サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

君が嫌いな君が好き。/君のことが大大大大大好きな100人の彼女 第48話 感想(ヤングジャンプ2021年12号)

2021-02-18 | 君のことが大大大大大好きな100人の彼女
表情(笑








今週は素直になれないという自己否定でした。
ぶっちゃけ、
自己否定って誰しもあっさりとやり過ぎというか、
まあ誰にもそんな事言われてもないのに自分で自分を否定しがちなんですよね
ただまあ、
相対評価も確かにありますからね
人間は基本完璧を求めるから少しでも自分よりも器用な人を見つけるとそれがイコール自己否定になっちゃう
でもそれってあくまで相対的な評価であって、絶対的な評価では全く無いんですよ
極論を言っちゃえば相対評価を突き詰めると勝者なんて1人になってしまう
なので・・・
唐音が陥ってるのはあくまで相対評価に過ぎないんですよね
それも、極一部分だけを切り取ったようなネガティバーにありがちなやつね(笑
確かに周りの子たちと比べると「素直さ」は足りてないかもしれない
だけど、
その代わり、
唐音には唐音「だけ」の良さがいっぱいあって・・・
例えば、以前羽香里がピンチだった時も、こと勇気に関して言えば飛び抜けてたじゃないですか
もっと言えば誰かに対して負けん気を示せる気持ちと愛情を持って人を叱れる「優しさ」がありますよね
それこそが彼女の個性であり、
それこそが唐音の「絶対評価」だと思う
それも正直一部分に過ぎないですけどね
他にもいっぱいいっぱい。

だから、
個人的には相対評価よりも、
絶対評価を大事にして欲しいな。。とか、
一応彼女の倍以上(笑)生きてる人間としては感じました
あ、倍以上って言っても、俺まだ30代ですからね!そこは誤解しないで下さい←←←


(やや偉そうに書いたけど、
別に自分も自己肯定感の強い人間では全然ないです笑
戒めを込めて書いてる部分もあります)。





恋太郎、好き。。




でもね。。
我らが恋太郎が相対評価で他人を見ますか!?って話ですよ。
今週は色々な小ネタも面白かったし純粋にキャラ変回としても楽しかった
自分、漫画のルーツに「きんぎょ注意報!」とか「ボンボン坂高校演劇部」とかがあるんで、
キャラクターの性格が変化する回って昔から慣れ親しんできた節もあるから大好きなんですよ(笑

でも、
一番心に残ったのは、
最後のページの恋太郎でした。
君がいくら自分を否定しようが嫌いになろうが、
俺はそんな君が世界で一番大好きだから。という(今度は)恋太郎からの告白。。
この世界で一番~っていうのもウソじゃないし、勿論ジゴロでもない
本当に全員とタイマンの如く付き合ってる彼だから出て来たセリフでしょう
だから読んでてちょっと泣きそうになったし、
唐音もまた・・・涙を浮かべたんでしょう
それは、
恋太郎が、
ちゃんと「自分自身」を見続けてる事がよく分かったから—――――。
伝わって来たから。誰かと比べて嫌になった自分を、真正面から「大好きだ。」と言ってくれたから・・・。

とか、
感情を込めて感想を書いてると、
不思議と泣きそうな気分になって来ますね・・・笑
でも、
以前から、
(個人的には)日本人ってあまりにも簡単に自己否定に走りがちだとは感じていたし、
事実自分にもそのきらいが今でも色濃く残ってるので。読んでて感じるものは多々ありました
どころか、
この感想を書く為に、
本棚の100カノ(4巻まで発売中だょ♪)を読み返して、
唐音のいいとこいっぱい見つけちゃった!ってそれくらい気合を入れて・・・
否、「見つけちゃった」ではなく、「やっぱそうじゃん!」って言い方が正しいかな?

兎角、
いち100カノファンとして、
いたく感動してしまった48話目でした。。
最後のページは読む度に泣きそうになってしまうんですけど、
内心自分も恋ちゃんみたいな、ああいうセリフを誰かに言われたいのかも、ですね(笑
また、恋太郎が全員と(実質)一対一で恋愛してる~っていうのも伊達ではなく「真実」なので。
それも約1年間の過程で読み手に伝わってたからこそ、ストレートに感動出来たのかも、です。











ところで、
羽香里との絡みも実に最高でした!
百合妄想が捗りますね←
でも、
羽香里は絶対今こんなんになってる唐音に対して伝えたいことあるんじゃないかと思う
15ページ目の彼女の表情がそれを物語っている・・・次週以降に、期待です。。

(本当は楽園とかの面白小ネタもいちいち拾いたかったけど、
 最後のページに焦点をどうしても絞りたかったので、そっち系は他のレビュアーさんに任せます・・・!)



