体質改善

乳がんの人のHPやブログをよく徘徊している。

ごく初期のがんだったが、
再発したとか他臓器に転移したとか
最近よからぬ話ばかりを拾ってしまう。

がん友さんたちの中ではホルモン治療中に
子宮がん検診で「グレー」判定の人が続出。
先日は「クロ」の人も。

仲間がいる、情報が多いというのは
常に諸刃の剣です。

救われることも多いけど
不意に怖い情報に出くわして
すっと血の気がひくような不安や恐怖を感じる
ことも多い。

今日も無事に過ごしました、なんてことは
いちいち書かないけど
悪い出来事は克明に記録するから
全体として悪い情報ばかりが頭に残るんだな。

徘徊はしばし自粛。


本日のよかったこと
どーしよー　電車で座れたことぐらいしか思いつかない…
（遠距離通勤なので「座れる」ことは
その日の疲労度を左右する重要な要素ですが）

私が「本日のよかったこと」を再開しようと思ったのは
普通に日常生活が送れることのスバラシさを忘れないように
するためというのもありますが
「私の人生ってツイてない」と思ってしまう体質を
改善したいからという目的もあり。

イヤなことはしつこく覚えているけど
よかったことはイヤなことほど頭に残らない。

特にこの1年、
病気になったこと自体は不運とも「どうして私が？」とも
思ったことはないけど、
病理を間違えられるとか
胸が想定外の形になってしまったとか（これは私の体質のせいではありますが）
確率的に低いことばかりがなぜ私の身にふりかかるのだろう、
やっぱり私はツイてない、と思ってしまうようになった。

でも、思い起こしてみると
その後で受けた婦人科の手術では
病理結果が良性だったとか子宮も卵巣も全部無事とか
よかったこともあったはずなのに
そういうのは時間が経過すると
「よかったこと」から「当然のこと」に変化し、
それらがラッキーだったとか幸せだったというふうには
思わなくなっている。

なのに「悪いこと」は時間が経っても「悪いこと」のまま。

だから日々のプチ幸せを意識的に記録するのを習慣にすれば
ツイてない（と思ってしまう）体質をちょっとは改善できるかなぁと
思ったのだけどどうでしょうね？