沈黙の艦隊 監督/吉野耕平

【主演】
　大沢 たかお
　玉木 宏
　上戸 彩
　ユースケ・サンタマリア
　水川 あさみ
　江口 洋介

【ストーリー】
日本近海で、海上自衛隊の潜水艦がアメリカの原子力潜水艦に衝突して沈没する事故が発生。全乗員76名が死亡したとの報道に衝撃が走るが、実は全員が生存しており、衝突事故は日米が極秘裏に建造した日本初の高性能原子力潜水艦「シーバット」に彼らを乗務させるための偽装工作だった。しかし艦長の海江田四郎はシーバットに核ミサイルを積み、アメリカの指揮下を離れて深海へと消えてしまう。

【西京極の評価】
超有名コミックの実写化。それゆえネタバレもへったくれもないと思うので、はっきりと言います。序盤だけやないか～い！！長期連載された原作をどう2時間弱に収めるのかを観たかったのだけど、今回は海江田が独立国家「やまと」を宣言するところまで。映像も演技も演出もレベルは高いけど、１本の映画と考えると☆４つはあげられないよな～。はよ続編作ってもらわんと！それにしても…もう四半世紀も前のマンガなのに、抑止力としての核問題…21世紀の現代でも全然答えを出せてないってのも皮肉な話ですよね。

【総合評価】　☆☆☆★★（満点は☆５つ）
　ストーリー　☆☆☆★★
　演出/演技　☆☆☆☆★
　映像　　　　☆☆☆☆★
　音楽/音響　☆☆☆★★