「大相撲秋場所」 が終った。
今場所、私は 「意外な人が優勝する」 と予想したが、四つの金星を与えた横綱が優勝したのは、私なりに意外な展開だった。
11日目には豪栄道が10勝1敗、日馬富士が7勝4敗だったので、優勝は豪栄道には有利なはずであったが、そのカド番大関は12日目から連敗、これで流れが変わってしまった。
千秋楽での優勝決定戦で多いに盛り上がったが、私が期待した若手の力士は自分の実力を出せずに平凡な星取りに終ったのは残念なことだった。
三横綱、二大関休場ではどの力士にも優勝のチャンスがあったはずだが、それを追い風に出来なかったのは何故だったのだろうか?
この場所を通じて感じたことは、怪我で休場する力士が多いことに関して、日本相撲協会は真摯に対策を検討すべきだ。
年間六場所、その間は地方巡業と力士の出番が多すぎることはないのだろうか?
あまり怪我が無かった白鵬や稀勢の里が休場したことは、力士が体を休める時間が少ないのも要因かもしれない。
ただ、怪我しないためには稽古に励むことが大きな条件のはずだが 「4横綱は巡業での稽古不足が目立つ」 との指摘もある。
11月に始まる 「九州場所」 では横綱、大関の休場が無いことを願うが、白鵬や稀勢の里の怪我が完治するかどうかが心配だ。
今場所 「四敗横綱が優勝するとはやはり低レベルだ」 との声もあるようだが、私も同感だ。
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