【出演】
浅野忠信
永作博美
【ストーリー】
戦場カメラマンとして世界中を駆け回ってきた塚原安行は、人気漫画家の園田由紀と結婚し子どもにも恵まれるが、彼のアルコール依存症が原因で離婚。やがてアルコール病棟へ入院した安行は、そこで出会った人々との触れ合いに不思議な安堵感を覚える。家族の深い愛情に支えられ、安行は穏やかな日々を取り戻すが…
【西京極の評価】
漫画家・西原理恵子の夫で戦場カメラマンの故・鴨志田穣氏の自伝エッセイの映画化。浅野忠信の切なくもいつキレるか判らない緊張感のある笑顔と、永作博美の悲しげで温かな笑顔が印象的。「一度好きになった人はなかなか嫌いになれない」という妻の言葉はリアルだ。そして浅野カモちゃんが精神科の医師に云う「探し物は探し続ければいいって思うようになりました」というセリフも心に響いた。カモちゃんは自分の生い立ちから自分に自信が持てなくて、家族を信じられなくて、酒の力で家族から逃げようとしていた。でも酒を断った事でようやく家族と向き合える様になるところでエンディング。この後カモちゃんが癌でこの世を去ると知っていても、ラストが幸せで、観ている僕も嬉しくなった。帰れる家族がいるって事は素晴らしい。
【総合評価】 ☆☆☆☆★(満点は☆5つ)
ストーリー ☆☆☆☆★
演出 ☆☆☆☆★
映像 ☆☆☆★★
音響 ☆☆★★★
浅野忠信
永作博美
【ストーリー】
戦場カメラマンとして世界中を駆け回ってきた塚原安行は、人気漫画家の園田由紀と結婚し子どもにも恵まれるが、彼のアルコール依存症が原因で離婚。やがてアルコール病棟へ入院した安行は、そこで出会った人々との触れ合いに不思議な安堵感を覚える。家族の深い愛情に支えられ、安行は穏やかな日々を取り戻すが…
【西京極の評価】
漫画家・西原理恵子の夫で戦場カメラマンの故・鴨志田穣氏の自伝エッセイの映画化。浅野忠信の切なくもいつキレるか判らない緊張感のある笑顔と、永作博美の悲しげで温かな笑顔が印象的。「一度好きになった人はなかなか嫌いになれない」という妻の言葉はリアルだ。そして浅野カモちゃんが精神科の医師に云う「探し物は探し続ければいいって思うようになりました」というセリフも心に響いた。カモちゃんは自分の生い立ちから自分に自信が持てなくて、家族を信じられなくて、酒の力で家族から逃げようとしていた。でも酒を断った事でようやく家族と向き合える様になるところでエンディング。この後カモちゃんが癌でこの世を去ると知っていても、ラストが幸せで、観ている僕も嬉しくなった。帰れる家族がいるって事は素晴らしい。
【総合評価】 ☆☆☆☆★(満点は☆5つ)
ストーリー ☆☆☆☆★
演出 ☆☆☆☆★
映像 ☆☆☆★★
音響 ☆☆★★★
本当に素敵なラストでしたね。
4人それぞれの表情がステキです。
TB返し&コメントありがとうございました。
鴨志田氏がこの後、
癌で亡くなっている事を知っているだけに
家族と波打ち際で戯れるラストシーンには
救われる思いでした。
アルコール依存症による幻覚や幻聴、異常行動などの表現も斬新でしたね。
TBありがとうございます。
「一度好きになった人はなかなか嫌いになれない」
心にスットはいって素直なセリフでしたネ。
TB返しありがとうございます。
この映画を観てますます西原さんが好きになりました。
情が深い女性だと思います。
永作さん、適役でした。
少々遅れたコメントで恐縮ですが、西京極さんのブログの末尾の「帰れる家族がいるって事は素晴らしい」は同感です。
もしご興味があれば、ナドレックさんが書いているブログ「映画のブログ」のこの映画を取り上げている記事について、コメントを書き込んでいますので、ご覧いただけたら幸いです。
こちらからはTB返しておきますね。
この「酔いがさめたら~」は小林監督の「毎日かあさん」と対を成す作品ですね。
両作品とも観ましたが、
個人的には「酔いがさめたら~」の方が好きですね。
鴨志田氏役の浅野忠信さんは
過去にも「地雷をふんだらサヨウナラ」でも戦場カメラマン役を演ってますから
この職業に縁があるのかもしれません。
雰囲気バッチリでした。
脇役たちもいい味出してたと思います。
病棟の高田聖子さんに、最近ゲキ×シネでよくお目にかかってて、上手な人だなあと思ってたんですよ。
こういう普通の役も良かったです。
はい、僕も個人的には「毎日かあさん」よりも
「酔いがさめたら~」の方が高評価です。
やはり僕自身が男で、この映画が男性目線だから共感し易かったのかもしれませんが…
>病棟の高田聖子さんに、最近ゲキ×シネでよくお目にかかってて、
>上手な人だなあと思ってたんですよ。
お名前は存じませんでしたが、女医さんの役の方でしょうか?
たしかに巧かったですね。