いわさきあきらの音人的生活

京都のキーボーディスト岩崎明のブログです。音楽の知識、機材の紹介、日記など。

音楽と幽霊 その3 ~あなたの知らない・・~

2016年06月18日 | 音楽講座
さて音楽には、幽霊に関係のある用語がいくつかあります。
 
まずは、ゴースト・ノート。
 
「幽霊の音」というこの用語は、
 
シンコペーションなどの複雑なリズムのタイミングをとるためだったり、
音と音との間をうめるために使われます。
 
これによって、リズムに安定感をあたえたり、
グルーブ感や複雑なノリを出すことができます。
 
聞こえるか聞こえないか、ぐらいの音量で演奏され、

楽譜には基本的に書かれることのない音のことです。
 
だから、ゴースト・ノートって言うわけなんですね。
 
ポルターガイストとは違うわけです。
 
※ちなみに、ポルターガイストは騒がしい幽霊。
ガイストはゴーストのドイツ語ですね。
 
 
そして、ファンタム電源。
 
「幽霊電源」とでも言いましょうか。
 
ファンタムはファントムとも言います。
 
これは、音楽機材の用語になります。
  
コンデンサーマイクのような
電源を使うタイプのマイクに使われます。
 
コンデンサーマイクは音の感度がいいマイクなんですが、
ショックや湿気に弱いので、ライブには不向き、
歌や繊細な音の楽器の録音に使われることが多いマイクです。
 
そのコンデンサーマイクにマイクケーブルを通じて、
電気を送るのがファントム電源です。
 
コンセントもないし、電池が入っているわけでもないし、
どこから電源が来てるんだあああ、
 
というわけで、ファントム電源というわけです。
 
 
あなたの知らないうちに、よく使われてるんですね。
 
ちなみに写真はわたしがよく使っているコンデンサーマイクです。




(音楽と幽霊 その4 最終回へつづく)

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