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音の世界

「ノリのいい音楽」をテーマに、CDやライブの感想を綴ります。

ディスコで燃えて

2010-03-23 21:36:43 | ソウル・ファンク
毎月(毎週?)すんごいライブを見せて頂いている
ビルボードライブ東京ですが、またまた素敵な方が。

シェリル・リン3年連続の来日公演が決定!

ビルボードライブ東京【6/22(火) ~23(水)、 6/25(金)~6/26(土)】
ビルボードライブ大阪【6/28(月) ~ 6/30(水)】

思えば、私の初ビルボードは彼女のライブでした。

2008年来日時の感想
2009年レイ・パーカーJrと来日時の短い感想

御大の迫力に負けぬよう、今回も気合いを入れてまいります。
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チャック・ブラウン&ザ・ソウル・サーチャーズ@ビルボードライブ東京

2010-03-21 16:25:58 | ソウル・ファンク


【前回の続き】
さて念願の初GO-GO、Chuck Brown & The Soul Searchersは
1時間半ノンストップ、曲間いっさい無しで本当にスゴかった!
ゴーゴーの要は独特のファンクドラムだが、絡むメンバーにより
ライブの手触りがどんどん変わる。変化と陶酔のグルーヴだ。

帽子を被ったチャック・ブラウンはステージ右端でギターを
弾きつつ、渋い低音で歌ったり合いの手を入れたりする。
ときおり内股でチョコチョコと中央にやって来るのが愛らしい。
ステージかぶりつきの方々はしょっぱなから踊りだし、
女性が多い上にお客さんのレスポンスが完璧で驚く。

8名のサウンドは初めシンプルに聴こえたが、時間とともに
いろんな音がミルフィーユのように重なり分厚い層になって、
多彩な音色をパーカッションの力強いリズムが包みこむ。

1.ジャズ期
ワシントン・ゴーゴーといえば泥臭いイメージがあったが
意外や意外、第一印象はジャジーで”大人”の雰囲気だ。
3名のホーンがしばしメインで、古き佳きジャズ風の旋律を
かわるがわる渋く聴かせてくれる。おお、かっちょいい!
思わず首をハトのように前後させて一緒にリズムを刻む。

2.フュージョン期
ジャズの次はいつしかフュージョン調になり、AOR風の
甘酸っぱいメロディに変わる。切なくなるアレンジに
ビックリ、まさかの「GOGOで胸キュン」である。
・・首だけでは足りなくなり、大きく左右に揺れだした。

3.ワールドミュージック期
赤毛の女性がふらりと現れ(誰かと思ったら、どうやら
チャックの娘さんらしい)、モンキータンバリン片手に
ツヤのある声で抑揚のないラップを歌いだした。
ラガマフィンというのかバングラビートにも通じるような
お経っぽい平坦な節回しで、ライブの雰囲気がまた変わる。

4.R&B期
今度は才色兼備のキーボードのミニスカ女性がフロントに立ち、
美しいボーカルで観客を大いに沸かせる。今風のR&Bだ。
脳内ハイになるにはこういう音楽があれば十分だろう。
こちらも辛抱たまらず、ついに立って踊りだした。

5.ファンク期
眼鏡をかけてスーツを着こなしたマネージャー風の男性が
杖をついて現れ、司祭のようにステージを支配し始めた。
この方が見かけと裏腹に大いなるファンキー親父で、
大声で歌いラッパとラップで煽り、皆に振りをつけて大活躍。
完全にどこか別の世界へ行ってしまった幸せなひとときだ。

6.大団円
終電大丈夫かな?と、かすかに心配になってきたころ
ノンストップだったドラムがついに一旦とまりBustin' Loose、
紙幣を皆でかざしながらWe Need Some Moneyへ。感動の拍手が
いつまでも鳴りやまず、チャック御大も大満足のご様子。

【総括】
詳しい知識はないものの大変期待していたライブだが
(メンバーも曲も殆どわからず、申し訳ありません)、
実際は予想を更に上まわる素晴らしいステージだった!

