本日より「北海道・ねおす釜石栗橋ボランティアセンター」に入ります。現在、秋田港に向かうフェリーの中です。昨夜8時前に苫小牧東港を出ました。青森から南下するよりも1時間ほど近く、なおかつ十分に寝る時間が取れるので、往路はもっぱら秋田経由です。
今回は北海道の小学生4人を事務局の中村さんと引率しています。また、黒松内中学校のK先生、社会起業・NPOスキルアップインターンのMさんも同行しています。エゾロックの週末隊7人も別のワゴン車で現地へ向かいます。今晩は台湾実践大学の先生方3人も合流、滞在中のスタッフ・ボランティアも加えて20名以上が集結します。にぎやかなボラセンとなるでしょう。
私は5回目の釜石入りです。コアに支援していた上栗林の避難者はすべて仮設か新生活地へ移り解散しています。前回から1ヶ月以上もたっているので、被災地の様子もかなり変化していると思います。
私の目的は、今後秋に向けての支援のあり方の道筋を考えることです。
子ども達は釜石の子ども達とも交流します。しかし、宿泊キャンプで募集しましたが釜石の子は集まりませんでした。急きょ方針を変えて日帰りの子どもを集めました。福島のように放射線による環境問題ではありません・・子どもも親も一晩でも離れての泊まりがけはまだまだ早かったようです。
今、北海道の小学生を連れてゆくことは賛否もあるでしょうが、他地域から子ども達が訪れることは、被災地にとっても「交流が再開しつつある」現実を感じて頂けるのではないかと考えています。また、被災直後の跡かたも残っている状況を被災地以外の子ども達が見ること、多くの大人たちがボランティア支援をしている様子を垣間見ることも意味があると考えています。また、将来、子どもの体験活動を展開するためのモニタリングという位置づけもあります。
台湾の先生方は、台湾の地震被災地支援をしています。私達の活動や日本の支援ネットワークについて、ボランティアをしながら体験的な視察をされます。
新しい地へ行くようで、始めて被災地入りした時のように気を引き締めています。
高木晴光
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