ふうちゃん本舗

のんびりおじさんの社会科見学

早朝の街に山笠が走る 博多山笠のフィナーレ

2016-07-13 00:41:19 | 街を徘徊して

7月15日早朝の4時59分、
神官の打つ大太鼓の合図で今年は東流れの山が最初に櫛田神社の境内に入り(櫛田入りと言う)、「博多祝い唄」を唱和してから博多山笠のフィナーレ、「追い山」がスタートします。
以降、5分おきに残りの6流れが出て行き、5Km先のゴール「廻りどめ」まで約30分間の到達時間を競います。
最後には(距離は短縮されますがコースの一部を)飾り山笠が1基だけ走って今年の博多山笠行事が終わります(正確にはこのあと櫛田神社で鎮めの能があって終了)。

ところで山=かき山は約1トンの重さがあり、これを26人で担いで走ります。
しかし1人で連続しては走れないので次々と担ぐ人が入れ替わりますが、この替わり方はまるで水が流れるようで見事なものです。もたもたするとタイムに影響しますので。

担ぐ棒は前後それぞれ6本ありますが、中の2本は人が入れ替わりにくいのでベテランの担当となります。
担ぐ時は神輿のように棒に直接手をかけるのではなく、棒に回した縄の方をしっかり持ちます。
しかしこの縄は棒に付属しているわけではなく各自が持っているものを棒に回して使います。
この縄を「かき縄」と言います。長さは120cm位あります。
この縄は肩にしっかり棒を固定させる役目と、担ぐ人が足がもつれてもぶら下がれるようにとの安全対策も兼ねています。因みに担ぐ棒には名前があり、向かって一番右から「右肩一番棒」、同じく二番棒、三番棒、次に「左肩三番棒」同じく二番棒、一番棒となります。

(担ぎ手交代の様子、走りながら次の人がサッと入れ替わって行く)


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