猫山の乳がん日記

2009年11月、2年半かかった乳房再建が完了。ホルモン治療は副作用のため1年間で中止し、無治療です。

いのちの授業

2008年08月09日 | 身辺雑記
昨日の新聞に、9年前に乳がんになった後、
学校に車椅子のマラソンランナーや性同一障害の作家など
様々な人を招いて命を考える授業を行っている
元保健室の先生(山田さん)のことが紹介されていました。

子供たちがあまりにも容易に
「死ね」とか「殺す」という言葉を発するのを見て
このような活動を始められ、
転移があり、日々体調が悪化する中で
講演を続けられています。

記事の中で胸に刺さった言葉。

 いのちの授業を依頼した乳がんで余命1ヶ月を宣告された方は
 死の間際に子供たちを病室に呼んで、言った。
 「人が死ぬということは、ごはんが食べられなくなり、
 歩けなくなり、お水が飲めなくなることなの。
 あなたたたちはそれが全部できるでしょ。
 今のうちにやりたいことを精一杯やって
 悔いのない人生を歩んでください」

去年、私はそうやって人が死んでいく過程を
目の当たりにし、普通に食べたり、歩いたり、
働いたりできることって実はすごいことなんだ
ということを忘れないようにしよう!と思いました。

が、、やはり人間は愚かなもので
他人を羨んだり、しょーもないことに腹を立てたり
なんかつまんない、と思ってみたり…
日々そんなことの繰り返しです。

そして、仏前や墓前で手を合わせるとき
大好きだった車の運転ができなくなり
最後の方は助手席に座っていることすら困難だった
父のことを思い出し
「あ、ここまで自分で車を運転して来られるって
ことだけでもすごいことなんだよね」って思って
悔い改めたりしてます。


近頃、自ら命を絶つ人があまりにも多くて、
(しかも他人を道連れにしたり…)
死にたいぐらい辛いことがあるのもわかるけど、
生きたくても生きられない人がたくさんいるんですよー
と声を大にして言いたいです。

最後に山田さんの講演から。
・大切なのは自分をさらけ出せる友達。
 今はいなくても、人に優しくしていれば必ずめぐり合う。
・一日を一生と思って生きる。


ちなみに、山田さんのブログはこちらです。
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本日のよかったこと
サザンライブのチケット到着。
良席ゲットの予感がなぜかしていたけど
ほんとになかなかいい席でした




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2 Comments

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TVでみました。 (YUKO3811)
2008-08-11 17:39:57
子ども達に命の大切さを伝えてくれるなんてすごい嬉しいことです。
元気が1番なんて思いつつ、ショーもないことに腹.......立てちゃってるな、アタシ
もっと1日を大事にしなきゃですね。


サザン......いい席なんておめでとうございます
ガッツリ楽しまなきゃですね
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Unknown (猫山)
2008-08-12 01:04:03
TVでもやってたんですね。
モルヒネ打ちながら講演続けてるって
すごいパワーだなと
思いました。

あと、やっぱり言葉だけでは
特に子供には伝わりにくいので
病床に子供たちを呼んで、自分の姿を見せた
という患者さんも尊敬です。
最期の方って言葉を発すること
すら辛いのに。

日々なんとなく生きていて
たまにこういうのを目にすると
ハッとしますね。
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