かねてより巡拝を続けていました「三河三十三観音霊場」について、この度の第5回をもって無事結
願に至りました(札所全てで、番外4ヶ寺を含め全37ヶ寺、そしてこの日は6ヶ寺の巡拝)。
今回の最終回は西尾市地区で、かつ時間に余裕があったことから、折角のことゆえ、茶業界の現状
チェックをも踏まえ、知り合いの茶舗でいろいろ教えていただき、帰り際には茶園を視察させてもらい、
誠に充実の一日となりました。
今回の記録は6ヶ寺のうち、第29番札所「実相安国禅寺」について記載します。
< 瑞境山 実相安国禅寺 / 上・釈迦堂、中・鐘楼、下左・参道、下右・本堂 >
実相安国禅寺は由緒あるお寺で、文永8年(1281)吉良氏の祖、源満氏によって創建され、開山は
京都東福寺の開山でもある、名僧・聖一国師です。宗派は臨済宗妙心寺派で、本尊は如意輪観音。
①大きな松並木が美しく、見事な参道。②優雅な姿を見せる釈迦堂。③堂々として貫禄のある本堂。
それに、④青銅製宝鐸型八葉という珍しい梵鐘などが特徴的で、歴史の重みを感ずる大寺院で、ま
さに名刹に相応しい寺院かと思われます。