二兎を得る。/ノケモノたちの夜 第70夜「もう一度」

2021-02-17 | ノケモノたちの夜
作画ホント素晴らしい。








この漫画って、
最初マルバスとウィステリアだけで始まったじゃないですか
しかも、スノウは元々不穏な登場の仕方で突っかかって来る奴~みたいな印象だったんで、
ぶっちゃけウィステリアを救ったのはマルバスである~という認識だったんですよね
(ま、マルバス自身もウィステリアの存在に救われてたでしょうが)。

でも、
最近の展開で・・・
スノウもまたウィスを救う為に命懸けで生きていきたんだな、、、という事が伝わって来たんですよね
しかも、スノウの場合、まだ年端も行かないガキんちょの頃から使命感を抱いてたじゃないですか
あの年代の、しかも男の子で、ああいう決断は中々出来るもんじゃないと思うんですよね
ウィスもきっと、自分を売ってまで支えてくれた事、探してくれてた事・・・に、
深い深い感謝があったんでしょう
過去編を見て思った事は、
スノウもまた、ウィステリアを救ってくれていたこと。
そしてその行為に対する感謝も恩義もマルバスにも劣らないくらい大きなものである、という事。
ウィステリアがマルバスもスノウも選ばなかったのは、優柔不断でも八方美人でもなく、
心の底から・・・
天秤なんていう下衆な概念に掛けられないくらいに二人とも大事に想ってた、という真実ですね。


正直、
見開きのシーンは読んでて深く感動し、
泣きそうになりました・・・
泣きそうになった=泣いてはいないって事ですが、
しかし読んでてグッと来たのは間違いないっていう事でもあります
それも、
ウィステリアが、、、
結果的には彼女が中心になって二人を同時に救い出した~という事もまた非常に尊いです
今までは守られる側だったウィスが二人の男を守ったっていうのが素晴らしい
そして、二人に対するストレートな感情を表すセリフがまた良かった
何気に、
本当に天秤に掛けず、
きれいごとでない事を証明した訳ですもんね。







しかし、
スノウの言葉も熱かったですね
スノウも・・・
正直、
一番危機的状況の時にウィスを守れなかった
或いはずっとずっとウィスの傍にいれなかった事を内心気にしてるんじゃないですかね
だから、
ちょっと大人になったというか、
心の底では大事な肉親を助けてくれたマルバスを「認める」想いもあったんでしょう
スノウの心情を考えると、肉親である自分以上に傍に居る事は複雑な想いもあるでしょうが笑
ただ、
ストレートにマルバスのウィスへの大切にしてる気持ちを、
信じて言葉に出せたのは少年が一歩大人になる様を垣間見た気がしました
少年っていうか、確か酒飲んでた気がするから、もう大人だっけか笑
それもウィスの自分への気持ちを知れたから口に出せたのかもしれないですね、、、とか想像してみる。


しかし、
今週は色々「スカッとする」回でしたね~。
個人的に一番嬉しかったのは、何気にウィスのスノウに対する熱い想いが
言葉ではなく画面から伝わって来た事じゃないでしょうか
言葉も勿論先述のように良かったですが、
それ以上に表情作画とか演出によって伝わって来たのが嬉しかったですね
決して社交辞令や八方美人とかではない「ホンモノのキズナ」を漫画で味わえた気がしました

マルバスがウィステリアにきれいだ、って言った事とか、
シトリがあっさりとノックダウンされた事が気になる、とか、
今回の一連の行動が剣十字とマルバス達の関係性を変えていく気がする、とか、
色々と思ったことはあったんですけど、
結局はやっぱりシンプルな感動がもっとも印象に残った70夜に仕上がってましたね。
特に敢えて引用しなかった見開きのページは演出含めて相当気合が滲んでるので是非直接見て欲しいです
何となく、マルウィスが進展しそうな気配も感じましたが、それは俺個人的な願望かもしれません笑











スノウの美少年っぷりが。。



さて、
次週は休載です。。
ここ最近休載が増えてるのと、
それに伴い以前よりもプッシュの機会が減ってるっぽいのが若干心配ですね
しかし内容的にはどんどん熱くなってると感じてるので、今年もっともっと人気になって欲しいです
具体的に書くと天野めぐみとか魔王城くらい安泰なトコまで到達して欲しんだよな。
っていうかまず表紙よ表紙。取り敢えず感想とアンケでアピールしますわ!どっちもずっと続けてるけど笑

