―― 米国、中国、はたまた 日本 ーー
ーー brother states (兄弟の邦) を多く 有する 米国 ーー
ーー 鹿を指して馬と為し 兄弟を敵視する 中国 --
ーー 史上初の 良き兄弟の邦が 作れるか 日本 ? ーー
中国は、「兩岸一家親」という甘い文句を使って、台湾を統一しようとしている。その文句の「親」という字の意味するところを暈している。そして。「一家親」という漢語は「家族」を意味するのは、台湾人は良く知っている。
台湾と中国は、共に、「漢民族」を主幹とした社會だから、「同宗」の関係を有すると云う事が出来、仲良く愉快に付き合える間柄であるが、現實はこれと相反している。
同宗の縁があるのは、同一家族である事を意味しない。簡単な例を挙げると、美国人と英国人は同宗であるが、同じ家族ではない。シンガポール人と中國人も同宗だが、同じ家族でない。オーストリア人とドイツ人も又然りである。
同宗の縁があるからとて、それを「家族」に恣意的に言い換えるのは、「鹿を指して、馬と為す」の歪論に等しく、魑魅魍魎の言に属する。
歴史がはっきり教えているように、中国史上最強の「秦朝」は、「指鹿為馬」の政治的術策を弄ぶ事を好んだ為に、短命で亡国した。中国共産党も「秦朝」の轍を踏もうとするのか ?
事實上、台湾と中国が関係を持ったのは、僅か、清朝時代的の一次短期間に過ぎない。当時、清朝の雍正皇帝は、(1772年)にはっきりと、「台湾自古不属於中國」(台湾は、古より中国に属してたものではない)、台湾が清朝の支配に入ったのは、清朝の領土拡大に依るものであった、と宣示した。だから、台湾は「中国の固有領土である」という中国共産党の言い分は、鹿を馬に言い換えたようなものである。 台湾と中国は、単に「同宗の縁」があるというだけで、どっちがどっちに属すると云う関係は存在しない。
米国と英国は、対外的に、我々両国は「brother states」(兄弟の邦」であると言明し、非常に蜜切な関係を保持している。ドイツもオーストリアも然りである。しかし、我我は、中国が、シンガポールを「兄弟の邦」だと称するのを聞いたことがない。 何故だろうか ?
答えは非常に簡単である。それは、老古大国の「封建老大思想」が祟って居る為である。だから、今日、中国が米国と肩を並べる大国になっても、世界各国は等しく中国を「先進国家」だと認めていない、原因は詰まるところ、封建老大思想が現代の世界潮流に付いていけないからである。
今日の中国で、鄧小平の人気は毛沢東よりも高い。原因は、鄧の政経分離改革で、政治は共産主義でも、経済は「資本主義」路線を歩むことを決め、中国を「経済大國」に育て、空前の富める国にした。
鄧小平はフランス留学で、「国際観」を有する、開明派政治人物であり、鄧小平が生命の危険を冒して老朽なる封建頑固派の反対のを押し切って、「改革路線」を実施しなかったなら、中国に今日の経済発展は有り得ない。
但し、政治領域に於いて、鄧小平のような人物の出現が無かったので、中国は未だに政治的「先進國」に一歩足を踏み入れる事が出来ない。台湾問題の解決も、今だに、「文攻武嚇」(文筆洗脳、軍事威嚇)、或いは、「買台湾」(台湾買取り)等の封建思惟の段階に留まり、突破口が見つからないままでいる。
中国は古(いにしえ)から「邦国」という概念があった。古籍『说文解字』の解説によると、邦国とは国のことであり、「大を邦と称し、小を国と称する」、と解説している。邦とは、国也; 国とは、邦也; とも注釈している。 現代の康熙字典でも、「邦者、国也、大曰邦、小曰国」と説明している。従い、台湾と中国は、「邦国」の概念を取り入れて、両岸の問題のを解決することが出来る。
世界には数多くの先進國、例えば、英国の「大英連邦」(British Commonwealth)、ロシアの「Russia Federation」、欧洲連合の(European Union, 略して EU ) 等、は全て「邦国連合」方式を取り入れたものである。 何故、古より邦国概念を有する中国は、この方式を取り入れ問題解決をしようとしないのか ? 頑固な老大思惟が妨げになっているとしか説明のしようが無い。
