にんじんにっき

アトリエにんじん畑の作品紹介と日々のできごと。

台湾旅行記・・・3日目後半(茶芸館)

2010-03-11 23:55:48 | 旅行
さあいよいよ、本格的な茶芸館へ足を踏み入れることになりました。
九分はいろんな茶芸館があるのでガイドブックやネットで下調べしていたつもりなのに、
似たような名前でどれがどれだったのが分からなくなっちゃって。。。
インスピレーションで(ちょっと大げさ)「阿妹茶酒館」というお店に決定。
 
本当に「千と千尋の神隠し」のモデルになったのが良くわかるロケーションです。
九分には観光客は沢山いるけれど、みんなツアーの人が多いので自由時間は1時間程度。
茶芸館でゆっくりお茶をする人は殆どいないようで、お客さんは1組だけ。
案内された席は1階で2階にテラスがあるはずだけど、
もし2階のテラスに行きたいと言っていまひとつだったら。。。と思い今回は室内。
霧がすごかったし、風もビュービュー吹いていたのでこの選択は正解でした。

まず、竹で出来たメニューを持ってきてもらってどのお茶にするか決めます。
分かっていたことだけど、高い~
今までチープなものばかり食べていたので、あまりの金額の高さにちょっと尻込み
茶芸館はお茶の葉を選んでその金額+お湯代は1人につき100元(約300円)
お茶の葉は400元~700元くらいまであったように思うのですが、90グラムでこの値段!!
前日、お茶の問屋で大量にお茶を買ったばかりなのですぐ計算してしまうのです(イヤラシイ
どのくらいのグレードの茶葉が出てくるのか分からないけれど、とんでもなく高いのは否めない。
私達が選んだのは金萱茶500元(約1500円)
ミルクの香りがするとか。。。凍頂烏龍とすごく迷ったけれど、初挑戦してみることにしました。
まずお姉さんが最初にお作法を教えながら入れてくれます。
 
茶盤は石で出来ていて石臼みたいで素敵~流れるような手つきでお茶を入れてくださいました。
背の高い器は聞香杯といってまず最初に聞香杯にお茶を注ぎ、
そのお茶を背の低い飲杯へ移して、空になった聞香杯に溜まっている香りを聞いて楽しみます。
本当にミルクのような甘い香りがしました。こういう所作大好き。あ~なんて優雅なんでしょう
お湯はテーブルの足元でシュンシュン沸かしておいてくれます。
茶盤は段々になっていて下に流れていきます。 
小さな急須なので茶葉が開くとこんなに盛りあがってきます。
1回目に入れた茶葉で10煎以上美味しくいただけました。
お茶菓子はタロイモ団子とアン団子。熱々で美味しい。甘さ控えめ♪

アンティークな調度品もすぐ近くにたくさん
日本の喫茶店と違って茶芸館ではお湯代も払ってるし、
台湾の方は何時間もおしゃべりする場所らしいのでそれにならってのんびり楽しみました。
ゆっくりお茶とおしゃべりを楽しんでいたらあっという間に2時間くらい経ってたわ。
残った茶葉は立派な箱に入れてくれます。持ってかえって飲みます~。
窓から見える景色。
来たときは霧で真っ白だった風景。霧も随分晴れて海がみえるようになりました。
こんなことでもなかったら(腹痛騒ぎ)茶芸館なんて何回きても来れなかったかも。。。
災い転じて吉となるってこういうことなのかもね
茶芸館。堪能させていただきました