お陰様で今日、妻は誕生日を迎えた。元気なら 「今夜は何処の店で食事しようか?」 と二人で美味しい店を探すのも楽しみだったが、もうその慣習も途絶えて13年目になった。
誕生日と言っても特別な想いがあるわけでもないが 「老後の生き様はこんなはずではなかった」 と、少しままにならない人生の進み方に異論を持っても仕方ないことだ。
食べるのが楽しみでもあるので 「誕生日には何を食べたい?」 と聞くと 「お寿司」 と答えたので、嫁さんに頼んでお寿司を手配してもらった。
本当は近くの回転寿司に連れて行きたいのだが、いろいろと面倒なことも予想されるので、それを考えると連れて行く勇気も湧いてこない。
その他ショートケーキも嫁さんに頼んだが、妻の好きなケーキは必ず 「モンブラン」 に決まっている。
先日、何かの記念日の時に駅前のお店にショートケーキを買いに行ったが、その値段の高いのに驚いた。それもそのはず、ケーキを私が買うのは暫くぶりのことなので昔の値段が頭の中に残っていたのだろう。妻の好きな 「モンブラン」 はそう高くはない値段だった。
妻への今夜のご馳走は 「お寿司とモンブラン」 でのお祝いになりそうだ。私もこれに便乗して最近縁が無くなったアルコールを今夜は少し飲んでみようと楽しみにしている。
足の火傷の治療が続いたが 「誕生日までには必ず治るように」 との願いも叶ったので、今年後半は息災で過ごすようにと、この誕生日を境にまた新たな気持ちで過ごしたいと願っている。
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