邦国概念は、現代の「連邦」方式に等しい。「大英連邦」は、英文名を「 Commonwealth of Nations 」に換えたが、 多数の独立国家連合である事に変わりはない。英国を主幹、或いは、総幹事とし、會員国の地位は、兄弟の如く皆平等である。連邦設立の用意は、主に互いの関係を強める事にあり、難題のある時は、相談し合い、互いに助け合う事も出来る。
スイス・ローザンヌに拠点を置く国際的なビジネススクール、IMD(国際経営開発研究所)がこのほど2022年度の「IMD世界競争力年鑑」を発表した。評価対象となった63カ国・地域の中で、台湾は昨年より1位ランクを上げ、7位となった。台湾は4年連続で順位を上げており、2013年以降の最高順位となった。特に人口2,000万人以上の国・地域の中では、2連続で世界1位となった。
台湾は、雀並みに体積は小さい、しかしながら、五臓六腑は完璧に備えている。台湾の国家条件と実力は,世界中の大多数の国よりも完璧で且先進的である。従い、中国が「一国両制」方式で台湾との結合を主張するのは、完全に現実を無視しており、単純に、大魚が小魚を食べようとする考えであり、意のままになる事はない。それ故に、先進の米欧日各国は、挙って、台湾の中国抵抗に同情と声援を送っている。
もし、中国が先進諸国を学び、現代開明の方式で、「一邦多国」で以って「一国両制」の概念に取り換える事が出来るなら、台湾と、「邦聯」(連邦」を組み、海峡両岸の友好国関係を樹立するのは、困難な事ではない。
一つの簡単な藍図(blue print )を描いてみるなら、例えば、「大華邦聯」或いは「大漢邦聯」の名義で主幹組織を作り、多数独立会員国を参加させ、参加会員間の地位は平等で、議事は多数決の形にすれば、誰も単独で組織を主宰する事は出来ない「連邦」になる。
中国は、古より、世界との関係は、「四海皆兄弟」である、という理想を掲げている。つまり、全世界の人々と兄弟の如く付き合うのが、良好関係を保つ、最も理想的な考えだとしている。中国には早くからこのような得難い思想があるにも拘わらず、その実行と実現を怠って、世界中から、理解し難い、不思議な国だと非難されている。
中国も、何時までも「指鹿為馬」の術策を弄ぶ事をせず、率直に、現実に面と向かい、両岸問題の解決に取り組めば、問題解決は左程困難な事では無い筈。
2020年12月, 香港の親共媒体《大公報》の報道に依れば、中国国務院(外交部)の発言人は、両岸関係和平発展の最大の障害は、「極く少数の台湾独立頑固分子」であり、許すべきでないという、極めて矛盾に満ちた発言をしている。
同じ時間帯に、中国の武力統一を主張する學者李毅が香港媒体で発表した評論によると,台灣で、統一に賛成する人は、僅かに0.7%しかなく、人口の百分の1にも満たない。主な原因は、統一を望む人は白髪頭の爺と婆(外省人の年寄り)のみで、彼等は、老齢で年毎に数が減る一方だから、十年後には、恐らく、 基本的に死に耐えているだろう。よしんば、何人か生き永えても、数の意味をなさない。
学者李毅が指摘する統一賛成者が、僅かの0.7%であれば、裏を返して言えば、台湾独立賛成者は99.3%の多きに達する。つまり、台湾人全体を意味するもので、「台湾独立分子」という分類は何ら意味を成さない、と、李毅氏は指摘する。 つまり、中国国務院の曰く「極く少数の台湾独立頑固分子」、というのは、国務院の自己欺瞞に外ならず、型通りの「政治辞令」に過ぎない。 恰も、太平洋戦争の戦前戦中を通じて、「米英は鬼畜である」という政治宣伝と全く同じでである。
台湾人と中国人は、個人的には、非常に、仲良く付き合っている。 所が、国が絡むと、付き合いが可笑しくなってしまう。可笑しくなってしまうのは、政治的な駆け引きが妨げになっているからに他ならない。「鹿を指して、馬と為す」は典型的な政治の駆け引きである。そのような中国式術策を変えない限り、台湾を、「兄弟の邦(クニ)」として認めない限り、両岸の関係改善は無理であろう。
