最近、うちの子供らがハマっているのは、
オフロスキーが歌う、ロックンロール調の
「オフロッケ」。
「みいつけた」をHDDに録画して、この曲だけに編集。
際限なく「もーいっかい」が続いてます(^_^;)
※オフロスキーって? て人は検索を。
ロックンロールというのは、
1950年代にアメリカで出てきたジャンル。
奴隷としてアフリカから
連れてこられた黒人のブルースと
アイルランドを元にする
白人のカントリーが合わさって、
出来上がった音楽です。
クラシックでは弱い拍である
2拍目と4拍目を強調する
アフタービートのリズムと
不安定といわれる
セブンスが連続するコードと
スピード感が特徴のロックンロール。
一見、古くさいけれど、
今なお息づいているロックンロール。
子ども向けの音楽としては、
もはや定番になってます。
既成概念をぶっつぶす、
という精神を持ったロックも
フツーの音楽になってしまったのでしょうか?
そんなロケンロールの魅力を
もう一度考えてみます。
(つづく)
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「音楽と幽霊」というテーマで、
リバーブの話をしてきましたが、
何が言いたいかといえば、
「存在のリバーブ」
それが幽霊です。
「相対性理論」によれば、
人間とはエネルギーのカタマリです。
「般若心経」によれば、
思考もまたエネルギーでした。
そんな人間が突然、例えば事故などで、
命が途絶えてしまうとき、
思考のエネルギー、
思念とでもいうものが
残るものだと思うのです。
(SFでは『残留思念』と言う場合も)
強い思いがあれば、
ロング・リバーブとなり、
心残りが少ないと
ショート・リバーブとなります。
どんな強い想いも
やがて消えてしまいます。
落ち武者の幽霊は出ても、
原始人の幽霊は出ないでしょう。
幽霊が出ても、
「ああ、存在のリバーブだな」
と思えば、怖くないでしょう(でもないか)。
※写真は、Macの音楽制作ソフトLogicのリバーブ・プログラム。
部屋の形状(Room Shape )や部屋の広さ(Room Size)、
リバーブの長さ(Reverb Time)など細かく調整できる。
ここでは、7角形で20mのサイズの部屋で約3秒のリバーブタイム。
(「音楽と幽霊」終わり)
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まずは、ゴースト・ノート。
「幽霊の音」というこの用語は、
シンコペーションなどの複雑なリズムのタイミングをとるためだったり、
音と音との間をうめるために使われます。
これによって、リズムに安定感をあたえたり、
グルーブ感や複雑なノリを出すことができます。
聞こえるか聞こえないか、ぐらいの音量で演奏され、
楽譜には基本的に書かれることのない音のことです。
だから、ゴースト・ノートって言うわけなんですね。
ポルターガイストとは違うわけです。
※ちなみに、ポルターガイストは騒がしい幽霊。
ガイストはゴーストのドイツ語ですね。
そして、ファンタム電源。
「幽霊電源」とでも言いましょうか。
ファンタムはファントムとも言います。
これは、音楽機材の用語になります。
コンデンサーマイクのような
電源を使うタイプのマイクに使われます。
コンデンサーマイクは音の感度がいいマイクなんですが、
ショックや湿気に弱いので、ライブには不向き、
歌や繊細な音の楽器の録音に使われることが多いマイクです。
そのコンデンサーマイクにマイクケーブルを通じて、
電気を送るのがファントム電源です。
コンセントもないし、電池が入っているわけでもないし、
どこから電源が来てるんだあああ、
というわけで、ファントム電源というわけです。
あなたの知らないうちに、よく使われてるんですね。
ちなみに写真はわたしがよく使っているコンデンサーマイクです。
(音楽と幽霊 その4 最終回へつづく)
最近は、デジタル技術で、
空間の響きをシュミレーションすることによって、
大きなホールから小さなホール、
スタジオやライブハウス、
トンネルとか大聖堂とか、
カーステレオ(言い方が古い?)やラジカセに
組み込まれているものもありますよね。
(写真はロレックスバンドのリハ風景 at 大阪難波フラミンゴジアルーシャ)
デジタル以前はアナログ的な方法で、
リバーブ効果を作っていました。
大がかりなものでは、
壁の中に大きな鉄板を宙づりに埋め込んで、
その端から音の電気信号を入れて、
もう一方の端から取り出すという
鉄板リバーブが使われたりしていました。
今でもデジタルのシュミレーションの中に
「プレート」という名前で入っています。
主にギターアンプに使われていた、
スプリング式のリバーブもありました。
昔はリバーブでプロとアマの音の差が
大きく開いていたのですが、
YAMAHA の SPX90は衝撃的でしたね。
最強の武器が手に入る、みたいな感覚。
おっと、今回は、リバーブ解説と
思い出話で終わってしまいましたが、
幽霊だけに出ないことも・・
では、また次回に。
(「音楽と幽霊」その3へつづく)
こういうタイトルを書くと、
「幽霊って本当にいるんですか?」
なんて聞いてくる人がでてくると思うんですが、
ハッキリと言っときます。
幽霊はいます。
っていうか、これだけ一般的になってる言葉なんですから、
いないっていう方が不自然じゃないでしょうか?
