音の世界

「ノリのいい音楽」をテーマに、CDやライブの感想を綴ります。

クリスマスにはJBを【2011】

2011-12-24 01:10:12 | ソウル・ファンク

先週観たばかりのマイケルトリビュートが昔に感じられるほど
妙に忙しい年の瀬。しかしJBの命日は何があっても忘れまい。

・・というわけで残業のお供にJBを。休日出勤にもJBを。
働き者だったJBにあやかりソウルパワーで乗り切るぞ!
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レッツ・グルーヴ@新橋駅前SL広場

2011-08-16 22:56:48 | ソウル・ファンク


新橋駅前SL広場がディスコになる?とのキャッチコピーに
惹かれてやってきました新橋駅前。いったい何かと思えば
ディスコ音楽のコンピレーションCD「レッツグルーヴ」の
発売前イベントだそうで、かなり人も集まっているようだ。

・・ところが。

皆さんディスコ音楽で踊りましょうイエーイ、とDJが軽いノリで
煽っている脇で先客がシリアスな演説を行っているではないか。
あわわ、このイベントは一体どうなってしまうのだろう?

思わず柱の陰に隠れ(謎)ハラハラしながら見守っていると
先客すなわちNO NUKESの皆さんがT電本店に向け行進を始め、
ディスコダンサーズ対デモ隊の衝突(?)はぶじ避けられた。

さて「レッツグルーヴ」なるCDは往年のディスコヒット満載だそうで、
右脇の建物2FにしつらえたブースでDJが収録曲を次々にかけてゆく。
上方のスクリーンにはマイケルの昔のプロモビデオも流れて嬉しい。

その後DJブースに現れたのは、ゲストのブラザーコーンさん!
安定感抜群の歌声でオリオリオー、ヤリヤリヤーと盛りあげ、
新橋駅前はいっとき懐かしのバブリーなムードに包まれた。

とはいえ先ほどのデモを思い出し複雑な気分になりつつも、
ご機嫌なディスコ音楽を聴いて身体があったまったところで
次なる目的地、飯田橋のソウルバーへと向かったのでした。
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シェリル・リン2011@ビルボードライブ東京

2011-07-24 21:36:36 | ソウル・ファンク


4年前にビルボードライブ東京が開業して以来
毎年観ているCheryl Lynn。素晴らしい楽曲と
明るい人柄で、観るたび益々ファンになってゆく。
中でもレイ・パーカーJr.との共演は抜群で、
バックバンドにレイが入る今年も期待大である。
(→これまでのライブの感想

今回は少しでもシェリル様のおそばに近づこうと、
いつものカジュアル席からアリーナに降りてみた!

舞台にはキーボード2台にドラム・ギターとベース、
4名の男女コーラスにシェリル・リンという布陣。
序盤で日本への想いを切々と語ってくれたのが嬉しい。

期待どおりバックバンドがタイトで素晴らしく、
落ち着いた「大人のバンド」という印象だ。
クールな装いの中に秘めたる熱さを感じる。

ドラムが裏でしっかりとリズムをキープし、
ベースが低いイイ音で歌い続ける。そこに
レイ・パーカーのギターがピタリと寄り添うと
3名の中心にうず潮のようなグルーヴが生まれ、
シンセがキラキラと美しいフレーズを散りばめる。

4名のコーラスは息の合った歌唱でダンスも申し分なく、
舞台の一番後ろに控えているのが勿体ないくらいだ。

そんな完璧なバンドをさらに完璧にするのがシェリル御大。
小柄なダイナマイトボディが発するオーラは半端でなく、
迫力ある中低音から抜けるような高音まで自由自在。

自在に操るのは声だけではない。バンドも彼女の意のままだ。
彼女が歌詞に魂をこめるように歌いながら手を上下に振ると
バックバンドがピタっと演奏を止める。そのタイミングの妙!

まるでドラム・ベース・ギターが見えないゴム紐で繋がれ、
その紐をシェリルがキュキュっとひっぱっているかのよう。
紐をゆるめるとバンドが輝き、ひっぱると演奏がとまる。
レイがシェリルの様子をじいっと見つめていたのが印象的。

セットリストが毎年違うという噂どおり今回聴けなかった
お気に入りの曲も多いが、もはやそんなことはどうでもいい。
グルーヴがどんどん熱を帯び、我々は熱狂の中で踊り狂う。
すごい演奏に完璧なコーラス、ひときわ輝くシェリル!