とすれば、また其の為に、今、多くの台湾人は、いっその事、米国のbrother state に成る、或いは、日本と手を握り、兄弟の邦に成る、という道を真剣に考えている。
台湾は、色んな面で、世界中から、称賛され、好かれている国である。 その台湾と、兄弟の邦に成るのは嫌だという国は無いだろう。
現実に、米国では、既に、数多くの政治人物が、台湾との国交承認を主張しており、早期実現の可能性は高い。
中国は、国連の常任理事国だから、台湾の国連加盟を妨げるであろう、しかし、両国関係にまで、手は届かなない。
日本が、若し米国と足並みを揃え、台湾承認に踏み切るならば、その後に、多くの国も追従するから、中国は、政治的に、恫喝するであろう。が、しかし、台湾を「同邦の国」として、取り扱う意向の無い「理不尽」は、世界全般に非難されるべきであり、中国の肩を持つ国は数少ない筈であり、恫喝は恫喝だけに終わり、左程の作用を伴う事はないだろう。
終戦後に創立した国連の会員国は、僅か四十五国だった。 今、国連参加国は二百国ほどに増えている。この事実で分かるように、世界は絶え間なく、前に進んでいる。いくら大国であろうと、このような世界の趨勢を妨げる事は出来ない。
日本は「先進国」だが、本当に仲の良い国は残念ながら多く無い。恐らく、仲の好い国の序列を試しに並べて見るなら、台湾が 筆頭になるのではなかろうか。
問題は、優柔不断の社会性格を持つ日本が、このような千載一遇の機会を逃さずに、米国と協力して、台湾とガッチリ手を握り合う事が出来るかどうかである。
今、日本は、台湾を「兄弟の邦」として、仲良く迎え入れる「空前の機会」を目の前にしている。この際、「ヤマト魂」の、気概あるいは精神を発揮し、「空前の決断」をして、台湾を「兄弟の邦」として迎え入れ、末永く、誇りを後世に残す事を考えるべきでは無かろうか。
ーー brother states (兄弟の邦) を多く 有する 米国 ーー
ーー 鹿を指して馬と為し 兄弟を敵視する 中国 --
ーー 史上初の 良き兄弟の邦が 作れるか 日本 ? ーー
中国は、「兩岸一家親」という甘い文句を使って、台湾を統一しようとしている。その文句の「親」という字の意味するところを暈している。そして。「一家親」という漢語は「家族」を意味するのは、台湾人は良く知っている。
台湾と中国は、共に、「漢民族」を主幹とした社會だから、「同宗」の関係を有すると云う事が出来、仲良く愉快に付き合える間柄であるが、現實はこれと相反している。
同宗の縁があるのは、同一家族である事を意味しない。簡単な例を挙げると、美国人と英国人は同宗であるが、同じ家族ではない。シンガポール人と中國人も同宗だが、同じ家族でない。オーストリア人とドイツ人も又然りである。
同宗の縁があるからとて、それを「家族」に恣意的に言い換えるのは、「鹿を指して、馬と為す」の歪論に等しく、魑魅魍魎の言に属する。
歴史がはっきり教えているように、中国史上最強の「秦朝」は、「指鹿為馬」の政治的術策を弄ぶ事を好んだ為に、短命で亡国した。中国共産党も「秦朝」の轍を踏もうとするのか ?
事實上、台湾と中国が関係を持ったのは、僅か、清朝時代的の一次短期間に過ぎない。当時、清朝の雍正皇帝は、(1772年)にはっきりと、「台湾自古不属於中國」(台湾は、古より中国に属してたものではない)、台湾が清朝の支配に入ったのは、清朝の領土拡大に依るものであった、と宣示した。だから、台湾は「中国の固有領土である」という中国共産党の言い分は、鹿を馬に言い換えたようなものである。 台湾と中国は、単に「同宗の縁」があるというだけで、どっちがどっちに属すると云う関係は存在しない。
米国と英国は、対外的に、我々両国は「brother states」(兄弟の邦」であると言明し、非常に蜜切な関係を保持している。ドイツもオーストリアも然りである。しかし、我我は、中国が、シンガポールを「兄弟の邦」だと称するのを聞いたことがない。 何故だろうか ?