ワシントンGO-GOはローカル音楽かと思ったがどっこい、
JAZZ~フュージョン、ヒップホップ~R&Bそしてファンクと
幅広い世代が聴ける、グローバルで新鮮な音楽だと思う。

御歳なんと74というチャック・ブラウンさんだが、
どうかGOOD MUSICをずっとずっと届けてほしい。
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ZAPP@ビルボードライブ東京

2010-02-12 00:17:08 | ソウル・ファンク


今は亡きロジャー・トラウトマン率いるファンクバンド、ZAPP。

実は恥ずかしながら曲をたくさんは知らなかったが、
ネットで動画を見た友人が「ライブが絶対面白い」という。
・・おお、確かにとても面白そうだと折に触れザップを
リクエストし続けて3年、ついにその日がやってきた。

客席はクラブ系からオールドファンまで幅広く人気を物語る。
歌姫・シャーリー・マードックさんのソロタイムで幕を開け
ゴスペル系の迫力あるノドを数曲聴かせたのち舞台暗転、
爆音の"Brighter Day"が長々とかかる。・・「?」「??」
しばしあっけにとられるが、ここからがZAPP本番だったのだ。

ぶぶぶん、ズンチャカと重々しくも陽気なリズムに乗せて
ド派手に輝くカラフルなメンバーが踊りながら次々に現れ、
先ほどと音圧がまるで違うファンクの世界へといざなう。

ステージの端から端までダイナミックに位置を替えつつ、
楽器を持ち替え歌いながらキッチリと振りをつけて宙を舞う。
恰幅のいい大柄な人達が踊る軽やかなダンスは圧巻。

メンバーが「ZAPP」と書かれた台?をごろごろと移動しつつ
チューブをくわえるコミカルな姿に、ショウでは楽器もまた
彼らのエンターテイメントの一部なのだと実感する。

トーマスさんがビリージーンの踊りを披露したかと思えば
次の瞬間には舞台端でキーボードを弾いていたりして、
芸達者ぶりに誰が何のパート担当なのかすらわからない。

8名が場馴れたMCで客をあおり、身体をはって客を楽しませる。
カーテンを叩いたり肩車をしてかついだり客席へ降りたりと
踊りや小芝居にトークボックスが入り乱れるさまはにぎやかで、
ステージのあちこちで”見せどころ”の爆発が起こっている。

黒いスーツを愉快な仕草で脱ぐと下から白いズボンが現れ
コックさん調、でかい帽子、ヒップホップ風、巨大なアフロヅラと
衣装もめまぐるしく変わる。照明が消えてスーツに赤い電飾が
ピカピカと浮き上がったときは「ここまでやるか」と驚いた。

そして生で聴くザップサウンドの分厚いこと!

ときおりズオォ~ンと響くシンセベースはそのままに、CDの
何倍もの迫力で音が立体的に迫ってくる。まるで聴く3Dだ。
歌姫・シャーリーさんとの絡みがもっとあるかと思ったが、
ソロの他は最後の2曲だけ。でもこのバランスがよいのだろう、
彼女ひとりでも十分すぎるほど個性が強いからだ。

濃厚なサワークリームの上にバターを塗りたくったような
マンガチックなほどコテコテのザップ・エンターテイメント。

これでもか、これでもか!のオンパレードにお腹いっぱい、
1stステージのためか鳴り止まぬアンコールには応えて
くれなかったが、たっぷり1時間半のライブは凄い衝撃だった!
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ZAPP:予習中

2010-02-08 00:05:05 | ソウル・ファンク

気づいたら2月に入りZAPPの来日公演が迫っている!
しかし圧倒的に予習量が足りない・・・スミマセン。
なので遠慮がちにステージを見つめたいと思います。
聴くほどに期待が高まる初ザップが超楽しみです!
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アル・マッケイ・オールスターズ・リターンズ!

2010-02-02 00:23:42 | ソウル・ファンク
昨年末に我々を宇宙のファンタジーへといざなった
アル・マッケイ・オールスターズ@ビルボードライブ東京。

カウントダウンの生中継を聴き逃し悲嘆にくれていたところ
J-WAVEで再放送との貴重な情報を頂きましたので、
放送日を忘れぬようにメモしておきます。

【ミッドナイトトレイン】

2月3日(水) 24時 Al McKay All Stars plays EW&F
2月4日(木) 24時 Al McKay All Stars plays EW&F

http://www.j-wave.co.jp/original/midnighttrain/

しかし今になって判明したが、うちにはJ-WAVEが入らない!
雑音の中からかすかに聴こえる、今夜のオーサカ=モノレール・・
エアチェックすればいつでも宇宙へ行けると思っただけに
非常に残念ですが、あの手この手でがんばりたいと思います。

これから強力なFMアンテナを入手せねばなりません。
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新・ドリームガールズ

2010-01-05 00:12:47 | ソウル・ファンク
ミュージカルにはとんと縁がございませんが
スリラーライブで少し距離が縮まった感が。
そんな折、遅まきながら知ったドリームガールズ

NYアポロシアター直送のミュージカルとのこと、
難しいことは分からないが凄いに違いない!