楽しいひとときはアッと言う間で、"Got To Be Real"、
そしてお約束の「す―ふータイム」がやってきた。
今回はお客さんのみならずメンバーにも歌わせたが、
レイ・パーカーJrがあの鼻にかかった甘い低音で

すうふう、すうふう・・んん・・むっふん

とやったから大笑い。これぞレイ節、いいものを聴かせて頂きました!

今夜のシェリルはベスト・オブ・ザ・ベストだと思った。
よい席で観たという個人的な要因もあるかもしれないが、
シェリルがとりわけ元気いっぱいで神がかっていたのだ。

歳を重ねてますます輝くシェリル・リンと素敵な仲間たち。
来年もぜひ永遠のダンスクラシックスを聴かせてください!
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ナイル・ロジャース&シック@ブルーノート東京~リプライズ

2011-05-30 17:23:15 | ソウル・ファンク


4月に来日し、素晴らしいステージを見せてくれたCHIC。
彼らがマカオ帰りにまた日本に立ち寄ってくれるという。
「Love For Japan」と称した一夜限りのプレミアライブだ。

超満員のウェイティングエリアは熱気に満ち満ちているが
肝心のライブが始まらず、2ndの開始はなんと10時過ぎ。
終電がヤヴァイと思ったが、ともあれ今はシック・シック!
9名の大所帯が繰り出す鉄壁のサウンドに酔いしれる。

生で聴く珠玉の名曲はガラス細工のように繊細で、かつ
「ディスコチューン」の軽い響きとは裏はらに骨太だ。

ドラムとベースとナイルのギターのトライアングルが
グルグルと渦を巻きつつ、浮きあがるようなタメを創る。
ファンキーなリズムの合間に煌びやかなキーボード、
深みのあるホーンズ、華やかな女性ボーカルが絡む。

ナイル・ロジャースのギターが今回は一段とクリアに
聞こえて嬉しい。アップテンポはチキチキとカッコよく、
スローは温かく、愉快なMCからも人柄がうかがえる。

重厚なファンクに軽やかなディスコ、レディーソウルの
すべてを備えたゴージャスな演奏はさらに熱を帯び、
大ヒットのオンパレードで脳が溶けそうになってくる。
前回聴けなかった新曲「I Wanna Dance」も披露され感激。
なんでこんなにイイ曲ばかりなのだろう。シック万歳!

"We Are Family"のかけ声どおりライブは佳境を迎え
自称デビッドボウイは張り切って「レッツダンス」を歌い
バースデーケーキも飛び出しますます盛り上がる中、

・・まじで終電間に合わない!

不測の事態に「グッドタイムス」のイントロをバックに
あたふたとブルーノートを飛び出し駅へ猛ダッシュ。
大変心ぐるしくも、お先に失礼させていただきました。

演奏こそ最後まで聴けなかったものの、十分すぎるほどの
「グッドタイムス」を味わわせてくれたナイル・ロジャース
&シックに心からの感謝をささげます。また来てください!
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ZAPPに、あらためてありがとう

2011-05-03 02:15:53 | ソウル・ファンク
先日来日し、すばらしいステージを見せてくれたZAPP。
彼らのインタビューがビルボードライブ東京のサイトに
あがっています。とても感動しましたのでご紹介を。

【ザップ&レスター・トラウトマンへのインタビュー】
https://www.billboard-live.com/membersarea/zappinterview.html

正直いつ公演キャンセルの告知が出るかとハラハラしながら
当日を迎えた今回のライブですが、周りの反対に動じず
確たる信念を持って来日してくれたことがよくわかりました。

【リハーサルの様子(動画)】
http://www.youtube.com/watch?v=6phxTzMLiok
ライブのエッセンスが詰まっていてリピートしまくり!
あらためて、ザップファミリーにお礼を言いたいです。
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ZAPP@ビルボードライブ東京2011

2011-04-24 23:35:34 | ソウル・ファンク


昨年来日し、ものすごいショウを見せてくれたZAPP。

今回は予約していたステージに加え招待券も頂き、金・土と
連続で行ってきましたビルボードライブ東京。特に土曜日は
テレビの生中継が入り、座席レイアウトが変わって新鮮だった。

ザップのステージは毎回全ての書き割が完璧で素晴らしい。
立ち位置、仕草のひとつまで秒単位で決まっているようだ。
バク転したり肩車をして客席をまわったり何もここまで、と
思うほど徹底したエンターテイメントショウは他にないだろう。
強力な磁石に吸い寄せられるようなライブは熱狂の渦だ。

