年末にこういうのが新聞に載ってたのを思い出しました。
「乳がんかも…画像診断 医師補助するソフト開発」
岐阜大学大学院医学系研究科の藤田広志教授(知能イメージ情報学)の
研究グループが、超音波で撮影した女性の乳房画像をコンピューターで分析し、
乳がんの可能性がある部位を医師に知らせるソフト「乳腺超音波画像
コンピューター支援診断(CAD)システム」を開発した。
医師の診断をコンピューターで補助することで、がんを見落とす確率が
大幅に減ると期待される。
CADは超音波で乳房を撮影し、3次元の立体画像にしてコンピューターで
分析。乳がんの恐れがある部分を画面上で矢印などで示すことで医師に注意を
促す。検診車などによる集団検診や人間ドックでの使用を想定しており、
一度に多くの画像を診断する医師を補助し、乳がんを見落とす確率を減らすこと
を目指している。
乳がんは女性のがん罹患(りかん)率1位。現在の乳がん検診は
マンモグラフィー(乳房X線撮影)が主流だが、母乳をつくる組織の乳腺が
白く映るため、乳腺密度が高い若年層だとがんが見えにくく、
小さながん細胞だと見落とす可能性もあるという。
藤田教授らは、超音波で撮影すると、がんの部位が黒く丸い影として
映ることに注目。これまでに乳がん患者の画像データ約109症例を集め、
がん細胞を識別するようにプログラムを作成した。
とはいえ、約150枚に上る超音波の立体画像解析で、
がんに似た細胞に反応する「偽陽性候補」が平均4カ所あるなど、
最近の実験でCADによるがん検出率は81%。
共同研究者の福岡大輔・岐阜大准教授は「医師のうっかりミスを防ぐのが
主目的なので、必ずしも検出率100%でなくてもいいが、
1千症例ぐらい集め、もう少し精度を上げたい」と話す。千差万別の乳がんの
形態などを記憶し、自動診断する自己学習機能の向上も課題という。
研究は文部科学省の知的クラスター創成事業の一環で、産学協同による
地域経済の活性化が目的のため、将来の商業化が求められている。
企業などと協力して来夏にも医療機関向けに商品化する予定。
藤田教授は「人種的な特徴なのだろうが、アジア人は欧米人より乳腺密度が
高い人が多い。需要はあると思う」と話す。11月30日に米シカゴであった
北米医学放射線学会で研究成果を発表するなど、世界でも注目されている。
国立病院機構名古屋医療センター放射線科の遠藤登喜子部長は「超音波は
撮影画像が膨大。コンピューターで診断を支援してくれたら助かる。
マンモグラフィーと補完し合えば、乳がんの早期発見に大きく役立つだろう」
と期待している。
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医師とこういうソフトと二人連れで画像を見てくれれば
安心度UPですね。
こういうニュースって見かけても、実用化はほど遠かったりするけど
これは来夏に商品化の目処がたっているということだし。
ところで、なんでこのニュースを思い出したかというと
複数個の腫瘍があり、先日乳がん手術を受けた人がいて
その人が昨年市の検診(マンモ+触診)を受けていたのに
「異常なし」だったというのを聞いたためです。
この人は若年でないので、乳腺密度が濃くて見つけにくいという
こともないのに、複数のしかも大き目の腫瘍が1個もうつってなかった
というのは不思議だけど、もしこういう支援ソフトがあったら
複数のうちの1個ぐらいは「ここにあるよ
」って
ソフトが示していたかもしれないのになぁと思ったのです。
再撮影しても乳腺専門医が見ても、画像上は見当たらないという
その理由はわからないままだけど、
でもマンモで無理だったとしても、複数個、しかも大きめだったのだから
触診で十分発見できたはず。
そんな大きな腫瘍も見つけられないような医師が担当していては
市民の命が危ないので、その人から市に医師を変えるよう訴えて
もらいたいけど、その方は控えめな方なので、そういうクレーム
をつけるようなことは(クレームじゃないと思うけど)したくないようで…。
術後で治療中の身で、それどころじゃないっていうのもあると思いますが。
乳がん検診研修とやらを受ければ、医師は検診を担当できるようで、
このような集団検診の質の低さはいろんなところで見聞きしていたので
(もちろん集団検診で早期発見した人もたくさんいます!)
私は最初から乳腺専門医のところへ検診に行ったのですが
それでも最初見つけられなかったので
(「微妙」な形状だったそうで…
)
もうこうなってくると「運」ですね。
支援ソフトの開発と実用化、頑張ってくださーい。
それと日進月歩でこういうのが次々と出てくるので
長生きしなくちゃ
「乳がんかも…画像診断 医師補助するソフト開発」
岐阜大学大学院医学系研究科の藤田広志教授(知能イメージ情報学)の
研究グループが、超音波で撮影した女性の乳房画像をコンピューターで分析し、
乳がんの可能性がある部位を医師に知らせるソフト「乳腺超音波画像
コンピューター支援診断(CAD)システム」を開発した。
医師の診断をコンピューターで補助することで、がんを見落とす確率が
大幅に減ると期待される。
CADは超音波で乳房を撮影し、3次元の立体画像にしてコンピューターで
分析。乳がんの恐れがある部分を画面上で矢印などで示すことで医師に注意を
促す。検診車などによる集団検診や人間ドックでの使用を想定しており、
一度に多くの画像を診断する医師を補助し、乳がんを見落とす確率を減らすこと
を目指している。
乳がんは女性のがん罹患(りかん)率1位。現在の乳がん検診は
マンモグラフィー(乳房X線撮影)が主流だが、母乳をつくる組織の乳腺が
白く映るため、乳腺密度が高い若年層だとがんが見えにくく、
小さながん細胞だと見落とす可能性もあるという。
藤田教授らは、超音波で撮影すると、がんの部位が黒く丸い影として
映ることに注目。これまでに乳がん患者の画像データ約109症例を集め、
がん細胞を識別するようにプログラムを作成した。
とはいえ、約150枚に上る超音波の立体画像解析で、
がんに似た細胞に反応する「偽陽性候補」が平均4カ所あるなど、
最近の実験でCADによるがん検出率は81%。
共同研究者の福岡大輔・岐阜大准教授は「医師のうっかりミスを防ぐのが
主目的なので、必ずしも検出率100%でなくてもいいが、
1千症例ぐらい集め、もう少し精度を上げたい」と話す。千差万別の乳がんの
形態などを記憶し、自動診断する自己学習機能の向上も課題という。
研究は文部科学省の知的クラスター創成事業の一環で、産学協同による
地域経済の活性化が目的のため、将来の商業化が求められている。
企業などと協力して来夏にも医療機関向けに商品化する予定。
藤田教授は「人種的な特徴なのだろうが、アジア人は欧米人より乳腺密度が
高い人が多い。需要はあると思う」と話す。11月30日に米シカゴであった
北米医学放射線学会で研究成果を発表するなど、世界でも注目されている。
国立病院機構名古屋医療センター放射線科の遠藤登喜子部長は「超音波は
撮影画像が膨大。コンピューターで診断を支援してくれたら助かる。
マンモグラフィーと補完し合えば、乳がんの早期発見に大きく役立つだろう」
と期待している。
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医師とこういうソフトと二人連れで画像を見てくれれば
安心度UPですね。

