2007年に行われて以来、3年ぶりのラオスフェスティバル。
初回はお客さんも少なくまったりムードのお祭りだったが今回は
知名度が上がったのか、かなりの混み具合で活況を呈している。
今年はラオスの歌姫・アレクサンドラをぜひ観たいと思ったが
公式サイトには何時から登場とも書いていないので行き当たり
ばったりにならざるをえない。まあ、これもお国柄だろうか。
ラオスの黒ビール

やラオスのうんまい焼き鳥をつつきながら
待つことしばし、なんだか調子のいい民謡が聞こえてくる。
思わずステージに駆けよると・・なんとそこで歌っていたのは
前回のラオスフェスでも素敵なパフォーマンスで魅せてくれた
アイドルグループ、オーヴァーダンスのARDSANAさんではないか!
(→前回登場時の衝撃は
コチラ)
アーサナさんが出るなら出ると、書いておいてくれなければ!
彼のこともホームページでちゃんと紹介してあげて下さいな。
怒りと喜びにふるえつつ、まずは彼の民謡タイムを堪能する。
しかしパンフレットでよくよくスケジュールをチェックすると、
メインステージで行われるアレクサンドラ姫のライブと、
サテライトステージでのアーサナさんの次回のライブとが
見事にバッティングしているではないか。どうしよう!?
そこで、メインステージとサテライトステージを同時に観るべく
慎重に焼き鳥を成敗し、レジャーシートを撤収して現場へ向かう。
さて、お目当てのアレクサンドラさんは才色兼備の女性で
麗しい声でお上品なポップスを歌いあげる。しかしながら
以前より彼女のCDを聴いて予想したとおり英語の歌が多く、
あまりラオスという感じはしない。それはそれでよいのだが、
個人的にタイ系音楽は民謡やヒップホップのほうが好きなので
途中でサテライトステージへと鞍替えし、アーサナさんを待つ。
見映えのよい彼とラオス民族舞踊団とのコラボレーションは
さぞかし華やかだろうと期待したが、なぜか民族舞踊団は
もう帰ってしまった(!)とのことで、残念ながらふたたび
単独ライブとなった。しかしこのステージがとてもよかった!
カラオケバックで一人歌うのは少し寂しい感じがしたが
そこはステージ馴れした彼のこと、ダンサブルな楽曲と
気をそらさないパフォーマンスでお客さんをひきつける。
ラップに民謡、ラテンをとりいれた独特のポップスもすばらしい。
最後はステージの周りに聴衆の輪ができ、喝采を浴びた。
彼が所属するオーバーダンスもぜひ観てみたいものだ。
きっと、本国で有名な実力派グループだと思うから。
彼らのCDが欲しかったが、ブースで売っておらず誠に残念。
タイフェスのように大きなイベントではないが、手作りの
ぬくもりがあるラオスフェスティバル。回を重ねるごとに
確実にパワーアップしていると思うので、ぜひまた開催して
頂きたいと思う。国フェス好きとして、応援しております。