日本に来られてとても嬉しいとメンバーが挨拶し、まずは
貫禄ある歌姫・シャーリー・マードックさんのソロステージ。
ここは教会かと錯覚するほどのゴスペル歌唱に酔いしれる。

そして舞台は暗転、すかさずカーク・フランクリンの曲が流れ、
キラキラ光るスーツに身を固めたメンバーが次々と現れて
バットマンよろしく手足をヒラリヒラリと振って舞い踊る。
愉快なダンスに場内喝采、さあ、ザップショウの始まりだ!
レスター・トラウトマンのコミカルな仕草がなんとも可笑しい。

ザップといえばトークボックスだが、今回はビートにやられた。
ドラムとシンセベースがピタリと寄り添い延々と繰り出す
”ズズズントット、ズズズン”の極太リズムが身体に響く。

総勢8名のバンドメンバーが入れ替わり立ち替わりいろんな
フォーメーションで複雑なダンスをし、多くの楽器をあやつる。
舞台には常に5名程しかいないが不在を感じさせず、その間に
電飾スーツやアフロヅラ、ヒップホップ調、トチローみたいな
でかい帽子にマントを羽織ったりと、お色直しも数えきれない。

渋いルックスのゲスト、ボビー・グローバーさんによる
伝統的なスタイルのソウルショウ(?)も差し挟まれ、
「COME ON」というヒット曲がこれまた素晴らしかった。

エンターテイメントの真髄を極めたZAPPのステージはどこか
ディズニーランドを思わせる。決して客席を置きざりにせず、
全員に振りをつけて踊らせてくれるホスピタリティも見事だ。

ZAPPの前にザップなし。ZAPPのあとにザップなし。
ブラックエンターテイメントの至宝は今年も輝いていた!
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ナイル・ロジャース&シック@ブルーノート東京

2011-04-17 18:27:07 | ソウル・ファンク


シックを初めて観たのは2004年のジョイントライブ。
国際フォーラムの2階席から見たためステージが遠すぎて
ビートが重たく感じられ、実は今ひとつノリ切れなかった。

きっとハコが違えば印象もガラリと変わるのではと思い
今回こそはと楽しみにしていたナイル・ロジャーズだが、
ナイルの癌公表や日本の震災など予想外の事が続く。
しかしナイルはやってきた!日本で演奏するために。

超満員のブルーノートは並々ならぬ熱気に満ちている。
白い衣装のメンバーが登場し出だしの一発でやられた。
キラ星のごとく繰り出されるヒット曲のすばらしいこと!

力強いドラムとゴリゴリのファンキーベースの大男2名、
分厚いホーン2名とキーボードに加え、ナイルがギターで
メロディとリズムを創りだす。ときにミャオミャオと、
そしてチキチキと刻まれるギターのイイ音がよく響く。

カッチリとまとまったバンドサウンドは申し分なく、
レコードのクオリティに生音が加わりパワー100倍。
ホーンズもナイル達も演奏しながら左右に揺れたりと、
ビートにのって見せる動きもバッチリなので更に楽しい。

宝石箱をひっくり返したようにゴージャスなシックの世界。
「ダンス・ダンス・ダンス」のズンタタビートに陶然としつつ
いま自分がここにいられることの有難さに涙が出てきた。

ナイルを挟んで彩りを添える2名の女性ボーカルも最高で、
細かい振付けも含め完璧なステージングで魅せてくれる。
特にキンバリーさんの魂の叫びみたいな歌声は物凄く、
ソロで歌う「スキヤキ」がまるでゴスペルと化している。

シックの楽曲の良さをかみしめつつ踊っていたが、
途中でギアチェンジのタイミングがやってきた。
それは彼がプロデュースした80年代ヒットメドレー。

ダイアナ・ロスに始まりマドンナのライク・ア・バージン。
さらに自称デビッドボウイ(笑)の小山のようなドラマーが
妙に爽やかな声で「レッツ・ダンス」を歌いだしたではないか。

あまりの楽しさに頭のどこかがブチっと切れてハイ状態に突入、
会場を埋め尽すパーティーピープルと更に踊り狂った1時間半。
ミラーボールに照らされるナイルからは後光が差していた。