こういうニュースって見かけても、実用化はほど遠かったりするけど
これは来夏に商品化の目処がたっているということだし。
ところで、なんでこのニュースを思い出したかというと
複数個の腫瘍があり、先日乳がん手術を受けた人がいて
その人が昨年市の検診(マンモ+触診)を受けていたのに
「異常なし」だったというのを聞いたためです。
この人は若年でないので、乳腺密度が濃くて見つけにくいという
こともないのに、複数のしかも大き目の腫瘍が1個もうつってなかった
というのは不思議だけど、もしこういう支援ソフトがあったら
複数のうちの1個ぐらいは「ここにあるよ

ソフトが示していたかもしれないのになぁと思ったのです。
再撮影しても乳腺専門医が見ても、画像上は見当たらないという
その理由はわからないままだけど、
でもマンモで無理だったとしても、複数個、しかも大きめだったのだから
触診で十分発見できたはず。
そんな大きな腫瘍も見つけられないような医師が担当していては
市民の命が危ないので、その人から市に医師を変えるよう訴えて
もらいたいけど、その方は控えめな方なので、そういうクレーム
をつけるようなことは(クレームじゃないと思うけど)したくないようで…。
術後で治療中の身で、それどころじゃないっていうのもあると思いますが。
乳がん検診研修とやらを受ければ、医師は検診を担当できるようで、
このような集団検診の質の低さはいろんなところで見聞きしていたので
(もちろん集団検診で早期発見した人もたくさんいます!)
私は最初から乳腺専門医のところへ検診に行ったのですが
それでも最初見つけられなかったので
(「微妙」な形状だったそうで…

もうこうなってくると「運」ですね。
支援ソフトの開発と実用化、頑張ってくださーい。

それと日進月歩でこういうのが次々と出てくるので
長生きしなくちゃ

なのでしょうか…。市の検診が視触診のみって
ひどいですね。(しかも婦人科医でしたっけ?)
10月になると受診率UP
なっているけど、いろんなタイプの見つけにくい
がんがあるので、検査の質UP
力を注いでほしいもんです。
職場の検診では、まずエコーを受けたけど、その時点で同じ個所をクルクル撫で回されたから不安になって、視触診の際に「乳がんかどうか、今分かります?」って聞いたんです。
でも、その医師には分からなかったのか結果には「粗造な乳腺を触れる」としか書いてませんでした。私の場合は、エコーさまさま