WBC日本、スピード感ある攻撃でアメリカを下す。

松坂はよく２点で抑えたものだ。
立ち上がりから３回までのピッチングを見る限り、とても２失点ではおさまりそうもない雰囲気があった。コントロールが定まらず、甘い球を狙い撃ちされた。それでも抑えてしまうのが松坂なのだな。アメリカのミスなどにも助けられたが、打線が繋がって結果的に打ち勝つことが出来た。
松坂の後の杉内も相変わらずいいピッチングを見せたし、田中もキレていた。点を取られはしたけれど馬原も球が走っていた。
点の重ね方も日本らしく、中盤の６点も、後半の３点も、出たランナーがあっというまに還ってくるスピード感に満ちた攻撃だった。

それに比べると、アメリカは雑なプレーがことごとく失点に繋がった。昨日の韓国とべネゼエラの試合でべネゼエラが見せたような隙が、今日の日米戦のアメリカにはあった。
結局、隙のない、卒のない、緻密な野球をやる２カ国が残った。
やはり、韓国なんだな、相手は。
ここまでお互い６勝２敗。日本の２敗は韓国。韓国の２敗は日本。今大会、日本は韓国に、韓国は日本にしか負けていない。
もちろん、次の試合、明日の試合は大会のラストゲーム、決勝戦である。
しかし、それ以上に、日韓第５ラウンド、日本と韓国の決着、そんな雰囲気になっていしまった。
最後の試合。隙のない野球をやれるのはどちらか！？
ミスが勝敗を決めるか！？まず初回に注目したい。