【時事(爺)放論】岳道茶房

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4/16中日春秋

2010年04月16日 | コラム
4/16中日春秋

 世に、地位が人をつくる、などという。望外の出世などすれば、人は、その地位にふさわしい仕事をしよう、ふさわしい人物になろうと頑張るからだろう。

 オバマ米大統領にも、それはいえるのかもしれない。例の「核なき世界を目指す」とやったプラハ演説で、ノーベル平和賞受賞者に連なったことはご案内の通り。米国にさえ「言葉だけでまだ何もしていない」の声もあっただけに、以後、それにふさわしい仕事を、と奮闘している節がある。

 ロシアとの核軍縮条約締結しかり、自分の肝いりで開いた核テロ安保サミットしかり。だが、一番目を引いたのは、原則として「核兵器を持たない国には核攻撃しない」と世界に確約したことだ。

 まず英国あたりが追随してくれるといい。さらにフランスなどが続き、どんどん核保有国の間に広がっていく。そうなると最終的には、「核兵器を持たない国の方が安全」ということに。もはや、核兵器保有の意味も失われ、米国なども核を捨てる…。

 ついでだから、オバマさんは核だけでなく、もう一歩進んで「相手の国が持っていない武器はその国に対しては使わない」と宣言してはどうか。英国あたりが追随し、やがて各国に広がれば、最終的には、どの国も武器を捨てる…。

 無論、妄想だ。だが、妄想し続けたい。古諺(こげん)にもいうではないか。<棒ほど願って針ほど叶(かな)う>と。


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