次回は遂にルーサー達との決着編に移行しそうなので、そちらにも期待します♪


教室の中の変態。/「姫ヶ崎櫻子は今日も不憫可愛い」第10話 感想(コミックキューン2021年3月号)

2021-02-16 | コミックキューン
正直カワイイ(笑








今月号も面白かったです
今月号は端的に書くと・・・ティクビの話でしたね(爆
段々負けヒロインっていうか、
ただのおバカなのでは?という個人的な疑惑も浮かんできましたけど笑
でもそれも含めて「不憫可愛い」っていう事なんでしょうね
あ、でも、
先に榊さんに傘ネタやられて、
その後自分の貸した傘がカップルの相合傘に使われるシーンなんかは、
マジで負けヒロインっぽくて読んでて楽しかったですね笑
「負けてるのが滑稽で楽しい。」っていうのも何だかアレですけどね!

ただなんでしょう、
この漫画の面白さっていうのは、
やっぱりお色気系のラブコメで女主人公っていうのが大きい気がする
元々自分子供の時から少女漫画原作のコメディ漫画とかアニメで育って来たので、
それを加味すると女主人公でおバカやってる~っていう構図・・・構図というか内容?が
自分的にはかなり自然でしっくり入って来るんですよね。
ま、
ブラ忘れて、
教室で透けチク晒すリスク背負って、
でも、
その事実に興奮しかけてる~っていうのは勿論その時代には無かった変態性ですけど(笑
堂々とティクビを晒すか、それとも多少不自然でも誤魔化し続けるか・・・っていう
ちょっと官能的でありながらアナーキーな作中観が面白かった10話目でした。







しかし、
元々フッツーにやってれば、
フッツーにくっ付くタイプの二人でもあるので、
その意味では安定のラブコメシーンも非常に宜しかったです
というか、
なんだかんだで、
最後には助けてくれる夏樹って本当ヒーローだな、って笑
何気に口説き文句をナチュラルに、、、いや、多少頑張って言ってる気もしなくもない
そして櫻子が夏樹を好きになる理由もしみじみ伝わって来てストーリー的にも良好な話数でしたね。

それと、
最後のオチが・・・
とってもエッチでよろしかったです(超笑顔)
少し前にちょっと良い事?書いておいてすぐこういう事書くのもアレなんですが、
今月は羞恥心とか自身の見られ方、己の中に眠る変態性と格闘してる精神的なエロスと、
最後のオチのような直接的なエロスが混ざり合っていて非常に素晴らしかったです
正に一粒で二度美味しい、っていうか笑
 そう、
見えないのが逆にエロい~とか言うけれど、
時には大胆に官能で魅せる表現だって大切なもんだと思う
そういうのって フィクションならではの「良さ」ですもんね。。








細かいトコ書くと、
藤稔姫の天丼ネタとか(笑
25ページ目のアタックする時の櫻子の紅潮フェイスの可愛さとか、
そもそも夏服自体も清純さが演出されててとってもキュートでしたね!
四苦八苦する櫻子の奮闘っぷりにニヤニヤしつつ、
純粋なラブコメ模様にもニヤニヤ出来る、
またしてもバランス感覚に優れている傑作回だったと思います♪


承認欲求モンスター。/破壊神マグちゃん 第31話 『金剛』のグ=ラ

2021-02-15 | 破壊神マグちゃん
おバカ可愛い。。








この間出たゾンちゃんに加えて、
早くも新しいマスコットキャラが登場しました・・・というか、
唯歌の元にネガティバーが来た辺りから既存のキャラに新キャラと組ますって流れにもなってたんで、
ある意味想定内っちゃあ想定内ですかね(笑
もっと言えば、
ナプちゃんにしてもウーネラスにしても、
寄生する側の人間キャラの方が先んじて登場してたと思うので、
もしかしたら元々(唯歌たちを出した時点で)予めこの流れは構成済みだったのかも、ですね。
ま、ナプウネコンビが人気出たので、そこから着想を得た可能性もありますが・・・
でも、意外と伏線の使い方が巧い作品なのでそれも定かではないですね。

