さて、それでは、実際に、FM音源を使って、
音作りをやっていきましょう。
ここでは、SY99を使います。
F1ボタンのmode(モード)は、1AFM polyに設定します。
設定は、ダイヤルあるいは矢印のカーソルを使ってやります。
これは、FM音源を一つのみで使うということです。
もっとも、シンプルなセッティングです。
基本的には、DX7と同じ状態ですね。
それから、F2 の Com(コモン)というボタンを押します。
ここは、エフェクトやコントローラー、ポルタメントなどの設定をする画面です。
これらをすべて、初期設定状態にします。
15.Initlz(イニシャライズ)というところにカーソルで行き、ENTERを押します。
Are you sure?(本当に?)
という確認表示が出てきますから、Yes ボタンを押します。
Storeで、メモリーしないと元の音は消えません。
けれど、一応、カードがフロッピー(!)に元の音色をセーブしておくのがいいでしょう。
それから、F3の、E1(エレメント1)を押します。
今では、YAMAHAシンセの基本パーツになっているエレメントですが、
SYシリーズから出来上がったんですね。
やはり、15.Initlz(イニシャライズ)を押して、先ほどと同じように、
Are you sure? →Yes として、初期化します。
さて、これで、すべてが初期化されました。
DX7のイニシャライズもおおむねこんな感じです。
挑戦してみてください。
最近のシンセでは、まったくの初期化から音作りをすることはまずないので、
かなり新鮮だと思います。