我が家ではある道具や器具が機能不良になると連鎖反応式に他の道具や器具が影響を受けることがあることが過去に幾つもあった。そんな時、おそらくは我が家のバイオリズムは谷底を彷徨っているのではないだろうか?
最近、食卓椅子のキャスターが壊れて全て交換、そして永年使っていた血圧計が使い物にならなくなった。そこで 「二度あることは三度ある」 の名言が気になったが、危惧した通り三度目が起きていた。
それは昨年6月に通販で買った商品名 「唱歌ラヂオ」 が突然、ウンともスーとも言わなくなった。前日までは正常に唱歌を流していたのに、その翌日には無言の置物になってしまった。
「唱歌ラヂオよ お前もか?」 と、あのブルータスの嘆きが想い出されるような三つ目の不具合だった。
この唱歌ラヂオはネット検索すると多くの出品者があったが、値段もかなりの幅がある。私は新聞広告を見て買ったが意外と低額だった。
幸いにも保証期間内だったので、販売元に連絡すると、そこでは取り扱いせずとのことで、修理会社に連絡して下さいとのことだった。
「着払いで送って下さい」 とのことだったのですぐに宅急便で送ったが、こんなラジオを真面に修理するとは考えられなかったので、私はある位置に気付かれないように小さなマーキングをしておいた。
九日後にはラジオが返ってきたが、思った通りそのマーキングが無かったので、別のラジオだろうと推測した。一貫番号も無いので別物でも区別が付かないが、調べても判らなかったのは製造元の国名だった。
その後は正常に唱歌を流しているが、このラジオ、妻にとっては有り難い娯楽品だ。唱歌が聞こえると手を叩いたり、口ずさんだりとすぐに反応している。
私たちの世代では、このような唱歌や童謡は意外と心の奥深く残っているようで、このラジオに内蔵されている100曲の唱歌はほとんど私も妻も知っている。
年配者の要介護の人たちにもこのような唱歌や童謡を聞くと、メンタル的にある程度の相乗効果があるのではないだろうか。
我が家ではこの 「唱歌ラヂオ」 からは唱歌を、画像右側の 「CDラジオ」 からはCDによる童謡を交互にBGMのようにいつも流している。親しみ易い唱歌と童謡は必ず心にゆとりを運んでくるようでいつも妻と楽しんでいる
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