映画的・絵画的・音楽的

映画を見た後にネタバレOKで映画を、展覧会を見たら絵画を、など様々のことについて気楽に話しましょう。

酔いがさめたら、うちに帰ろう。

2010年12月18日 | 邦画(10年)
 ことさら「海老蔵事件」があったからというわけではなく、好きな俳優の浅野忠信が出演しているというので、『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』を見に、テアトル新宿に行ってきました。

(1)浅野忠信については、『乱暴と待機』でその健在ぶりを目の当たりにしたばかりですが、今回の作品も、瞠目すべき演技を披露してくれました。
 何しろ、10回目の吐血で、実家のトイレを血の海にしてしまうほど酷いアルコール依存症の男を演じているのですから!
 すでに妻(永作博美)とは離婚し、子供たちとは週に1回会うことになっているだけの境遇に落ちぶれて、朝から夜まで飲み続けてばかりいるのです。
 映画の冒頭も、若い人が大勢入っている居酒屋で、ビールをがぶ飲みし、意識不明となって救急車で家に運び込まれるという有様。
 覚めてからは大人しくなり、家の者にも医者にも、もう絶対に飲まないと言いながら、一人になると、奈良漬くらいはかまわないだろう、ビール1杯くらいならいいのでは、日本酒1缶だけなら、などとどんどん酒量が上がり、またもや意識を失って倒れてしまいます。



 ついには、通院では治せないとして、精神病院のアルコール病棟に入ることになります。ここなら閉鎖病棟ですから、アルコールにはありつけませんが、今度は他の患者との関係が難しくなってしまいます。
 それでも、なんとかいい方向に向かっていると思ったら、今度はなんと……とのこと。本当に世の中はままならないものです。

 と綴ってしまえば、この映画は、一人のアルコール依存症の男の酷い話ということになってしまいますが、実際はそんなことはありません。
 むしろ、浅野忠信がこの男を演じていることもあって、確かに、酒を飲むと人格が変わってしまい暴れ出すのですが、それでも実に愛すべき人物であることはうかがわれ、誰も彼を放ってはおけないのです。



 特に、別れたはずの妻は、自分の漫画家としての仕事が忙しいにもかかわらず、彼のことを心配し、世話をしようとするのです。また、子供たちも父親を突き放そうとはせず、毎週の食事会を楽しみにしているようなのです。
 妻が「これでも家族なのかしら」とシミジミ言うと、子供たちが嫌な顔をするので、「やっぱ家族なんだ」と言い直しますが、そのシーンがとてもいいなと思いました。

 この映画は、アルコール依存症という側面から見れば、不十分なのかもしれません(注)。実際には、こんなほのぼのとした雰囲気が漂うことなど稀なのでしょう。
 ですから、むしろ、アルコール依存症を仲立ちにして(?!)描かれる家族愛の物語と捉えた方が座りがいいのではと思われます。
 元より、アルコール依存症のことをきちんと映像化するのであれば、ドキュメンタリー映画に若くはないでしょう。むしろこの映画は、私小説の原作に基づいたフィクションなのですから、そう考えれば大層ヨクできているなと思いました。

 そうしてみると、浅野忠信もさることながら、永作博美の類い稀な演技も注目に値すると思われます(そういえば、『腑抜けども、哀しみの愛を見せろ』(2007年)でも、夫からひどい仕打ちを受けてもその家から離れようとはしない妻の役を実にうまく演じていました←どちらの映画でも夫に投げ飛ばされますが、小柄なので、ボールのように転がってしまいます!)。

