昨日は 「高齢者講習」 を受けたことを投稿したが、始まる前にロビーの壁に60人の教習指導員を紹介している貼り紙を見た。
私は教習指導員のことを教官と呼ぶと思っていたが、この教習所では 「インストラクター」 と称している。
そのインストラクターの三分の一ほどが女性であることを見て、少し驚いた。
実際に所内で行われている大型車の実習を見ていると、助手席には小柄な女性がインストラクターとして男性を指導していたし、私たちが受けた座学の講師も女性インストラクターだった。
教習所の風景を見ていると、私も教習を受けて免許証を取得したことが想い出された。
私は昭和36年 (1961) 5月16日に 「運転免許証」 の交付を受けた。
当時、一時間の教習代は980円くらいだと記憶しているが、私は一ヶ月四千円 (所得の少ない私には大金だった) を一年間貯金して、そのお金で免許証を取った。
だが、当時は免許証を持っている人はほとんど居なかったが、それは車そのものが持てなかった時代でもあったからだ。
私が自分の車に乗れたのは五年後の昭和41年4月だったが、まだまだ自家用車を持っている人は少なかった。
今のように誰でも車持ちの時代になるなんて夢に思ったことも無かったが、時代は著しく変化したから驚きである。
免許証を取ってから56年が過ぎた。お陰様で無事故無違反で運転できたのは 「スピードは控えめに」 の目標を頑なに守ったからだと思っている。
だが私も高齢者、これからの車の運転には格別の注意が必要だと、昨日の 「高齢者講習」 を受けて、また気持ちを新たにしました。
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