ともすると忘れてしまうのでメモしておきますが、
2010年は極私的ミュージカル元年となるか?
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SOUL DEEP

2010-01-04 00:14:18 | ソウル・ファンク
龍馬伝のあとNHKをつけっぱなしにしていたら、
猫山のファンク耳が突如ピーンと立った!

番宣でソウルとかファンクとか言っているので
調べてみると、BS世界のドキュメンタリー
”ソウル・ディープ”なるイギリスBBCの番組。

「ブラックミュージックの変遷と発展を、様々な
ミュージシャンの貴重なインタビューと楽曲でたどるシリーズ」
だそうで、1月4日(月)~1月9日(土)の六夜連続。

地上波に降りてくるよう雨乞いしたいと思います。
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2009年宇宙の旅@ビルボードライブ東京

2010-01-02 00:29:37 | ソウル・ファンク


アース・ウィンド&ファイアー黄金期のギタリスト、
アル・マッケイ率いるAl McKay All Stars。
EW&Fのヒット曲のみを演奏するバンドである。

ホーンズ4名を含む13名がステージにどっさり現れ、
全員がしょっぱなからマッハの勢いで天へかけあがる。
前回観たときは中盤からボルテージが上がった感があるが
今夜は1曲目からノリが違う、キレが違う!

ボーカル3名の完璧なハーモニーに鉄壁のリズム隊。
クリアなベースが生み出すグルーヴに痺れまくり、
3曲目「Can't Let Go」で早くも意識がもうろうとする。

大柄なボーカル3名が手をクロスしフワリと宙を舞う。
そこだけ無重力であるかのように優美な身のこなし。
「Reasons」での血管ブチ切れそうなファルセットと
サックスによる渾身のデュエットも一段と素晴らしい。

バンドの屋台骨であるアル・マッケイさんは文字通り
ギターをよっこいしょと持ち上げるようにプレイする。
まるで大所帯バンド全体をそのまま支えているようだ。
ステージセンター後方にいつもニコニコしながら控え、
見せ場は全てアルの掌で起こっているのだなと思う。

「In The Stone」からは怒涛のメドレーで会場総立ち、
頭真っ白で年忘れどころか完全に我を忘れて踊り狂う。
「Let Your Feelings Show」でまたもや宇宙へ飛ばされ、
歓喜のあまりしばしジャンプし続ける。アース最高!

トリを飾る「Let's Groove」でも生ギターが輝き、
大好きなダンスクラシックが新たな色彩で迫ってくる。

ライブは生モノで観る位置でも印象が左右されるが、
今回は真正面でアルのギターがよく聴こえたこともあり
今まで3度観た中でも自分には究極のベストだった。

往年の名曲にいつも新たなる感動を与えてくれる
灼熱の宇宙船、アル・マッケイ・オールスターズ。
次の異次元旅行がさらに楽しみです!
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スイートソウルクリスマス@ビルボードライブ東京

2009-12-27 03:12:39 | ソウル・ファンク


以前より一度観てみたいと思っていたが機会がなく、
今年ついに参戦しますは超ベテランのStylistics。
あえて事前に情報を仕入れずライブに臨むが、
さてどんなステージだろう?