(注)劇場用パンフレットに掲載されている原作者の母親の鴨志田千幸氏のエッセイによれば、「映画の中の穣と現実の穣は、まるっきり違います」とのこと。

(2)アルコール依存症(注1)ということで、浅野忠信は、精神病院のアルコール病棟に入ることになりますが、映画の中でも言われるように、精神科医は、この病気に対して有効な治療ができるのか、疑問に思えてしまいます。
 治療の最初に、精神科医は、アルコール依存症になったことに何か心当たりがあるのかを当の患者から聞き出そうとします。ですが、浅野忠信は、そんなことをしてなにか治療に役立つのかと聞き返します。
 確かに、精神科医にとっては、原因究明は必要不可欠なのかもしれませんが、それがわかったところで、治療できるのかと言えば、そう簡単には問屋が卸さないはずです。
 たとえば、この映画の場合、浅野忠信の父親も同じようにアルコール依存症で、かつ家族を顧みなかったようですから、そういったことがトラウマになっているのかもしれません(注2)。また、彼の職業は“戦場のカメラマン”で、目をそむけたくなるような悲惨な現場を沢山見たことが病気の引き金になっているのかもしれません。
 いずれにせよ、そうした原因が特定できたとしても、そんな情報は、現在の彼がアルコールから脱出するには余り役に立たず(注3)、アルコール病棟における患者同士の相互監視と、アルコールを飲むと吐き気を催す抗酒剤の服用くらいしか方法はなさそうと思ってしまいます(注4)。

 ここで一つ問題だと思える点は、アルコールがアルコール依存症という「病気」をもたらすのであれば、なぜその販売を認めているのか、ということです。
 同じように依存症をもたらす覚せい剤の場合には、取引・使用はもちろん、それを所持するだけで犯罪です。
 依存症の症状やそうなる確率などからみて、アルコールと覚せい剤とは違うのだとも考えられるものの、200万を超えるオーダーでアルコールが病人を作り出していることはどうやら確かなことのようです。
 たとえば、タバコについては、相変わらず販売されてはいるものの、ニコチン依存症がいわれ、また肺がんとの関係が強調され出したことから、随分と吸引が規制を受けるようになってきました。
 また、日本はワクチン後進国とされていますが、そうなった大きな理由は、ワクチンが副作用をもたらすから厚労省が認可しないことにあるとされています(注5)。副作用も「病気」でしょうから、そうであるなら、他方で、依存症という病気をもたらすアルコールの方はなぜ野放しになっているのでしょうか?

 とはいうものの、気分転換を図るのに、人とのコミュニケ-ションをスムースにするのに、アルコールが大きな役割を果たしていることも事実でしょうから、話は大変難しくなって、簡単に割り切れるものではなくなってしまいます。


(注1)雑誌『現代思想』の12月号は、「特集-新しい依存症のかたち」とされていて、興味深い記事が掲載されています。
 特集の冒頭記事は、作家で精神科医のなだいなだ氏の「四十六年後の問題提起」ですが、その中では、「アルコール依存症は、現在では病名として定着している」が、つい最近までは、ソウした人たちは「アル中」といわれ、酒も止められない意志の弱い人間だとみなされてきた、などと述べられています。
 ただ、病気だとすると、周囲の人も「仕方がない」と許せるようなのですが、その数の多さから、「病気だから医者が治す」ということには直ちにはならず、「患者が自分で治す」しかなく、それで自助組織が治療の主体となっている、とも述べられています。この映画で描かれている「アルコール病棟」もソウした動きの一つと言えるのでしょう。

(注2)上記雑誌の特集には、文化精神医学の宮地尚子氏の「薬物依存とトラウマ-女性の依存症を中心に」という論考が掲載されていて、そこでは、「薬物依存、および依存一般がトラウマと強い関係があることは、すでに多くの研究で示されている」と述べられています。

(注3)上記注2で取り上げた論考で、宮地氏は、「薬物依存からの回復を目指すにあたって、トラウマ症状の生むやそれへの対処法などを本人や周囲が理解することには、大きな価値がある」と述べていますが、希望的観測と思えてしかたありません。