もっと突っ込んだ事を書くと、
今新連載攻勢の時期じゃないですか
元々それらの襲来に備えて新キャラを投入する予定だった可能性もありますよね
ボンボン坂とかもそうでしたけど、この手のコメディ作品はどんどんキャラを増やしていって
新鮮味というか飽きさせない~っていう努力が必要なジャンルでもある訳で、
もしその仮定が(ある程度)正しかったなら、
上木さんは初連載にして相当のやり手だという事にもなりますね・・・笑
また唯歌もそうでしたけど、新キャラによって既存のキャラが光る、という効能もあるので、
そういう意味合いでも中々の好手だったんじゃないかな、とか感じました
いちファンの意見として。




カワイイ。



今まで、
(良い意味で)高慢、
(良い意味で)狡猾、
(良い意味で)俗的、
(良い意味で)根暗・・・なキャラが相棒(?)として登場してますけど、
グラッシーは(良い意味で)バカ、、、ってそのまんまですな(笑
うん、
ナプちゃんが両さん的だとすると、
グラちゃんは梅澤春人の漫画の敵キャラみたいだな、って思いました笑
ナプちゃんとはまた違ったタイプの単純さというか、まあとにかく承認欲求が強いんですよ

で、
彼と桔梗ちゃんを組ますのも「上手いな。」って純粋に感じました
桔梗ちゃん自身が未知なる生物を“崇める”性質があるので、
正直、
桔梗ちゃんといるだけで(グラちゃんにとっては)都合が良いというか、
いや、桔梗ちゃんにとっても気軽に特殊能力をバンバン見せてくれるから都合が良いのか。。
うん、よくよく考えれみれば正しくwin-winの関係性に仕上がってましたね(笑
唯歌に極端なネガティバーを当てるのも上手いと感じてましたけど、
今回も上手い具合にグラちゃんの満たされないイキり欲を満たしてくれる桔梗が当たって・・・
本作がアナーキー&ほっこりのコメディ漫画である事を加味すると抜群の話運びに仕上がってましたね。




桔梗ちゃんの想いがまた気持ち泣ける。。



でも、
今回はギャグも感動もキレッキレで本当に面白かったですね(笑
冒頭からイキりまくりのグラちゃんのスーパーテンションがまず読んでて楽しかったし、
それに対するゾンちゃんや唯歌など既存のキャラの反応もまた楽しかった
更に、
ページを重ねる度に増していくグラちゃんのおバカっぷりも読んでて面白くて笑
一遍に二つの事柄を考えられない間抜けっぷりとか愛されキャラだな~と。
なんでしょう、
ナプちゃんもおバカキャラですけど、
ずる賢いタイプのおバカに対してグラちゃんはひたすら単細胞キャラ丸出しなんで、
もうちょっと微笑ましいタイプのおバカっていうか・・・。
あ、ナプちゃんも勿論可愛いですよ!?(フォロー)
その上、威勢の割にはショボかったり、凄さのベクトルがパワーでなく繊細な作業だったり、
イキってるのに相反してるその気持ち良いズレっぷりも含めて見てて楽しかったです
またマグちゃんや流々のツッコミも中々新鮮で面白かったですね。。笑

ただ、
最後には、
同じくオカルト研究を馬鹿にされた経験を持つ桔梗が、
(認められたいっていう)意外と近しい想いを共有してる事に気付いて、
(他の邪神等から?)小馬鹿にされてたであろうグラちゃんを真正面から認めたのは感動しました
イキりのカウンターとは言え、マグちゃんとか流々ちゃんにも冷たくあしらわれてた分、
余計にほんのりとした感動があったというか・・・
物凄く適材適所な感覚がありました
そう、
パワーとかでは他の邪神に負けるかもしれないけど、
でもグラちゃんの器用な能力だって別の見方をすれば十分スゴいんですよね
ぶっちゃけ、編み物とかもきっと得意そうですし(笑

個人的には、誰しもに褒められなくたって良いと思う
自分の事が好きで、
自分の事を認めてくれる人の元で頑張るのが一番良いんですよ
「所変われば~」ってよく言うでしょ?あれって結構正論なんですよね
そういう意味合いでグラちゃんが、
グラちゃんの“いいトコ”を認めてくれる桔梗ちゃんに出会えて本当に良かった・・・!
そう素直に思えたのが今回で(実は)最も素晴らしいポイントだったのでは、とか。
あまりに想うところがあったので感想もやたら長文になってしまいましたが、
これからの桔梗ちゃんとグラッシーのエピにも期待しています・・・!