じゃあ、幽霊ってなんですか?って聴かれた時に、私はこう答えます。
「幽霊ってリバーブです」
突然、こんなことを言われても、
ほとんどの人は「?」がついて、
そのまま、何もなかったように仕事などに戻るでしょう。
そもそも、リバーブっていうものが、
音楽をやっていない人には、なじみのないことでしょう。
まずは、リバーブについてです。
楽器の音を良く聞かせるのに、
なくてはならないのがリバーブです。
リバーブというのは、残響です。
よくお風呂で歌を唄うとうまく聞こえる、と言いますよね。
最近のユニットバスではそうでもないでしょうか?
お風呂の壁に反射した音が複雑に絡み合って、
そんな効果を生み出します。
音楽(特にクラシック)を演奏するホールは、
そんな音の響きが計算されて作られています。
よく「ドームは音が悪いから」なんて聞くでしょう?
それは、ドームが音楽専用に設計されていないからです。
残響が深過ぎても、音の輪郭がぼやけたりして、
キレイな音に聞こえなかったりします。
楽器の音には、それだけ残響が大事なわけです。
(「音楽と幽霊」その2へつづく)
粘土がいっぱいつまった広いプールを想像して下さい。
その粘土で、人や車やビルなんかを作ります。
そうすると、そのまわりの使った粘土の部分がくぼみになりますね。
ビー玉などを置くと、コロコロと転がります。
粘土が「エネルギーの場」で、
その粘土からできたのが「物質」になります。
これは三次元的に考えた、たとえですが、
実際は四次元的なものなので、
私たちには、このくぼみが見えません。
物質があると、そのまわりには空間の歪(ゆが)みができます。
粘土のくぼみがそうです。
それがアインシュタインの考えた「重力」(※)です。
あなたやわたしのまわりも実は歪んでいますが、
歪みが小さいのでわからないんです。
それが太陽や星などと大きくなれば、
その歪みは「重力」「引力」としてハッキリとわかります。
「万有引力とは
ひき合う孤独の力である
宇宙はひずんでいる
それ故みんなはもとめ合う」
(「二十億年の孤独」より)
というのは谷川俊太郎の詩です。
これが20歳の時の作ですから、オドロキですよね。
もとはみな同じものから切り離された存在、それゆえに求め合う。
ちょっとクサい終わり方になりそうですが、
それが「愛」ってヤツなのでしょう。
「二十億年の孤独 合唱曲」
https://www.youtube.com/watch?v=Qk1y3ZtBE7o#t=17
(音楽とアインシュタイン 終わり)
※)「E=MC²」の後に、アインシュタインが作った「重力方程式」は
物体の質量を入力すれば、そのまわりの空間の歪み具合がわかる、
というスグレもの。
E=MC²
アインシュタインの相対性理論から導かれるこの有名な等式です。
「この式は何かの役に立つのですか?」
当時、アインシュタインは記者に質問されて答えます。
「今は、この式が何の役に立つかはわかりません。
しかし、この式はシンプルです。
シンプルであるが故に美しいのです」
物理学者というより、アーティストに近い感覚ですよね。
その後、この式は原爆の基本理念となり、
アインシュタインを苦悩に導くことになります。
細かいことはさておき、この等式が示す意味は、
物質っていうのは、スゴいエネルギーを持っている、
というか、
物質自体がとてつもないエネルギーそのものである、ということです。
例えば、広島型原爆の場合、ウランの量は800gでしたが、
エネルギーに変わったのは、たった1gほどだったようです。
それでも、街をひとつ壊滅させるほどのエネルギーです。
あなたや私も物質であるわけですから、
やはり、スゴいエネルギーのカタマリなのです。
アインシュタインはその後、電磁力と重力をまとめた
「統一場理論」の研究に没頭します。
それは、失敗したということになっていますが、
実は成功していて、
「人類がこれを持つのは早過ぎる」
と、言って焼き捨ててしまった、という伝説もあります。
個人的には、この伝説を信じたいですが。
歴史の真実はさておき、アインシュタインは思考という瞑想によって悟りを得た人でしょう。
