Naoの誰でもわかる!英語の話

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「使える英語表現」(No. 95)「生活はぎりぎりなの」

2008-06-30 | Weblog
表現95)I can barely make ends meet.(生活はぎりぎりなの)

「make ends meet?」そう、それが今回の表現です。I can barely~で、「かろうじて~する」という意味ですね。で、何をするかというと、make ends meetする。「だから~!」ハイ、ハイ。make は、この場合は「作る」じゃないことはわかりますから、これは使役の makeですね。「~を~させる」という意味ですね。で、何をどうするのかというと、ends をmeet させるわけです。「何、endsって?そして、それをmeetする~?」今説明しますから…。

この場合の ends とは、ある説によると、会計年度の始めと終わりを意味し、その収支のことをいうとのこと。なんとなくわかるでしょ?またある説では、数字を足していった時の最後の数字のことをいうとのこと。どちらにしても、ある最後の数字(収入の合計)と、ある最後の数字(支出の合計)を合う(meet)ようにする(make)ことから、「収支を合わせる、入ってくる収入でやりくりする」といった意味になります。あ、そうそう、日本語にもありましたよね。「帳尻(ends)を合わ(meet)せる(make)」っていう表現。日本語も英語も、考え方は同じようですね。

説明はこれくらいにして(短かっ!)、この表現を会話の中で確認しましょう。Okay, guys. Check it out! (Here you go! じゃないんだ…)

Rob: Hi, Kate. We are having a party tomorrow. Would you like to come?
(ハイ、ケィト。明日パーティがあるんだけど、来ないかい?)
Kate: I wish I could. I have to work part-time tomorrow.
(できれば行きたいんだけどね。明日バイトがあるのよ)
Bob: You are working in the morning, aren't you? The party begins at 7 o'clock.
(朝働いてるんだよね。パーティは夜の7時からだよ)
Kate: I'm having two jobs now, and the night work begins at 6.
(今、仕事二つ持ってるの。夜の仕事が始まるのが6時だから)
Bob: You mean, you work in the morning and go to school in the afternoon, and you work at night?
(ということは、朝働いて、昼は学校に行って、そして夜働いているってわけ?)
Kate: Right. Having two jobs, I can barely make ends meet.
(そういうこと。二つの仕事を持って、生活はぎりぎりなの)
Bob: You are renting an apartment. Right?
(アパートを借りてるんだよね。だろ?)
Kate: Yeah. The rent is pretty expensive around here.
(そうなの。この辺りの家賃、かなり高いのよね)
Bob: I know. Jimmy can hardly make ends meet with the money he earns from his part-time job, so he is getting some money from his parents.
(知ってるよ。ジミーはバイトで稼ぐお金だけじゃ生計が立てられないから、親からいくらか仕送をしてもらってるものね)
Kate: I don't want to do that, so, I am thinking about another job.
(それをしたくないのね。だから、もう一つ仕事を考えてるの)
Bob: Two is enough. I have one room in my house that is not used. If you don't mind…
(二つで十分だよ。僕の家には使ってない部屋が一つからさ。もし気にならなければ…)
Kate: I do mind. Thanks, though.
(すごく気になるわ。でも、ありがとう)
Bob: Okay. Just asking.
(わかったよ。聞いただけさ)

男性が住んでいる家に女性…?実はこれ、結構あるんですよ、アメリカでは。僕の友人もそんな家に住んでいました。家を複数の学生で借りて、キッチンと居間はみんなで共有。各部屋が自分の城って感じですね。友人版家族(?)って思えば、なんとなくわかるような…。合理的理由は男女の壁を越えるっていうのがアメリカ文化のような気がしますね。これ、日本では…ねぇ。

アメリカの学生は仕送りを嫌いますから、多くの学生は、毎月 make ends meet するのは結構きついようです。日本の学生はそういう意味ではきわめて…おっと、それ以上言うとお叱りを受けそうなので、この辺で。Thank you for reading, and I will see you in the next story. Good-bye for now! Nao


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