西京極 紫の館

サッカー観戦、映画や音楽鑑賞、読書などなど、
日々のなんやらかんやらを書いてみようかな、と♪

アイズ   鈴木 光司/著  新潮社

2008年04月04日 23時05分31秒 | 西京極の本棚
【紹介文】
恐怖をかきたてる現象、日常の何気ない空間に潜んでいる―。ホテルの窓辺にあられもない格好でつながれた美しい女の正体とは。マンションのドアに落書きされた不気味な文字。ゴルフ場で偶然発見された死体は、槍の様なもので刺し貫かれていた―。あなたの身にもいつかきっと降りかかる、得体の知れない恐怖を描くホラー短編集。

【総合評価】 ☆☆☆★★(満点は☆5つ)
   感動度 ☆☆☆★★
   実用度 ☆☆★★★
  読み易さ ☆☆☆☆★

【西京極の読後感想】
「リング」「らせん」「仄暗い水の底から」等、ホラー作家として有名な著者の短編集。収録された作品にはいずれも明快に怨霊が登場する訳でもオカルト現象の類が起きる訳でもない。日常の不可解な現象から沸き起こる恐れがテーマ。本当に恐ろしいのは怪奇現象ではなく“気配”だという事か。一番怖いのが著者の体験談を書いたあとがきだったりする(笑)


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