答えは非常に簡単である。それは、老古大国の「封建老大思想」が祟って居る為である。だから、今日、中国が米国と肩を並べる大国になっても、世界各国は等しく中国を「先進国家」だと認めていない、原因は詰まるところ、封建老大思想が現代の世界潮流に付いていけないからである。
今日の中国で、鄧小平の人気は毛沢東よりも高い。原因は、鄧の政経分離改革で、政治は共産主義でも、経済は「資本主義」路線を歩むことを決め、中国を「経済大國」に育て、空前の富める国にした。
鄧小平はフランス留学で、「国際観」を有する、開明派政治人物であり、鄧小平が生命の危険を冒して老朽なる封建頑固派の反対のを押し切って、「改革路線」を実施しなかったなら、中国に今日の経済発展は有り得ない。
但し、政治領域に於いて、鄧小平のような人物の出現が無かったので、中国は未だに政治的「先進國」に一歩足を踏み入れる事が出来ない。台湾問題の解決も、今だに、「文攻武嚇」(文筆洗脳、軍事威嚇)、或いは、「買台湾」(台湾買取り)等の封建思惟の段階に留まり、突破口が見つからないままでいる。
中国は古(いにしえ)から「邦国」という概念があった。古籍『说文解字』の解説によると、邦国とは国のことであり、「大を邦と称し、小を国と称する」、と解説している。邦とは、国也; 国とは、邦也; とも注釈している。 現代の康熙字典でも、「邦者、国也、大曰邦、小曰国」と説明している。従い、台湾と中国は、「邦国」の概念を取り入れて、両岸の問題のを解決することが出来る。
世界には数多くの先進國、例えば、英国の「大英連邦」(British Commonwealth)、ロシアの「Russia Federation」、欧洲連合の(European Union, 略して EU ) 等、は全て「邦国連合」方式を取り入れたものである。 何故、古より邦国概念を有する中国は、この方式を取り入れ問題解決をしようとしないのか ? 頑固な老大思惟が妨げになっているとしか説明のしようが無い。
邦国概念は、現代の「連邦」方式に等しい。「大英連邦」は、英文名を「 Commonwealth of Nations 」に換えたが、 多数の独立国家連合である事に変わりはない。英国を主幹、或いは、総幹事とし、會員国の地位は、兄弟の如く皆平等である。連邦設立の用意は、主に互いの関係を強める事にあり、難題のある時は、相談し合い、互いに助け合う事も出来る。
スイス・ローザンヌに拠点を置く国際的なビジネススクール、IMD(国際経営開発研究所)がこのほど2022年度の「IMD世界競争力年鑑」を発表した。評価対象となった63カ国・地域の中で、台湾は昨年より1位ランクを上げ、7位となった。台湾は4年連続で順位を上げており、2013年以降の最高順位となった。特に人口2,000万人以上の国・地域の中では、2連続で世界1位となった。
台湾は、雀並みに体積は小さい、しかしながら、五臓六腑は完璧に備えている。台湾の国家条件と実力は,世界中の大多数の国よりも完璧で且先進的である。従い、中国が「一国両制」方式で台湾との結合を主張するのは、完全に現実を無視しており、単純に、大魚が小魚を食べようとする考えであり、意のままになる事はない。それ故に、先進の米欧日各国は、挙って、台湾の中国抵抗に同情と声援を送っている。
もし、中国が先進諸国を学び、現代開明の方式で、「一邦多国」で以って「一国両制」の概念に取り換える事が出来るなら、台湾と、「邦聯」(連邦」を組み、海峡両岸の友好国関係を樹立するのは、困難な事ではない。
一つの簡単な藍図(blue print )を描いてみるなら、例えば、「大華邦聯」或いは「大漢邦聯」の名義で主幹組織を作り、多数独立会員国を参加させ、参加会員間の地位は平等で、議事は多数決の形にすれば、誰も単独で組織を主宰する事は出来ない「連邦」になる。
