被災地支援 -できることをやろう- から -ひとつなぎ- へ   NPO法人ねおす

『三陸ひとつなぎ自然学校』の釜石市を中心とした活動を応援しています。

クマ鍋と優勝報告。

2011年10月30日 | 地域社会起業育成支援
神社の復興作業4日目。
作業も佳境に差しかかっております。
今日も倒木の撤去作業と集会所の土砂除去を行ないます。

チームもんじぃの倒木撤去隊。


木こりチームは今日も高いところにある枝をばっさばっさと。


今日も大きな切り株が切り出されました。
大きなカブのごとくみんなで引っ張ったり、


転がしたり。


集会所の土砂のかきだしも順調に進み、家の土台が見えてきました。


神社の鳥居横の草取りも急ピッチで進んでいきます。


おかげさまで集会所跡がくっきりと姿を現しました。
玄関はここだったんですね。


雑草が青々と茂っていた鳥居横も見違えるよう。


最初、この根浜神社に出会ったときは雑草が生い茂り、参道を土砂や杉の枝が覆い、集会所跡は瓦礫に埋もれていました。
それがたくさんの人の力を借りて少しずつ倒木がなくなり、雑草が刈られ、土砂がかきだされていく。
人の力って温かいです。


作業終了後、明日、釜石をあとにするボランティアさんと一緒に大槌町へ。
津波の被害が大きかった場所の状況を、5月から支援に携わっていただいているボランティアスタッフさんに案内をしてもらいました。
私を含め、現地の様子を初めて目の当たりにする人も多く、言葉にならない想いをそれぞれの胸に刻んだことと思います。



ボランティアセンターに帰り来て、待っていたのはクマ鍋とシカ肉のしぐれ煮。


先日、住宅のリフォームをお手伝いさせていただいた方が差し入れてくださいました。
北海道に住んでいてもなかなかお目にかかったことのない貴重なごちそうでした。


美味しいご飯を食べ終わった頃、「こんばんは~」と一人の女の子とお母さんがボランティアで来ていた大学生スタッフを訪ねてボランティアセンターにやってきました。

何やら伝えたいことがあるとのことで。

「空手の岩手県大会で1位になった」
と、恥ずかしそうに見せてくれた県大会優勝の賞状とメダル。

以前、青空喫茶というイベントを行なった際に、一緒に空手の型を披露してくれたのがきっかけで、仲良くなった二人。
釜石を再訪していると聞いて、直接、報告に来てくれたのです。
本当に嬉しい瞬間ですね。
その光景がとても、とても微笑ましく、心が温かくなりました。

今日も二人で空手の型を披露してくれました。



明日は鵜住居地区にできた仮設店舗の商店街のオープニングイベントをお手伝い。
ハロウィンの仮装をした子どもたちがお菓子を求めてお近くを通るかもしれません。
イタズラをされたくなければ、どうぞお菓子のご準備を。



ねおす 上道和恵

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1 コメント

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Unknown (高木)
2011-11-01 16:38:04
みなさん、ほんとうにお疲れさまでした!懸案の根浜集落の神社がよみがえったようです。神様もさぞやお喜びのことでしょう!!
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