ネコオヤジのゆらりゆらゆら生活

これから数ヶ月のテーマは「ゆらりゆらゆら生活」です。私が興味を持っているもののまわりをゆらりゆらゆらして書いてみます。

ソウル・最新カフェ事情 スタバ密度、東京以上でした!チェーンカフェ文化、百花繚乱なり。

2005-07-24 22:51:34 | 海外&外国語
週末にソウルに遊びに行ってきました。いくつかレポートしますが、今日はまず、ソウル最新カフェ事情。一言で言えば、ソウルはスタバ系カフェの大ブームでした。まず、ブームに火をつけたスタバ。ほんの一年前くらい前まで、ソウルに明洞とか2,3店しかなかったのに、今回街を回っている途中に何店みつけたか数え切れないくらいやたらありました。ソウルのスタバ密度は世界一だったりしませんか?アンティークな雰囲気で人気の仁寺洞に今度できた店は、街の美観を害さないように、とかで世界で初めて店頭でアルファベットのスターバックスという表記をせずハングルのみの表示という店で話題と聞いていましたが、行ってみたら何てことありませんでした。そもそもすでに仁寺洞のほかの店でもアトリエとかブティックとかアルファベットの表示はいっぱいありますし、マクドナルドなどもすでにあるので、話題づくりということでしょうが、あまり意味を感じませんでした。これ以外にもいたるところにスタバができていました。初めてソウルに行った10年ほど前は、コーヒー文化というべきものが全くないのに驚き、ホテルで飲むコーヒーもインスタントみたいで愕然とした覚えがありますが、それを思えば目覚しい変化です。スタバ以外にも、クロワッサンの店とか、シアトル系とか、欧米系と思えるチェーンのカフェがやたらに増えていました。タリーズは私が回った範囲では見かけませんでしたが、日本にないものの方が多かったです。韓国のコーヒーはおいしくないと長く決め付けていましたが、いよいよコーヒー文化急速に勃興ですね(とんでもなくまずいコーヒーを出す店もまだまだ多いですが)。ふと気づいたのですが、いわゆる外資系外食がこんなに韓国に積極的に進出してるのは、日本をあえて敬遠してるのではないでしょうか?日本で成功するのは難しいという情報が広く出回って、それよりはやさしい(らしい)韓国を狙い撃ちしてるのではないでしょうか?ポール、でしたっけ、とてもおいしいコーヒーを出すアメリカのカフェが六本木とかに店を出しましたが、すぐつぶれましたよね。バーガーキングも失敗したし。友人が案内してくれたスーパーのカルフールは夜9時を過ぎても満員の盛況でした。日本から撤退したのはご承知のとおりです。確かに、日本の客は世界一むずかしいだろうなという気がします。もし私が経営者なら日本だけは避けて、ソウルとか上海・北京とか、台北とかに進出するでしょう。世界の外食市場は、日本とそれ以外に分類できる、って感じですか。日本の消費者の難しさが、最大の非関税障壁ということかも。世界中で人気の安くておいしいいろんなカフェやレストランのチェーンがもっと日本に入ってきたら楽しいだろうにとは思いますが、シビアな日本市場を避ける方が、企業判断としては的確でしょう。