有名な「アッカンベー」をしている写真は、
音楽のアルバムのジャケットなどに、よく使われてしています。
音楽であっても、対極にあるような物理学であっても、
何かを成し遂げた人は同じ境地に至るのでしょう。
それが、きっとすべてのジャンルの人に影響を与えている理由ですね。
(音楽とアインシュタイン その3へ続く)
アインシュタインといえば、
ほとんどの人が名前ぐらいは聞いたことがあるでしょう。
長い白髪にヒゲ、という、典型的なは「博士」のイメージですが、
実は、「博士」のイメージがこの人を元にしているのだと思います。
それくらいの大物理学者で、
「相対性理論」
という画期的な物理学の理論を考えた人です。
私は、バリバリ文系なので、数式などの細かいことはよくわかりませんが、
とにかく、カッコいい、ってことです。
何がカッコイイかというと、発想がカッコイイ。
人が「そんなバカな!」っていうことを考えつく。
音楽でも絵でも物理学でも数学でも、
それをやっちゃた人はカッコいい。
「問題はそれを作り出したのと同じレベルでは解決できない」
というのは、私の好きなアインシュタインの言葉ですが、
まさにレベルを一段超えたところからの発想をした人です。
人の動いている速さやいる場所によって、時間の進み方が違います。
これは、今の人でも、なかなか受け入れにくいことでしょう。
常識を超えた発想。
音楽にしても、エネルギー問題にしても、政治にしても、経済にしても、
今それが、最も求められる時代になっています。
そんなアインシュタインの趣味はバイオリンで、
特にモーツァルトがお気に入りだったそうです。
「ベートーベンは一人の天才が作り上げた曲だが、
モーツァルトの曲は、宇宙のどこかにあるものを、そのまま、とってきたように思える」
というようなアインシュタインの言葉があります。
モーツァルトを演奏したことのある人なら納得できると思うのですが、どうでしょう?
単純なスケールやアルペジオが積み木のように組み上げられ、
それなのに、限りなくポップで、深く、エネルギーにあふれる曲になっている。
これも、まさに常人の発想ではないですよね。
(音楽とアインシュタイン その2へ続く)
音楽を演奏する「想い」、人の想いはどう伝わるのでしょうか?
まずは、前編をお読み下さい。
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スティーブン・ホーキング博士は、車椅子にのり、
コンピュータが合成した声で会話をする天才物理学者だ。
「ホーキング宇宙を語る」の本の最後に、
用語集がついているのだが、
その中のエネルギーについて書かれた言葉が目に飛び込んできた。
「エネルギーは生成されず、消滅しない」
これは、まさに「不生不滅(生まれず、滅せず)」ではないか。
エネルギー保存の法則によれば、エネルギーは増えたり減ったりもしない。
つまり、「不増不減(増えず、減らず)」だ。
そして、エネルギーはいくつもあるのではなく、みんな同じエネルギーからできている。
それが、「不垢不浄(きたなくもなく、きれいでもない)」ということではないか?
「不生不滅 不垢不浄 不増不減」
という神様か仏様の出されたなぞなぞは、
「空というのはエネルギーである」
と考えるのが、自然であるように思えた。
「色即是空 空即是色」のすぐ後に続く「受想行識 亦復如是」は、
「受想行識」もまた同じであると、つまり、「空」であると言う。
「感受すること」「想うこと」「行動すること」「認識すること」
これらもすべて、エネルギーである、ということになる。
「想い」はエネルギーなのだ。
音楽は「想い」を乗せた音の波だ。
演奏は、音の波を渡る船と言ってもいいかもしれない。
その船がいい船であればあるほど、
「想い」は強烈なエネルギーとなって伝わるのだ。
※般若心経は、ひとつの解釈だけでなく、いくつもの深い意味が重なる構造になっています。
宗教関係者の方々には気を悪くなさっている方もおられるかと思いますが、狂人のたわごとと、ご容赦を。