あろうことか開演時間に少し遅れてしまい席へ急ぐと
黒服6名のバックバンドが手堅く演奏を始めている。
管楽器はすべて3台のキーボードで再現されるが
チープになりそうでならない絶妙な音色が心地よい。

控えめだが力強いドラムにベースが細かくビートを刻む。
フロントと一心同体となった素晴らしいバッキングで、
中でもバンドマスターらしきキーボードのおじさまが
メンバーのキメポーズとタイミングをぴったり合わせて
曲の最後を盛りあげるべく右手を振るのがカッコイイ。

フロントではロングスーツのシブイおじさま4名が、
回転ずしのようにグルグルと回りながら位置を替え
甘い曲調にふさわしく優雅な振つけで歌い踊る。
そのコーラスの完璧なこと!全員がリードをとるが、
特に右端のHarold 'Eban' Brownさんが少し離れた位置から
鉄壁の裏声パワーでステージをぐいぐいひっぱってゆく。

一曲歌い終わると全員で深々とお辞儀をし、すかさず
Herbert Murrellさんが低音の流麗なMCで繋ぐ。
古き佳き時代の、円熟しきったパッケージショウだ。
美しく温かいコーラスに、なんとも豊かな気分になる。

このステージで最も強く感じたのは「癒し」だ。
BPM遅めなゆったりとしたダンスナンバーの数々は
自分にはディスコというより「ディスコティーク」の趣きで、
つい手拍子が演歌のノリになってしまうのも一興か。

こういう歌が世界を平和にしてくれるのだなあ!と
クリスマスに思いをはせたが、さらにサプライズがあった。
いつもは閉まっているビルボードのカーテンがおもむろに開き、
眼下一面に広がるはイルミネーションきらめく光の絨毯!
ちょっとベタな演出だけれど、やはり感動ものだ。

サンタの帽子をかぶった可愛い4名がソウルフルに歌う
「サイレント・ナイト」のバックに蒼い光の絨毯
しかも一小節終わると図ったように電飾がパッと消えた。
まるでこのライブのためにしつらえたかの光景ではないか。
絶景かな絶景かな。なんと贅沢なひとときだろう!

中盤からは比較的アップテンポな曲が増えてゆき
長尺の「ディスコベイビー」でさらにヒートアップ、
最後は「愛がすべて」で立ち上がり踊り狂った。

クリスマスに素敵な生歌の贈り物を携えやってきた
スイートなサンタ・スタイリスティックスに乾杯!
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新年もGO!GO!

2009-12-23 00:11:04 | ソウル・ファンク
来年の話をすると鬼が笑うといいますが、
気になるライブが目白押しで落ち着かぬ昨今。

先月のブログに「ゴー・ゴーで踊りたい」と書いたら、
さっそく本家が来日されるではないですか。

*-------------------------------------------------*
【チャック・ブラウン&ザ・ソウル・サーチャーズ】
3月17日(水)、3月18日(木) (於、ビルボードライブ東京)
*-------------------------------------------------*

知っている曲が極めて少ないので調べ始めたら
いっそう魔のリズムの虜になってヤバイヤバイ。
ついつい一曲を何十回も無限ループしてしまう。

GO-GOバンドはライブが命(たぶん)。
さあ、ノンストップ生ゴーゴーへGO!
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JAY&TNC@新橋SL広場2009

2009-12-19 16:52:19 | ソウル・ファンク


年の瀬に行われる新橋SL広場でのチャリティーイベントに
今年も大好きなソウルシンガー・JAYがゴスペルグループを
率いて登場する。その名もJay & TNC Brightness Singers。

昨年見たときにジェイだけでなくゴスペルチームの
素晴らしい歌声に魅せられすっかりファンになったが、
今年もすごいライブを見せて頂いた!

今年もアップテンポの"Gonna Be A Lovely Day"
以外はしみじみと聴かせるゴスペルバラードが続く。
JAYの歌声はSL広場の喧騒をものともせず深く響く。
いつもならジェイの歌声に聴きほれるところだが、
今回は全員の歌唱にも気をとられるから忙しい。

総勢11名のゴスペルグループはアマチュアだが
この方たちがなんともいえず「いい感じ」なのだ。
さらりと爽やかな奥ゆかしいゴスペルである。

声量豊かで誰が出るでもなく綺麗に揃っていて
日本人の声の美しさを最大限に活かしていると思う。
決して気張らず上品で、それでいてパワフルだ。

衣装を揃えるわけでもガッツリと振りつけるでもないが、
だからこそちょっとしたステップ、何より笑顔から
「歌って楽しいですよ!」と確かなメッセージが伝わる。

昨年と別のダンサブルな曲をやってくれるかな?
とひそかに期待していたら、やってくれました!