お疲れのところ笑みを絶やさず丁寧に客席と交流してくれた
ナイル・ロジャース&シックに心から感謝をささげます。
素晴らしいステージを本当に本当にありがとうございました!
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The Clark Sisters - Livin'

2011-04-15 00:16:27 | ソウル・ファンク
このところ心から音楽にのめりこむことがありませんでしたが、
今日はナイスな動画を見て久々にパソコンの前で踊り狂いました。

コンテンポラリーゴスペルのザ・クラークシスターズ。
ゴスペルですが濃厚なメロウファンクの香りがたちのぼる名演。
あんまり感動したので、いつでも見られるように貼っておきます。

タイトルどおり(なのか?)生きる喜びを感じさせてくれる歌に乾杯!


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GEORGE DUKE体験記@ビルボードライブ東京

2011-03-05 23:58:26 | ソウル・ファンク


ちょうど一年前に入会したビルボードライブ東京のクラブBBL。
溜まりに溜まったポイントは何に使えるのかといぶかしんでいたら、
ポイントで観られる公演があるという。対象はジョージ・デュークだ!
ということで、一度観てみたかったGeorge Dukeを観にビルボードへ。

ステージに次々と大柄なメンバーがあらわれ、ゆるくMCが始まる。
気難しい感じなのかとおそれていたジョージ・デューク先生だが、
日本語のカンペを見ながら「楽しんでくださ~い」とご機嫌だ。
しかしリラックスしたムードで演奏が始まるや技量に圧倒された!

曲にまったく詳しくない自分が感想を述べるなど100年早いが、
夜のしじまを縫うようにグルーヴィーな演奏に一瞬で引きこまれる。
おのおのがぞんぶんに力を発揮しジョージがとりまとめている印象で、
左手に2段のキーボード、右手にピアノを擁し中央にどっかと座り
機材を調整しながらサックスからエレピまでどんな音でも繰り出す。

ジョージ・ベンソン似のゴツいベースの方はイイ表情でビン・ブブンと
歌うようにベースを奏でる。ジョージと顔を見合わせ、あうんの呼吸で
スローからアップへとめまぐるしくテンポを変えてゆくさまは圧巻で、
当初ジョージよりベースの方に気をとられたほどの強烈な存在感だ。

ドラムの方も強力で、沢山のシンバルを効果的に使い細やかに
音量を調節しつつ、パワフルかつ繊細な演奏を聴かせてくれる。
グラミー賞をとったアルバムに参加されているそうで素晴らしい。

抑制された静かな滑りだしながらも演奏に熱がこもってくると
歌うようなドラムとベースの音が徐々にぐわわんと大きくなり、
ぐるぐると渦を巻くようなリズムに引きずりこまれる。すごい!
一曲を長く聴かせるスタイルで自然と首がハトのように前後する。

向かって右手の少し離れたところに座る赤いパンツのギターの方は
いい具合に枯れた味わいのルックスで、見た目からして渋い。
キーボードが主旋律を奏でていると思ったらいつの間にかこの方の
深みのあるギターに代わっていたりして、これまた油断ならない。

スッキリとしたジョージのボーカルはこのバンドにピッタリだ。
朗々と歌いあげる系ではないが、バランスのとれた声質で
タイトな楽器のあいだにシュっと違和感なく入りこんでくる。

当初4名では寂しいのではなどと思ったがトンでもない。その
音圧たるや、人数が倍以上のバンドにも引けをとらないだろう。
全体的にジャズやフュージョンというよりファンクという印象だが、
この編成でBrazilian Love Affairも奏でるのだから堪らない。

熱のこもった演奏に場内喝采、じっくり座って聴きながらも
最後はファンキーチューンでお客さんも踊りだしたりと、
聴いてよし、踊ってよしのジョージ・デュークのライブ。
ぜひまた観に行きたいと思わせてくれた大先生に乾杯!
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KOOL & THE GANG2011@ビルボードライブ東京(千秋楽)

2011-02-27 19:43:53 | ソウル・ファンク


自分にとって初めての1st&2ndぶち抜き参戦。
セカンドが始まるまで結構間があくが、その間に
クールファンの方々とたくさんお話できて嬉しい。

そしていよいよ始まったセカンドステージは、バンドと
オーディエンスが一体化した素晴らしいものだった!

