毎夜、見たくは無いが必ず夢を見る。そして眼が覚めると殆どその内容を憶えていない。
だが時には少し記憶の残る夢もある。昨夜はまたおかしな夢を見たが、それは時間が経っても微かに内容が脳裏に残っている。
昨夜の夢は二本立てだった。
その一つ目は、表で何かをしていたら突然二階から水が噴き出して地上は水浸しになり、何処を見ても水、水が溢れた光景だった。その原因は私が何かのバルブを閉め忘れたことが原因だった。
そのために私は多いに責任を感じて、どうして水を停めようかと悩んだが、ここで夢は終った。全く不思議な夢だった。
二つ目は、白い壁のような場所で私は黒色のペンキを塗っているが、塗るべき所を過ぎて余計な部分にペンキを塗ってしまったことへの後悔だった。もし、塗らない境界線にガムテープでも貼っておけば良かったのに? と段取りをしなかった自分を責めているような夢だったが、すぐに終ってしまった。
二つの夢は他愛のない非現実的な物語のようだったが、このような夢は正夢 (まさゆめ) か逆夢 (さかゆめ) なのかは定かではないが、夢とは理解できない現象でもある。
若い頃は、趣味に熱中すると、よくその趣味のことを夢で見ることがあったが、歳を重ねるとそのような夢は見なくなった。
「夢は何故見るのか?」 については諸説があるが、興味深いのは 「夢を見ない人はいない」 との説。自分では見ていないと言っても、現実には必ず見ているそうです。
そうなると私が夢を見るのは異常なことではなさそうだ。
でも睡眠中に見る夢と、何か願い事の場合の夢とは異次元の世界のはずだ。現在の私はその後者については 「夢も希望もない」 から少し寂しい気持ちになる。
さて、今夜はどのような夢を見るのであろうか?
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