Kurt Carrの超名曲"In The Sanctuary"

思わずつられそうな、手を上下にピョコピョコふる動き。
ステップも軽やかに"Yes!"とキレのいい掛け声でしめる。
ああ、なんとイイ曲なのでしょう。ハレル~ヤ!!
大人数の迫力ある生クワイアに魂を抜かれた。ここが
SL広場でなければ間違いなく踊りだしていたのに。

昨年もそうだったが、あまりにもライブがいいので
1度目のみならず2度目のステージも見て帰る。
R&Bファンにも超オススメの心温まるひととき、
来年も楽しみにしております!
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国際ファンク年2010

2009-12-10 23:09:58 | ソウル・ファンク
ライブの予定はこまめにチェックしているつもりでしたが
昨日もビルボードライブ東京のサイトを見たのに気づかず、
重大ニュースを※コメント欄で教えて頂きました。
おお、ホワット・ア・うっかり八兵衛アイアム!

ざざざざ、ZAPPがやってくる!!

来年3月は待ちに待ったクール&ザ・ギャングの来日、
2月はZAPP。なんと幸先のよいスタートでしょう?

かくなるうえは2010年を国際ファンク強化年とし、
いつもよりさらに踊りながら海の向こうへ念を飛ばして
ファンクバンドの招致につとめたいと思います。
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B.T.EXPRESS:Energy To Burn & 1980

2009-12-08 19:36:20 | ソウル・ファンク

来日公演をきっかけにBTエクスプレスにのめりこみ、
CDをとっかえひっかえパソコンで鳴らす日々。

アルバム2枚が収まる2in1CDを3種揃えたので、
先日に続き「ENERGY TO BURN & 1980」をご紹介。

「ENERGY TO BURN」は「NON STOP」や「SHOUT!」同様
生のホーンズがにぎにぎしくも、より一層ディスコに傾き
エレクトリックな香り漂う76年のファンクアルバム。

いっぽう古めかしいR&B"Depend On Yourself"や
演歌調の"Now That We've Found Love"も負けてない。

アップテンポでグイグイ押すお気に入りの一大ファンク絵巻
"Can't Stop Groovin' Now"にはチャルメラ風のラッパが入り、
ちんどん屋っぽく賑やかなサウンドを繰り広げる。
この曲、ぜひチンドンバージョンで聴いてみたいぞ!

そして出色は"Time Tunnel"。曲目そのままの効果音が
聴くものをSF世界へといざなう幻惑のメロウチューン。

80年のアルバム「1980」はシンセファンクかと思いきや、
歌モノ重視のニューミュージック~フュージョンの趣き。
なるほど、B.T.EXPRESSはこういう方向に進化したのですね!

涙ちょちょぎれる切ないアップテンポの"Takin' Off"に
一聴して80年代のポップスだとわかる"Heart Of Fire"、
ダンクラ"Have Some Fun"と同系列の"Does It Feel Good"。

70年代ごりごりのマッチョファンクからヤサ男風ディスコへと
変貌を遂げたかにみえるB.T.EXPRESSだが、やはり真骨頂は
長尺ファンク!だと思わせてくれるのが"Give Up The Funk"で、
ベースラインと低音のエエ声が延々と続くダンスパラダイス。

時代とともにメンバーもサウンドも大きく変わるようで
核は変わらないB.T.EXPRESS。バンドの要となるのが
低音ベース&ボーカルのリスブルックさんなのだろう。
いつ聴いてもエネルギー爆発のアルバムです。
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B.T.EXPRESS@ビルボードライブ東京

2009-11-29 16:21:53 | ソウル・ファンク


ここ数年、往年のファンクバンドの来日が決まるたび
「どんな人達が来るのだろう?」とワクワクしてきた。
ライブ未経験だったバンドも何となくひと通りは経験したが、
今回のファンクバンド・BTエクスプレスは近年の映像が無く
ひさびさに「どんなグループ?」と期待に胸が高鳴る。

開演時間を過ぎ、8名のメンバーがゆるゆるとアップを始める。
派手な登場シーンこそないが、サックスの第一声でわかった。
この人達はすごいぞ、ぜったい間違いない!!