前回と同様、前半は80年代のポップロックを軸に
たたみかけるように華やかなヒットパレードが続く。
どこを切っても代表曲ばかりで、人気の高さも頷ける。

人気の秘密はやはり幅広い音楽性にあると思う。
ボーカルのラベルさんがカバーして素晴らしい喉を
聴かせてくれたオープニングのマイケル同様、
クールの音もけっしてR&B一辺倒ではない。

ファンクライブには珍しくタテノリで飛び跳ねたりと
いろんな楽しみ方ができるのも彼らの醍醐味だ。

とはいえドファンキーな曲も聴きたいなと思ったら、
メンバーが急きょお客さんのリクエストにお応えして
なんと「Funky Stuff」を演奏してくれたのだ。

まるで双子のように控えるベル兄弟のカッティングと
カーティスさんの超絶キーボードに脳髄が痺れる。
なんというファンクネス!オールドファンの皆様が
ずっと待ち望んでいたのはこのサウンドなのだろう。

彼らの魅力はエンターテイメント性にもあると思う。
若い頃の映像を見ると飛んだり跳ねたりと物凄い
動きをしながら演奏しているが、さすがに今は厳しい。

そこを若手のフロントメンバーがしっかりと補完し
カッコイイ振りをつけて見事なコーラスを聴かせ、
オリジナルメンバーを盛りたてているのがうるわしい。
バンドのライブスピリットは昔と変わらないと思うし、
だからこそ各国で沢山のお客さんが集まるのだろう。

そして最も感動したのがラストのセレブレーション。
単純明快、聴く人をハッピーにする定番ソングだが
今回は天井を指差したショーン君から啓示を受けた。
彼はこう言っているのだ、「アゲアゲで行きましょう」と。

そうですねショーン君、↑アゲアゲで行きましょう↑

ビルボ―ドの全員で一斉に飛び跳ねる至福のひととき。
祝祭をもたらしてくれたクール&ザ・ギャングに感謝!
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KOOL & THE GANG2011@ビルボードライブ東京【1st】

2011-02-27 19:36:21 | ソウル・ファンク


昨年に続き早々に来日が決まったクール&ザ・ギャング。
今年も老若男女幅広いお客さんでビルボードライブは満員だ。
(→前回来日時の感想その

当初セカンドのみの予定だったが急きょファーストにも参戦、
珍しくかぶりつきで見たステージは別世界だった!

目線の斜めうえは照明で雪原のように輝くステージ。
視界めいっぱいに9名が散らばり、歌い、踊り、奏で、
お客さんとマメにコンタクトをとってくれる。メンバーの
汗の一粒まで見える好位置からの眺めはやはり格別で
メモリの足りない頭にはオーバーフローを起こすほど情報量が多く、
どこを見るか視点が定まらず左右をキョロキョロしてしまう。

ここぞというときに奥からシュルシュルと前に出てきて
歯を食いしばりながら茶目っけある表情でベースを弾く
クール・ベルさんの顔芸も見どころのひとつだし、
ニッコニコしながら凄い動きをするブロデリックさんや
ハイトーンボーカルのラベルさんにも目を奪われた。

シドニーを経て大阪・東京と連日の公演は体力的にも
さぞキツかろうと心配したが流石にプロフェッショナル、
いささかお疲れ気味ながらもガッチリとスクラムを組み
メンバー全員で鉄壁のヒットメドレーを聴かせてくれた。
ああ、汗だくのボーカル・つぶらな瞳のショーン君が眩しい。

しかし今夜はドントストップ。最終ステージもあるのだ!

続く
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ミッドナイト・スターみたび!

2011-02-22 23:45:10 | ソウル・ファンク
今日は2月22日。記念すべき猫の日に
にゃんともグッドなニュースが飛び込んできた。

重量級エレクトリックファンクを聴かせてくれる
ミッドナイトスターがコットンクラブにやってくる!

しかも4月に入ってすぐ、7日と8日ではないですか。

・・な、7日と8日!?Σ( ̄ロ ̄lll)

イベントが重なりスケジュール調整が大変ですが、
さっそくマイカレンダーを更新しました。
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追悼:ティーナ・マリー

2011-02-11 23:37:17 | ソウル・ファンク

読んでもほとんど理解できないディープな雑誌・bmr3月号。
今号も買ったのはティーナ・マリーの追悼特集があるから。

リック・ジェイムスの元恋人でド演歌みたいなファンクを歌う人、
程度しか知りませんでしたが、近年の楽しげなライブ映像を観て
数年前から来日のリクエストを出してきたティーナ・マリー。

特集では彼女がいかにブラックコミュニティから愛されてきたか、
生い立ちや人となりをせつせつと伝えてくれます。(良記事!)

