猫山の乳がん日記

2009年11月、2年半かかった乳房再建が完了。ホルモン治療は副作用のため1年間で中止し、無治療です。

その後の枇杷酒

2009年11月12日 | 身辺雑記
6月に漬けた枇杷酒がいい色になってきたので
先日から飲み始めました。

が。

がんが消えた!という話は眉唾にしても
枇杷に含まれるアミグダリンという成分に
炎症やがん細胞を殺す作用があるといろんなとこに書いてあったので
とりあえずいいことには違いないと思って
手間暇かけて枇杷酒を作ったわけですが。

そんな作用ないらしい。
それどころか青酸(←猛毒の)を発生させるらしい

日本で昔から体にいいとされているものは
ちゃんと何らかの根拠があるのだと信じてました。
枇杷を食べ過ぎるなと言われているのはそういう怖いことだったのね
と思って、ちょいと調べたところ、、、


 <猫でもわかるアミグダリンの話
 アミグダリンは枇杷の他にアンズ、梅、モモなどにも含まれる。
 アミグダリンは体内で加水分解されると青酸を発生する。
 といっても、果実が成熟するにつれて毒は消失するので
 食品として食べるものには問題ない。
 (じゃないと梅干食べられないし)
 成熟してない梅を1日に何百個も食べるという次元でしか
 致死量には至らない。

 しかし、サプリメントにすると大量のアミグダリンを摂取できてしまうので
 サプリ服用での死亡例もあり、アメリカでは販売禁止となった。

 枇杷自体は血圧、血糖値、コレステロール値を下げたり
 皮膚病を治す薬効があることがわかっているので、
 常識の範囲内での摂取はよい。
 ただ、がん細胞を殺す云々の作用はないと研究でわかっている。

 (国立健康栄養研究所のデータなどによる)




手間隙かけて作ったこのお酒への愛着は薄れたけど、
夏はあせも対策に重宝したし、今は吹き出物のクスリにもしているので
外用として使おうかな。


今回の教訓:
・昔からの言い伝えも一応疑ってみるべし。
・ネット検索はいろんな角度から行うべし。
(「枇杷酒 作り方」で調べると良い情報が多くヒット、
「枇杷、アミグダリン、薬効」などで検索すると良くない情報が多くヒットする)
・夜中にこういう調べものをする暇があるなら、そのぶん早く寝たほうが
 よほど健康には良い。










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