それと、
デカハサミも可愛かったけど、
カニの状態もかなり可愛かったですね(笑
いつかは、グラちゃんが今度はキョーちゃんを助けてあげられるような、
そんな時が来たらまた感動しちゃうだろうな~とか感じましたね。








しかし今回、
欠席のイズマ含めて、
既存のキャラがすげー上手くハマってたなあ、って思いました
ホント上木さん漫画上手すぎだろ!とか感じましたね。
特に、
ナプちゃん及びヤドカリさん達の「煽り」は個人的には陰のMVPだったかな、と笑
今週も感想にアンケに援護射撃して是非巻頭カラー勝ち取りたいですね!



再生。/セメルパルス 第11話「傷」 感想(コミック百合姫2021年3月号)

2021-02-14 | 荻野純









前回のオチで・・・
というか、
今回の始まりでも、か。正直かなり絶望的な状況に思えたんですけど、
命乃の強烈な再生能力の高さで巻き返して来ましたね
そう、
既にミュールという事実も明かされてたので、
希望があるとしたら「そこ」しか無いかなー、とは思ってましたけど、
いやはやTHE主人公って感じで中々面白い展開になって来ましたね。

今回、
面白かったのは、
ストーリーも勿論なんですけど、
バトルシーンが単純に迫力というか、
所謂「キレ」があって非常に読んでて楽しかったですね
例えば、
百合姫3月号から引用させてもらうならば、
下のコレ↓とか。







これ、
スピード感も秀逸なんですが、
様子がまず上で引き付けて命乃が下で切り裂いてるじゃないですか
正直(二人の)実力的にもそうですけど、こういう立ち回りされたらまず反応出来ないと思うんですよね
結局どっちかの攻撃に対応しなくちゃいけないから、観音様じゃない限り、
こういう顛末になってしまう~っていう
バトルシーンの一つ一つにちゃんと得心が行くものがあって・・・
そこがこの漫画の売りの一つですし、
個人的には北村さんが命乃を必死で助けたのにもグッと来ました。
しかも、
そんな北村さんのピンチに、
命乃が魂を燃やして奮闘したのも良かったですし、
今月号は絶望的だった前回の引きから、
命乃側が意地を見せてる話数に仕上がっていてその意味合いでも読んでて気持ちが良い回でしたね。
 
個人的には、
命乃は北村さんにとっての憧れであり好きな人でもあるので、
北村さんは最後まで死なないで欲しいなあ、、、って今回読んで強く思いましたね(笑
いつまでも彼女にとってのヒーローでありヒロインであって欲しい、という気持ち。







最終的には、
人間側が勝利して欲しいですし、
ある程度のハッピーエンドを望んでしまうんですけど、
結構オチで不穏なにおいも感じるので・・・それがどうなるか。
でも、
今回は様子と命乃のコンビネーションが抜群でしたし、
命乃が「今回は」仲間を決死で守る事に成功していた
そういう“積み重ね”による結実が表現されてたのがこれからの(登場人物の)伸び代を感じさせてくれて、
その意味で今後にも大いに期待したくなるエピソードだったのが良かったです
また、反撃の回が新年一発目、というのも読者的には良かったですね。





何の為の。/青年少女よ、春を貪れ。 第七話「千鶴さん、おれ」

2021-02-13 | 山田シロ彦








結婚・・・
そうですね
確かに今の勝之は「結婚の為の結婚」になってると思う
結婚の為の結婚と、
本当にしたくてする結婚っていうのは違うから・・・
そういう意味だとそれなりに深刻な問題ではあるかもしれない。

正直、
「結婚しなくちゃ・・・!」っていう感情があるじゃないですか
でも冷静に考えるとそれって結局世間的な体裁だとか最低限の自尊心の構築の為の作業というか。
個人の感情を考えると矛盾した行為ではあるんですよね
それに加えて、
勝之は優しいから、
自分の想いよりも他人への同情を優先させてしまうきらいがあったんですよね
それを見抜いて先んじて結論を出して来たのが今週の千鶴さんでした。







結局、
「その人にとって何が幸福か?」っていうのは、
その人次第な部分が強いですからね
結婚の為の結婚になるくらいなら、
本当にしたい事をした方が良い。
千鶴さんも、
半ば同情に近い気持ちで切り出されることを察したからああいう言葉が出て来たんだと思う

千鶴さん自身は、本当に勝之と結婚したくて自分から結婚を意識させる為に頑張ってたとは感じるけど、
「今の」勝之は、そうではないから。そうするには、あまりにも未練が強すぎるから。
それを勝之の中で消化しない限りはこの関係性に未来は無いんですよね
それと、
一度千鶴さんと離れる~という事が、
また新しい「何か」のきっかけになるかもしれないし・・・
という、
若干ポジり気味の結論でこの感想を締めさせて頂きたいと思います(笑)。
 でも、
離れて知るその人の良さ~もきっとあるから。
個人的には千鶴さんEDも全然あるとは思ってますけどね





ただ、
今週は後輩の女の子のセリフがあまりにキレッキレでした
あのセリフは結構な人に刺さるんじゃないですかね?
来週はお休みなので、
その間に何度も千鶴さんの素敵な表情をこの目に焼き付けたいと思う・・・!