一緒に掲載された詳細なディスコグラフィを参考に、
遅まきながらTeena Marieの世界を探検したいと思います。
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NHKソングス:ホール&オーツの回

2011-02-10 00:29:32 | ソウル・ファンク

ホール&オーツの回と知り、慌てて見ましたNHKのSONGS。
彼らのライブを見たのは確か8年前。ふだん聴いていなくとも
脳裏に刻まれたヒット曲は瞬時に色あせることなくよみがえる。

しかし「ブルーアイドソウル」という言葉は人種差別だと
インタビューで怒っていたダリル・ホールが印象的でした。

・・ブルーアイドソウルって差別用語だったのか!
音楽以外の部分で衝撃を受けましたが、彼らの音楽に
そのようなレッテルは確かに必要ないのだと思います。

番組で紹介されたのは珠玉の名曲ばかりでした
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チャカ・カーン@ビルボードライブ東京

2011-02-08 21:28:09 | ソウル・ファンク


楽曲に詳しくはないが一度は観てみたいCHAKA KHAN。
ディナーショー並みのお値段はかなり敷居が高かったが、
思いきってエイヤと向かいましたはビルボード東京!

ステージに次々と坊主頭のバンドと男女コーラスが現れる。
黒ずくめのカジュアルないでたちで比較的地味な印象だ。
そこに、満を持してモノトーンのチャカ様があらわれた!

以前観たシェリル・リンと同じく大きなアフロの彼女は
貫禄たっぷり、遠くからでも顔立ちの美しさがみてとれる。
そしてトンでもない歌声がビルボじゅうに響き渡った!

あああああああ~~ あいやああああああ!!

・・ひょええええ!これは凄い、凄いぞ!

凄い方だときいてはいたが、いやはや生チャカ様は格別だ。
丈夫なナイロンの糸をピンと張りつめたように強い強い声。
サビ以外は中低音域を活かしドスのきいた節回しなのに、
頭のてっぺんからレーザービームみたいな高音をはなつ。

彼女も50代後半、いくらなんでも高い声は厳しいのではと
心配したがトンでもない。高音こそわが命という感じで、
むしろキーが高くなるほど元気いっぱいになる印象だ。

女王様はご機嫌うるわしく、とても気持ちよさそうに
自慢のノドを惜しげもなくこれでもかと披露し続ける。
しっとりしたスローな曲も多く、我々は口をぽかんと開けて
チャカ・カーン御大の圧倒的な声量にひれふすばかり。

特に圧巻だったのが後半で披露された"Through The Fire"。
ずっと歌い続けているのにまるで疲れもみせず、足元から
湧きあがるようなエモーショナルな歌を聴かせてくれた。

いやもう、ものすごい歌声を聴かせていただきました。
バックボーカルのソロタイムもとても素晴らしかった。
・・と感激して終わる筈のステージだが、この後
思いもよらぬ笑撃の展開が待ち受けていようとは。

いよいよオーラスの「アイム・エブリ・ウーマン」。と、
そこにグラサンに白ジャケのスカした兄さんがあらわれ、
花束をチャカに渡しおもむろに踊り始めたではないか。

てか誰?あの方は誰ですか??

謎の日本人兄さんは異様なオーラをはなちつつ、
マイケルを愉快にしたようなコミカルなダンスで
観客をあおり、ステージところ狭しと踊りまくる。

友人が「もしかしてケント・モリでは」と気づくが
(そうか、どおりでダンスが上手いわけだ!)
地味なバックメンバーとの対比はまるでコントのよう。
兄さんのハイテンションなジャンプに思わず爆笑、
笑い転げているうちにステージが終わっていた。

あれ?ライブが終わっちゃったよ。珍客に気をとられて
肝心のチャカ様をぜんぜん見ていなかったよ

慌ててチャカを呼び戻すべく更にアンコールをかけるも
既にタップリ歌ってくれた彼女が舞台に戻ることはなく、
アイムエブリウーマン聴き逃しという衝撃の〆とあいなった。

いや~、爆笑で終わったライブは初めてだなあ(笑)
めっちゃ面白かったから私は大満足ですが、ラスト一曲を
じっくり見ようと期待された方は大丈夫だったのでしょうか?

その辺ちょっと気にはなりますが、最高に愉快なライブでした!
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