しょっぱなの"Peace Pipe"から会場を包む漆黒のグルーヴ。
「パーティーバンド」と軽く呼ぶにはあまりにもシブイ
メンバーの面構え。いずれも百戦練磨の猛者に違いない。

フロント2名はステップを踏みつつツインサックスを聴かせる。
長々とジャジーにときにチャルメラ風に。”ザッツ70年代”な
荒野にピ~ヒョロと吹きすさぶフルートの音色にも痺れる。

大昔のジャズメンのように、眼鏡にきっちりとワイシャツを
着こなした「この道50年」風のドラマーのシブイこと。
ビートで年輪を刻む、力の抜けた安定感抜群のドラム。

キメキメの懐かしきみよよんシンセに、これまた激シブの
スリムなオジサマが繰り出す、深みのあるパーカッション。

バンドリーダーと思われるジャマール・リスブルックさんは
歌うようにベースを弾きながらエエ声でボーカルも聴かせる。
アコギ風にチロチロ鳴るギターも、えもいわれぬイイ表情だ。

そしてバンドの紅一点・ガタイのいいヴァレリーさんも凄い!
どこからこんな方を連れてきたのか、アレサ・フランクリンばりの
トンでもない歌唱力に口あんぐり。笑顔でゆったりと踊りながら
アップテンポからバラードまで歌いこなす、プロ中のプロである。

バンドの圧倒的な技量に驚くが、何より印象的なのが
全てのパートが一歩引いて素晴らしい調和を保っていること。
オリジナルメンバーはベースとパーカスのみだと思うが
全員でB.T.EXPRESSの「今」をクールに体現している。

荒々しい70年代ファンクが30年のときを経てカドがとれ、
まろみを帯びたふくいくとした味わいを醸し出す。70年代の
ゴリゴリファンクも80年代のメロウディスコも”円熟味”という
スパイスでいい塩梅に煮込まれ、極上のスープに仕上がった。

この道何十年の熟練工によるバカうまファンクミュージックに、
踊りながら「はああ~」とため息をついて聴き惚れてしまう。
中盤の"DO IT"からは客席もほぼ総立ちになり熱狂の宴へ。

B.T.EXPRESSは知名度的にいささか地味かもしれないが、
生ライブはダイナマイト級!公演は2日間しかなかったが、
もっと期間があれば間違いなく通いつめただろう。

われわれを音の桃源郷へいざなうB.T.EXPRESS。
またぜひ楽しきファンクトレインに乗せてください!
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B.T.EXPRESS:一夜漬け

2009-11-26 00:02:36 | ソウル・ファンク

ソウル・ファンク好きをうたいつつ、まるで知識のない猫山。
B.T.EXPRESSといえばダンスマンの空耳でおなじみの
"Have Some Fun"しか知らないが(しかもダンスマンで知った
数曲視聴しただけで、絶対好みのバンドだと確信した。

ふだんはライブの予習もベスト盤でお茶を濁すのだが、
この人たちは是非アルバム単位で聴いてみたいぞ。
さっそくタワレコで漁ってみると「2-on-1」のCD2枚
(=アルバム4枚分)で3,800円弱。買いだ!

1975年の「NON STOP」と78年の「SHOUT!」、
76年の「ENERGY TO BURN」と80年の「1980」で、
4作品ともそれぞれに味わい深くてすばらしいが
「NON STOP & SHOUT」のペアが特にお気に入り。
2作ともノリがよく明るく華やかで言うことなし!

アルバム「NON STOP」は文字通り疾走感あふれ
ホーンやフルートをフィーチャーしたインスト的な曲も多い。
70年代ならではの、たたみかけるようなごりごりファンク。
アフロに白いスーツをまとい気分はソウルトレイン、
思わず派手に踊りだしてしまうこと請け合いの1枚。

「SHOUT!」は曲調がいっそうキャッチーで親しみやすく、
メロディがちょっと歌謡曲ちっくなイナタさも保ちつつも
ボーカルのエエ声が耳に残る垢ぬけたディスコファンク。
"Ride On B.T."(BTエクスプレスのテーマ?)も名曲で、
同時期のアースにも通じる洗練された作品だと思います。

ビルボードライブ東京にやってくるメンバーをみると
オリジナルメンバーはベース兼ボーカルの方だけかも。
ということは、低音のエエ声を聴けるのかな?

ごつごつファンクからメロウなディスコまで何でもござれ、
来日ライブはどんな編成と芸風で攻めてくるのか?
謎のベールに包まれたB.T.EXPRESSが楽しみです。
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