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定年を機に蓼科高原にログハウスを建て田舎暮らしをスタート!早くも7回目の冬を迎えています

ログハウスの火災保険 2

2016-08-29 14:02:26 | ログハウス建築
今日ホンカジャパンに電話し、ログハウスの耐火構造認定について確認しました。
いきなりの電話にも拘らず、誠実に分かりやすく説明して貰え、満足でした。
結果は残念なものでしたが、豊富な知識に裏付けられた分かり易い説明と、誠実さは流石でした。
ポイント アップです。
以下、やり取りの内容です。
Q:ホンカのホームページに「ホンカのログ材は準耐火構造基準を満たしている」と書かれていますが建築中のキエロス(モデル名)は、準耐火基準を満たしているのでしょうか?
A:当社のログ材は国土交通省の「準耐火構造認定」を取得していますが、これは建物として準耐火構造を満たしていると言う意味ではありません。標準仕様で建てられたホンカ ログハウスは、準耐火構造基準を満たしません。
Q:では、ホンカのログハウスで準耐火構造認定を受けるにはどうすれば良いのですか?
A:設計段階で、準耐火構造認定をパスできる仕様にする必要があります。
Q:「省令準耐火構造」と言う規格もある様ですが、こちらの基準はパスできますか?
A:「パスできません」。「省令準耐火構造」基準を満たすには、「燃えしろ」計算等を行い、例えば梁を太い物にしたり、天井板を燃えにくい物に変える…などの対応が必要です
Q:という事は、火災保険契約時に「T構造」(耐火構造のT?)で加入は出来ないと言う事ですか?
A:「H構造」(非耐火構造のH?)の契約になると思います。
Q: 設計時に準耐火構造基準をクリアできる仕様に変更すると、どの程度のコストアップになりますか?
A:建物の大きさ等の条件により異なるので電話での回答は難しいです。
Q:契約時に、準耐火構造に関する説明など一切無ったのですが…「聞かれなければ説明しない」では無く、オプションとして説明して欲しかった。
A:今後検討します。
ついでに、固定資産税の減免処置を受けられる「長期優良住宅」認定について確認してみました。
Q:ホンカログハウスは「長期優良住宅」の認定を受けられますか?
A:関西以西の地域では標準仕様でも長期優良住宅の認定を受けられる可能性があります。しかし、長野県などの寒冷地では標準仕様のままでは「省エネルギー性能」を満たせません。長期優良住宅認定を受けるには、「省エネルギー基準による地域区分」毎に定められた要件をクリアーするため、準耐火構造基準同様、設計段階で考慮しておく必要があります。
結局、標準仕様ではホンカ ログハウスは「準耐火構造」でもないし「長期優良住宅」でも無い事になります。
これらの基準をパスするには、それなりの出費と、ログハウスの良さ(例えば、100%天然木⬅︎チョット無理があるけど…)を損なう可能性がある選択肢を受け容れる必要が有りそうです。
因みに、茅野市の地域区分はレベル II でした ⬅︎北海道がレベル I ですから「かなり寒い地域」にカテゴライズされています!。
更にレベル II 地域の断熱材要件を調べてみると、下記の通りでした。

我が家で採用した断熱材は、グラスウール16K 100mmですので、地域区分 II に求められる「屋根 265mm」「床 210mm」の半分以下という事になります。これでは、長期優良住宅認定には程遠いですね。
う〜む… 棟梁は「100mmで寒く無い」と言ってたけど…
今年の冬は、いきなり実験突入ですね〜

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