でも、勝之にも罪は無い。
だって初恋の人が、
「本当に」故意に命を奪われてたとしたら、それが気になるのは“当たり前”だから。
非常に繊細で、誠実な物語でもあって・・・現時点で面白いので、アンケと感想も頑張ります!



プレゼント。/君のことが大大大大大好きな100人の彼女 第47話 感想(ヤングジャンプ2021年11号)

2021-02-12 | 君のことが大大大大大好きな100人の彼女
ある意味男らしい。







プレゼント選び、か・・・。
俺ね、この世で最も苦手な事が人付き合いなんですけど笑(オイ
プレゼント選びは2番目に苦手かもしれません
普通に考えて、
自分の持ってる価値観と
他人の持ってる価値観っていうのは全く違うものなので。
想いが籠ってれば大丈夫、とは言うけど、実際使ってるかどうかも気になるでしょ?
それで使ってないと「ああ・・・。」っていう気分になるじゃないですか笑
だからハンカチとかも無難に見えて結構危険なんですよね・・・
日ハムの佑ちゃんにあげれば喜ぶかもしれないですが←
あんま使わん人とかもいるからね
勿論、
あまりに巨大過ぎるものを送られると逆に変な罪悪感が生まれちゃうので、
なんというか・・・もう、直接「何欲しい?」って訊きたいですけどね(笑




恋ちゃん可愛い。。



でも、
その観点からすると、
今回のチョイスは抜群だったかもね(笑
もう普段から口に出してるから・・・
しかも、
襲われるのを加味してガッチガチの貞操帯を付けてたのも笑いました
もっと他に付けるべき人いるだろうに
・・・なんでもないです、はい。

しかも、
恋太郎本気でベルギーまで行こうとしてましたからね
これだけでも本当に“大勢の中の一人”ではなく、
銘戸さんとマンツーマンの想いで付き合ってる事が分かりますよね・・・。
この漫画のこういうトコ好きですね。

ただ、
やっぱりハンカチじゃダメだったと思う
ハンカチっていうのも選んでるようで置きに行ったチョイスだと思ったので、
もうちょっと本当に相手が欲しがってるようなものを贈った方が良いように思ってました。




DQ4の発売日記念でどぐうせんし出したのだと予想(←本当か?笑




なので、
先述のように、
貞操帯付けた恋太郎~っていうのは
非常にこの漫画らしいチョイスで絶妙だったんじゃないかな、と
その上で、
ちゃんと銘戸さんとも接吻・・・
っていう彼女にスポットが当たる顛末が用意されてたのも良かったと思う
何故ならあれがなきゃ結局恋太郎とイチャイチャしてるだけの話数になってたと感じるので、
ある意味あれこそ「真のプレゼント感」があって素敵なオチだったと思いましたよね
最後の最後には恋太郎とキスしてたのも過程から考えれば得心の行く、
非常にカップルらしい素敵なキスシーンだったと思います!!







ただ、
この話数、
NLとGLが交互に襲って来るので、
そういう意味合いでは多少狂気じみてるお話ではありました(笑
でもそこに違和感がそこまで無いのがこの漫画の最も恐ろしいトコだと思います。。
羽々里と銘戸さんの愛も、銘戸さんと恋太郎の愛も、矛盾ではなく、「本物」、なので、ね。



雄大な猫

2021-02-11 | 





今日は一日中寝てました・・・俺が。
昨日買い物に行った疲れもあったのかもしれないですが、
完全に真冬の睡眠に夢中になってましたね
一応格闘ゲームもやってたんですが、それくらいかな。





良い表情。最もベテランの猫なので風格が出てきました。




しかし大きくてフワモコで可愛い。。🥰

 