中国は、古より、世界との関係は、「四海皆兄弟」である、という理想を掲げている。つまり、全世界の人々と兄弟の如く付き合うのが、良好関係を保つ、最も理想的な考えだとしている。中国には早くからこのような得難い思想があるにも拘わらず、その実行と実現を怠って、世界中から、理解し難い、不思議な国だと非難されている。
中国も、何時までも「指鹿為馬」の術策を弄ぶ事をせず、率直に、現実に面と向かい、両岸問題の解決に取り組めば、問題解決は左程困難な事では無い筈。
2020年12月, 香港の親共媒体《大公報》の報道に依れば、中国国務院(外交部)の発言人は、両岸関係和平発展の最大の障害は、「極く少数の台湾独立頑固分子」であり、許すべきでないという、極めて矛盾に満ちた発言をしている。
同じ時間帯に、中国の武力統一を主張する學者李毅が香港媒体で発表した評論によると,台灣で、統一に賛成する人は、僅かに0.7%しかなく、人口の百分の1にも満たない。主な原因は、統一を望む人は白髪頭の爺と婆(外省人の年寄り)のみで、彼等は、老齢で年毎に数が減る一方だから、十年後には、恐らく、 基本的に死に耐えているだろう。よしんば、何人か生き永えても、数の意味をなさない。
学者李毅が指摘する統一賛成者が、僅かの0.7%であれば、裏を返して言えば、台湾独立賛成者は99.3%の多きに達する。つまり、台湾人全体を意味するもので、「台湾独立分子」という分類は何ら意味を成さない、と、李毅氏は指摘する。 つまり、中国国務院の曰く「極く少数の台湾独立頑固分子」、というのは、国務院の自己欺瞞に外ならず、型通りの「政治辞令」に過ぎない。 恰も、太平洋戦争の戦前戦中を通じて、「米英は鬼畜である」という政治宣伝と全く同じでである。
台湾人と中国人は、個人的には、非常に、仲良く付き合っている。 所が、国が絡むと、付き合いが可笑しくなってしまう。可笑しくなってしまうのは、政治的な駆け引きが妨げになっているからに他ならない。「鹿を指して、馬と為す」は典型的な政治の駆け引きである。そのような中国式術策を変えない限り、台湾を、「兄弟の邦(クニ)」として認めない限り、両岸の関係改善は無理であろう。
とすれば、また其の為に、今、多くの台湾人は、いっその事、米国のbrother state に成る、或いは、日本と手を握り、兄弟の邦に成る、という道を真剣に考えている。
台湾は、色んな面で、世界中から、称賛され、好かれている国である。 その台湾と、兄弟の邦に成るのは嫌だという国は無いだろう。
現実に、米国では、既に、数多くの政治人物が、台湾との国交承認を主張しており、早期実現の可能性は高い。
中国は、国連の常任理事国だから、台湾の国連加盟を妨げるであろう、しかし、両国関係にまで、手は届かなない。
日本が、若し米国と足並みを揃え、台湾承認に踏み切るならば、その後に、多くの国も追従するから、中国は、政治的に、恫喝するであろう。が、しかし、台湾を「同邦の国」として、取り扱う意向の無い「理不尽」は、世界全般に非難されるべきであり、中国の肩を持つ国は数少ない筈であり、恫喝は恫喝だけに終わり、左程の作用を伴う事はないだろう。
終戦後に創立した国連の会員国は、僅か四十五国だった。 今、国連参加国は二百国ほどに増えている。この事実で分かるように、世界は絶え間なく、前に進んでいる。いくら大国であろうと、このような世界の趨勢を妨げる事は出来ない。
日本は「先進国」だが、本当に仲の良い国は残念ながら多く無い。恐らく、仲の好い国の序列を試しに並べて見るなら、台湾が 筆頭になるのではなかろうか。
問題は、優柔不断の社会性格を持つ日本が、このような千載一遇の機会を逃さずに、米国と協力して、台湾とガッチリ手を握り合う事が出来るかどうかである。
今、日本は、台湾を「兄弟の邦」として、仲良く迎え入れる「空前の機会」を目の前にしている。この際、「ヤマト魂」の、気概あるいは精神を発揮し、「空前の決断」をして、台湾を「兄弟の邦」として迎え入れ、末永く、誇りを後世に残す事を考えるべきでは無かろうか。