【前回の続き】
初日にライブを観てからダズバンドの歌がかけ巡り
頭がダズでいっぱいになったファンキーな週末。
こうしてはおれぬと月曜も早々に仕事を切りあげ、
向かいましたは今年2度目のコットンクラブ!
同じバンドでも日によってライブの手触りは違う。
最終日はその違いがスタートから歴然としていた。
スタイリッシュでクールなサウンドはそのままに、
スキップ・マーティンの更なる熱情がプラスされている。
そして座っているお客さんもスムクリよろしく
前ノメリになり一斉に斜め45度に傾いたのだ。
きっとコアなファンが最終日に集結したのだろう。
すごい集中力、これはいいステージになりそうだ。
その予感どおりに、最終日のライブも凄かった!
ボーカルのスキップは今日も渾身のパフォーマンスで、
ラッパを吹いたり情熱的なチークを踊ったりと大活躍。
親しみやすく華やかなオーラをこれでもかと発散する。
彼らは日によって微妙に曲順を変えているようで、
何度観ても飽きさせない。特に衝撃を受けたのが
中盤で披露されたゴツいファンクチューン"Swoop"。
思わず踊るのも忘れ口をあんぐり開いて立ちつくす。
ブブーン、ブブーンと唸りをあげるベース音と
キレのよいドラムがコットンクラブを包み込む。
どんなCDや映像でもぜったいに再現できない、
これは音楽を五感で味わう体験型アトラクションだ。
一聴して気に入った新曲"Don’t Play No Game"、
ジャズだがビートが力強い"Since I Fell For You"、
定番"Let It Whip"などジャズからディスコまで
なんでもござれ、イイ曲ばかりの幸せなひととき。
ダズバンドは2006年、2007年と観てきた。
初回はジャジーなサウンドがすばらしく、二度目は
徹底したパーティーバンドぶりでこれまたよかった。
そして今回は粋な旦那衆の繊細な手仕事が光る、
いわばいぶし銀の魅力あふれる江戸前ファンク。
できればこのメンバーでまた来日してほしい!
ライブ後、思いもかけず憧れのエリック・ヤン様と
ご対面を果たしたスイートな想い出とともに
(心優しきファンク仲間の皆さまに大感謝!)、
皆様のお早いお帰りを心よりお待ちしております。