(注4)上記雑誌の特集には、「「回復」につきあいつづける」との「討議」記事が掲載されていて、その中では、たとえば「薬物依存や乱用を一過性の病気として見るのではなく、慢性疾患として見ろ」と行っている人として日本ダルク代表の近藤恒夫氏が紹介されています。
 今回の映画でも、本文にも書きましたように、断酒した後に、奈良漬から一気に元のアルコール依存症に戻ってしまうシーンが描かれています。、
 また、先日見た『マチェーテ』に出演しているアメリカの女優で歌手のリンジー・ローハス(1986年~)は、作品というよりも私生活のスキャンダルで名を売っていますが、そのスキャンダルというのがなんとアルコール依存症であり、薬物依存症なのです。
 wikiの記事によれば、彼女は、「女性刑務所」への入所、「禁酒教育プログラム」の受講、「アルコール・薬物依存症の更生施設」への通院、といったことを繰り返しているようです。

(注5)NHK「クローズアップ現代」の12月6日放送(このサイトを参照)。


(3)〔追記〕依存症でもう一つ怖いのは、「パチンコ依存症」ではないでしょうか?
 最近、小飼弾氏のブログ記事で知って若宮健著『なぜ韓国は、パチンコを全廃できたのか』(祥伝社新書、2010.12を)読んでみたのですが、例えば、「毎日、パチンコで負けている人たちを見続けている店員も、依存症になるとは……。何とも、恐ろしい存在がパチンコなのである」などと述べられています(P.82)。
 そういえば、朝日新聞書評で取り上げられた漫画『闇金ウシジマくん』(真鍋昌平、小学館)でも、第一巻の冒頭に描かれているのがこの依存症の主婦たちの姿です!
 ただ、ここまで踏み込むと、インターネット依存症、買い物依存症など、対象はどんどん広がってしまい、途方に暮れてしまいますが(『裁判中毒』(角川oneテーマ21)を著している著者は依存症とは無縁なのでしょうか?)!

(4)この映画は、鴨志田穣氏の私小説を原作としてますが、その妻が漫画家・西原理恵子氏であったことから、映画ではイラストを制作しているシーンが何度か描かれています。



 映画には、彼女が描くイラストがいくつか挿入されていますが、その中に女の子が中年の男性と並んで背中を向けて立っているイラストがあるところ、何となく『パーマネント野ばら』の原作漫画の、主人公と中年の叔父さん(主人公の妄想)とが砂浜で並んで座っている場面と似ている様な雰囲気を感じます。
 この漫画を原作とする映画では、それは主人公の高校時代の先生とされていますが、もう一つの解釈として、亡くなった鴨志田氏ということも成り立つのかなと思いました。

 なお、西原理恵子氏関係の映画は、本作品を含めると、昨年から今年にかけて3本も見たことになります(他に、『女の子ものがたり』と『パーマネント野ばら』)。

(5)渡まち子氏は、「浅野忠信のどこかひょうひょうとした演技のおかげで、主人公の心が回復して行くプロセスが穏やかな時の流れに思えるのがいい。……自分自身の弱さと支えてくれる家族の重みを知った主人公の心のカメラには、深い愛情が記録されたに違いない。黙々と仕事をしながら、母として妻として安行を支える由紀を演じる永作博美が素晴らしい。彼女の強さと弱さの演技がいく層にも重なって、作品を味わい深いものにしている」として65点を与えています。



★★★★☆



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2 コメント

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Unknown (ふじき78)
2010-12-19 02:17:47
200万人は多いですね。

因果関係はあっても廃止できない物もありますよね。交通事故の原因だけど、車はなくせない、とか。飲酒も免許制にすればいいのかな。
お酒の規制 (クマネズミ)
2010-12-20 06:51:17
飲酒は、車とかタバコに比べると、随分と社会の許容度が大きいように思われます。せいぜい未成年の飲酒が禁止されているくらいで、それも随分と大雑把で、アルコールを飲む習慣を持っている中高生がかなりいるとも聞きます。なにしろ、自動販売機でごく手軽にアルコールを入手出来るのですから!
でも、お酒で確保される税収の割合は以前に比べたらかなり低下してしまいましたが、それでも貴重な財源ですから、あまり規制するわけにも行かないのでしょうし、かなかなか難しい問題だと思います。

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