凛々しくて素敵よ!
何匹も猫飼ってますけど、リーダー的存在であります。。





最近、
いつでもぬくもりに触れられる、
そんな飼い猫の存在が、更に尊く感じられるようになって来ました。
やっぱ懐いてくれるのが大きいですわ。




スノウの過去。/ノケモノたちの夜 第69夜「最後の手掛かり」

2021-02-10 | ノケモノたちの夜








今週はスノウの過去でした。
結構・・・
最初から読んでた身からすると、
ウィステリアを救ったのはあくまで(洒落じゃないよ)マルバスであり、
スノウはどっちかって言えば(初期は)敵だったイメージの方が強いんですよね
 でも、
今週の内容を読んでみると、
本当はマルバスと出会うずっと前から、
ウィステリアを救う為に頑張ってたんだよなあ。。とか感じました

ウィステリアが本当の本当にピンチだった時、
傍に居て彼女を救ったのはマルバスである事実は消えませんけど、
ただ、
スノウがウィステリアを救いたかった時は
スノウはまだ子供だったから自分を売る事しか選択肢が無かった訳なんですよね
そう考えると、
「そうなってしまった」のも情状酌量の余地があるというか、
まあ端的に書いてスノウ自身もまた子供だったから色々な意味で力量不足だったんでしょう
なので、黒い悪魔が吐露した心情も全部が全部嘘っぱちでもないのでは?とか思っちゃいましたよね







でも、
ドス黒い感情も人間にはあるけど、
割り切れない表向きの感情もありますからね
よく本音とか本心とか言いますけど、
正直それもまた感情の一部でしかないって思うんです
表向きの感情が嘘かって言ったらぶっちゃけそれも別に嘘ではないよね
例えば、仕事場であの人のこういう所は心底嫌いだわ、とか思うけど、
その人のやってる事の全部が悪だ~なんて思わないでしょ
そう・・・
スノウは、
一番肝心なトコはマルバスに託した
先述の通り、「俺が救うはずだったのに~」っていう気持ちももしかしたら本音かもしれない
でも、あんな風に素直に頼るって事は、どこかでマルバスを認めてなきゃ出ない言葉だと思うんですよ
スノウの性格上、
“一番苦しい時に守ってやれなかった”という懺悔にも似た想いも持ってるかもしれないし・・・。







いずれにせよ、
シトリの“絆ぶち壊し計画”は頓挫した模様
ウィステリアは兄を目覚めさせる頃まで我慢をして必死に生き抜き、
スノウもまたウィステリアが誰も見捨てない事を信じて「もう一度」自分の身体を売った
そして、
マルバスも・・・
ウィスとスノウの異変に気付き、
「もう一度」新しい契約を交わしてみんなを救おうとしている。。

ただ、
他人も絡む救済なので、
ウィステリアは再び対価を払わないといけない
既に視力を失っているのに、
また何かを払ったら、
ウィステリア一体どうなっちゃうんだろう・・・?って不安の方が正直大きい

・・・でも、
「それ」を一切の躊躇なく、
真っ直ぐな瞳で言い切れるウィスの姿に感動してしまう自分も居ます
先週号も次回読むの(実は)怖かったのに、
今週号も次回読むのちょっと怖いですね・・・
しかしここまで見守って来たので、
シトリをぶっ飛ばすトコまで期待して次回以降も読んでいきたいですね!
揺るぎない絆が半端な悪意を吹き飛ばすシーンが、見たいです。







個人的には、
今週でスノウとマルバスの「和解」を何となく感じました。。
それが何よりもジーンと来たので、今後は「そこ」にも注目です。



ひかりのなかに「ブルーユース」「夏休みのテーマ」「タイムマシン」「ムーンライト」4か月連続シングルの感想

2021-02-09 | デジタルシングル







最近好きでよく聴いてるバンドひかりのなかに
去年「トーキョー最前線」って作品の感想をこことアマゾンで書いたんですが、
実はそれから配信オンリーでちょこちょこ作品は出してて・・・
いわゆるデジタルシングルってやつですね
先週書いた通り、
先週spotifyのプレミアム会員になって色々聴けるようになったので、
直近で新譜も出た良い機会なのでまずはその前にこの4つのシングルに関して感想など書こうかな、と思う。






凄い短い曲
2分以内で聴けてしまうっていう。
でも、
別にパンクみたいな曲ではなくて(疾走感はあるけど)
一応しっかりとした歌のフォーマットはあるんですよね
あるけど、
一回目のサビが終わったところでそのまま曲も終わる~っていう
ある意味斬新っちゃあ斬新な曲(笑
若さ全開ですが、
「愛したいものほど疑い深いんだ」というフレーズが年不相応な感じで素晴らしかったり、
サビの歌詞も一面的ではない複雑な心境を衝動剥き出しで歌ってたり・・・と
勢いだけではない深みみたいなものも感じられるのが尚好きな一曲ですね。





