中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族を紹介しています。

日本人には余り馴染みのない中国貴州省と、今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州大理古城について

貴陽市でも一時滞在の日本人が襲われる

2012年09月18日 | 貴州省

9月18日付の「南方都市報」の電子版によれば、貴陽市に現在一時滞在中の河原さんという方が、16日夜に中国人の友達と貴陽市の路地にある店で食事をした後、店を出たら、若い中国人の一群のグループが、彼らめがけて突如襲ってきたそうです。一緒にいた中国人の友人と共に襲って来た中国人に取り囲まれたものの、幸いにも何とかその包囲網を突破し、難を逃れたそうです。その後、電話で連絡を受けた中国人の友達の母親がバイクで現場に駆けつけ、そのバイクに乗り取り合えず友達の家に戻ったそうです。中国人に取り囲まれた際に服等を掴かまれたりしたものの、友達も含め河原さん達には、幸い怪我は無かったようです。

河原さんは、何でも今度雲南省・貴州省で起きた地震の被災地に、現在滞在中の武漢市で、援助物資の提供などを呼びかけ、その結果集まった薬等の援助物資(重さにして80キロ)を持って、一人で貴陽市迄来て、その後貴陽市の中国人ボランティアと合流して、その中国人ボランティアと貴陽で食事した後、災難に遭ったようです。

今回災難に遭った河原さんという方は、以前自転車で中国を旅行中、武漢市で自転車を盗まれて、此方の新聞等でも、その件が取り上げられて有名になった人です。私も、その記事を見た記憶があります。武漢市で食事中に自転車を盗まれ、その後、警察の懸命の捜索により、盗まれた自転車が、何日か後に、無事に持ち主である河原さんの手に戻り、その件が写真入りで大きく報道された事もあり、私も偶々その記事を読んだことを覚えています。

その件に関して一部の中国人の間からは、我々一般の中国人が自転車を盗まれたら、果たして関係当局がこんなに懸命に捜査して、警察は盗まれた自転車を探し出してくれるかと云うような怨嗟の声も上がったようです。これに対して関係当局は、自転車はかなり特殊な物なので、特徴が際立っていたから見つけ易かったと弁明してたように記憶しています。また、自転車は本来は止めてはいけない所に止めてあったとも記事にはあったように思います。

夜になれば貴州等では自転車やバイク等が家の外や路上等置いてあるというような光景は、そもそも全く見かけません。家の中に自転車等を持ち込むか、家の前の廊下等に夜は保管します。日本でよく見かけるように、自転車やバイクが夜間道路等に止めてあるという光景はまず見かけません。

本来は河原さんは、貴陽市でもう一人の日本人と合流し、援助物資を持って列車で貴陽から雲南省詔通市に向かう予定が、今回このような事件が起きたので、なんでも北京から某新聞社の記者が貴陽に来ることになり、その記者の手配で、その記者達と一緒に車で援助物資を携えて明日19日に雲南省の被災地に向かう事になったそうです。

現在、貴州省に滞在中の日本人の数は、はっきりしないのですが20数名位と思われます。貴陽市に長期滞在中の日本人は日本語教師・留学生・会社派遣の会社員・自営業者等で20名足らずだと思います。それ以外は個人で貴州に旅行に来ている人達と思います。この時期ですから日本からの団体旅行はいないとおもいますが、、、、。

何れにせよ、貴州省内で日本人が襲われたのは、今回の貴陽市に一時滞在中の河原さんの件が初めてで、現在の時点では、この他には貴州滞在中の日本人が暴力行為を受けたと言う情報はありません。

今日貴陽市でデモがあったかどうかは、現在の時点では確認できていません。貴陽市は、今日は朝からヅート雨が降り続いており、最高気温も16度と今の時期としては大変寒いです。平日であることや天気も悪かったので、今日はデモがあっても、参加者は昨日の15日と比べれば少ないと思われます。なお15日には貴州省では、六盤水市でもデモが行われたようです。

 

 



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