ありえないほどの回数をこなしたThis Is Itだが、
観るほどにフラストレーションが溜まってくる。
・・やはり立って踊りながらマイケルを讃えたい!
そんな踊る阿呆にうってつけのイベントが
スタンディング&ダンシングOKの特別興行だ。
以前提唱した「歌って踊れるマサラシステム」が
ついに実現するとあって、絶対行かねばならぬ。
・・というわけでやってきました川崎チネチッタ。
ロビーには”MJバー”もあり気分を盛りあげる。
折角なのでワインを注文し、ほろ酔いで着席するが
「1階スタンディングゾーン」とはなんぞや?
一部座席をとっぱらうのかと思えばさにあらず、
大ホールの前半部を「立ち見可能」としてある。
レイトショーとあって席は余裕たっぷり、静かな客席に
「私ひとりタコ踊りしてたらどうしよう?」と不安になったが、
開始するや割れんばかりの拍手で次々と立ちあがる。
熱気に感きわまり、鑑賞12回目にして初めて泣いた。
そう、THIS IS ITをこんな風に観たかったのだ!
心ゆくまでマイケルと歌い、好きなだけ拍手して大満足。
皆様とてもノリがよく、ヒューヒュー雄たけびをあげつつ
曲間のみならずマイケルがポーズを決めるたび喝采。
映画のセリフをオウム返しに連呼する人までいて笑った。
「僕がキューを出す」 ”ぼくがキューを出す!”
一曲目からほぼ2時間踊りっぱなしで歌いっぱなし、
「アイルビーゼア」で両手を大きく左右に振ったり
「ビートイット」でジャンプしたりとやりたい放題。
「スムースクリミナル」では帽子に黒いスーツの
謎めいたお兄さん達がスクリーンの前で踊る(笑)
静かに映画を観たい方は卒倒しそうな光景だが、
だからこそ公にスタンディングOKなのは有難い。
チネグランデは840名超入る大きなシアターで、
天井が高くフィルムコンサートにぴったりだと思う。
ボリューム特大の爆音仕様なのもライブ向きだし、
お酒片手にリラックスして存分に暴れられる。
川崎スタンディング上映は12月31日まで開催中。
終電を気にしつつの参戦だが、本当に行ってよかった。
チネチッタ様、楽しい企画をありがとうございました。
ロンドン公演を味わいたい方に超オススメです!