多分この中で一番ポップな曲・・・かな?
「夏休み~」もポップですけど、
この曲が一番外向けの楽曲に感じるというか、
結構名刺代わりの一曲として作られてる感じはします
実際、
この間の深夜のラジオでこの曲掛けてたあたり自信作っぽいです。

この曲はメロディがきれいなのと、
歌詞が、
どこか内省的といいますか、
葛藤してる心境を美しく歌に仕上げてる気がします
サビの流れるようなグッド・メロディは聴いてて気持ちが良いし、
歌詞の内容もそれなりに生きてて色々な事があった人なら理解出来るものになっていると思う
他の曲よりもややスケール感がある印象は「はやぶさ」に通じるものがあるかも、です。





「濃さ」で言うなら、
多分この中で最も「濃い」曲だと思われる
曲調やアレンジもバリバリのロックンロールで格好良い
ただ・・・
歌詞の内容が衝撃的でしたね
衝撃的って言っても他人の話題を惹く狙いでの衝撃性ではなく、
結構・・・ダメ人間の思考、というか(笑
要するに、
もう現実は嫌になったから、
空想や妄想、良かった過去への旅に一人きりで出よう~っていう、
完全なる「現実逃避」の楽曲に仕上がってるんですよ
そんで、
この手の楽曲は最後の方に必ずポジティブな方向に持っていくものなんですけど、
それもないので・・・否、それが無いのが「逆に」良い気はしますね
逃げる時はとことんまで逃げる
もう一度戦える気力が戻るまできっぱりと現実逃避をやり遂げる。
個人的に最近この曲を聴き込んでて気持ち救われてた部分もあっただけに、
特にお気に入りの楽曲かもしれません。。

あと、開き直って「邪魔しないでよ」と思い切り歌ってるのが良いんですよね
世の中いつの間にか「正しい感情/行動」しか認められないムードになって来ているだけに、
正しくない、けど、必要な想いをしっかり歌い切ってるのが素敵だと感じました。





ひかりのなかにを知った曲です。
この曲は、名曲だと思う
賑やかなホーンのアレンジ、爽やかな演奏、
サビで往年のポップスのようにキラキラと光るメロディ・・・
歌詞の内容も誰しもにとっての青春というか願望?が歌われていて、
その方向性もさることながら楽曲全体のクオリティも半端ないな、と感じる一曲
正直イントロの時点で既に完成されてる曲にも感じますね。

(この中で)一番好きなのはタイムマシン・・・と言いたいトコですが、
この曲も甲乙付け難いんですよね
なんせ「出会いの曲」ですからね
簡潔なタイトルも好きですし、
情景描写や詩的な表現、内側に眠る感情の吐露など、
なんていうんでしょう・・・青春時代に於ける恋模様の理想がめいっぱい詰まってて、
聴いてる身としても妄想やドラマに耽る事の出来る(楽曲の持つ)エネルギーが大好きですね
何より凄いのはこの曲がメジャーデビューして早々に出来ているという“事実”です
はっきり言ってタイミングとかが合えば普通にヒットとかしてても不思議じゃない、
それくらいヒット曲にも成り得るレベルのソングライティングに感じた一曲なんですよね

個人的には、
SHISHAMOの「君と夏フェス」とかが好きならこの曲も(たぶん)好きかもしれない
まだメジャーデビューして日にちが経ってないバンドですけど、
ヤマシタカホさんにはシシャモの宮崎朝子さんクラスになれるポテンシャルも感じます
それくらい激推しな楽曲、ジャケット見てたら飲料水のCMソングにどうですか?と(笑
この曲がきっかけで、
その後既発のミニアルバム2枚買ったり情報を追うようになったので・・・
そういう意味では既に思い入れの強い楽曲ではあります
新人らしからぬ出来栄えを感じた一曲、ですね。








ひかりのなかにのルーツを探って行くと、
結構自分の聴いて来た音楽と似通ってるんですよ(エレカシや銀杏など)。
なので、最近のバンドなのにどこか馴染みやすいのはそういうのも加味してるのかも、とか。
それと「トーキョー最前線」でも感じましたが初期のランクヘッドにも通じてる気がするんですよね
そういう意味合いでも“往年の邦ロックの意志を継いで鳴らしてるバンド~”って感じもしました。
兎に角、勢いもリスペクトも両方あって最近とみに大好きでお気に入りのバンドですね!