた事・そして言いたい事などを発信します

ハインリッヒの法則

2016年02月17日 16時37分21秒 | 日暮らし通信
日暮らし通信

■□ 写真タイトル と 撮影場所 □■

準急・池袋行き

西武池袋線秋津駅近傍にて
(撮影: H280217)



★ 写真の上でクリックしてご覧ください ★




川崎の老人ホーム施設で三人の入居者が転落死した事故で元従業員が逮捕された

最初、転落死のニュースが報道された時、私は犯人はこの男だと思ったが、状況判断しても多くの人が私と同じ考えであったことではなかろうか?

それは高齢の入居者が1メートル20センチのベランダフェンスを越えることが不可能であろうと、考えるのが当たり前だからだ

しかし、事故の重さからは考えられない施設側や警察の対応であった。特に警察側では状況証拠だけでは不十分なので、その裏付けを捜査していたのであろうが、事件発生から約5カ月過ぎての犯人逮捕だった

確かに充分な証拠が無いと逮捕状も請求できないでのであろうが、素人から見ても苛立ちを感じるに充分な遅い進展だった

そんな経緯を見ていると少しタイムスリップして、あの江戸町奉行所の大岡越前守忠相(えちぜんのかみただすけ)ならどうこの事件を裁いたであろうか

おそらくは状況証拠から直ちにこの元従業員をお縄に掛けて、吟味の上 「即刻打ち首獄門」 にして 「これにて一件落着」 と、大見えを切って事件終了となったかもしれない

今は犯行を裏付ける証拠が無いと逮捕もできないことが歯痒い気持ちになる

でもこのような事件が起こると他にも同じような事が起こる可能性は無いのであろうか?

私は会社勤めの間 「安全は全てに優先する」 と教えられたが、幾多の安全教育で何度も教えられた 「ハインリッヒの法則」 を想い出す

 「ハインリッヒの法則」 とは 労働災害における経験則の1つであり、 1つの重大事故の背景には、29の軽微な事故があり、その背景には300の異常が存在するという法則であるが、これは単なる名文では無く、蓄積された多くのデータから解析された結果でもある

そしてこの法則は一つの重大事故の背景にはたくさんの事故要因があるとの指摘でもある

今、他の介護施設などで介護ヘルパーによる入居者への暴行なども話題になっているが、多くは隠されたまま世に出てこない事例もたくさんあるはずである

さて、こんな話を聞くと、妻がお世話になっているDSの施設では何事も無いのだろうか? と、少し不安気な気持ちになってしまう

時々、妻に 「DSでは何か怒られたことはないか? 文句を言われたことはないか?」 と、問い詰めるが妻は一向にそんな事には無頓着のようで真意は判らないが、まあ何事も起こっていないのだろう、と推測するしかない

それにしても入居している高齢者をベランダから投げ捨てるなんて、何と残酷なことをするのであろうか? と憤る気持ちが募るばかりだ






最新の画像もっと見る

コメントを投稿